欧亜連絡運輸とは? わかりやすく解説

連絡運輸

(欧亜連絡運輸 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 07:10 UTC 版)

連絡運輸(れんらくうんゆ)とは、2つ以上の運送事業者間を経由する旅客貨物を運送する場合に、関係事業者間で締結した契約に基づき行われる運送業務のことである。




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欧亜連絡運輸

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連絡運輸」の記事における「欧亜連絡運輸」の解説

戦前には日本から大陸へ渡りシベリア鉄道ユーラシア大陸横断して欧州へ向かうことができ、日本発着連絡切符販売されていた。日本からシベリア鉄道接続するまでの経路には複数ルート存在しており、1934年昭和9年12月頃には下記のような経路があった。 釜山新京経由ルート山陽本線下関駅から関釜連絡船下関 - 釜山)で日本であった朝鮮半島南端釜山渡り朝鮮総督府鉄道南満州鉄道で、新京満州国首都) - ハルビン - 満州里満州国ソ連国境) - チタソ連)と経由しシベリア鉄道接続する大連新京経由ルート山陽本線神戸駅または門司駅から大阪商船神戸 - 門司 - 大連航路大連渡り南満州鉄道新京に至る。新京から先は釜山新京経由ルートと同じ経路シベリア鉄道接続する敦賀ウラジオストク経由ルート北陸本線敦賀港駅汽船との接続のため敦賀港設けられた駅。船舶発着時の旅客列車入線した)からウラジオストク航路ウラジオストク渡りシベリア鉄道接続する。 これらの中で最も早く欧州到達できるのは、釜山新京経由ルートであった1日目15時東京駅出発し12日目の17時モスクワ到着する14日目の9時23分にベルリン15日目の6時43分にパリ着。ローマに向かう場合ワルシャワ乗り換え東京出発から16日目の9時にローマ着。ロンドンに向かう場合ベルリン乗り換え東京出発から16日目の16時55分に到着する時刻はいずれ現地時刻)。 欧亜連絡時刻表釜山新京経由ルート1934年昭和9年12月時刻はすべて現地時刻列車便名日数時刻発着駅・港名発着時刻日数列車便名特急1列車富士1日 15:00東京15:25 16日 特急2列車富士2日 09:30下関20:30 15日 関釜連絡船1便 10:30 発 着 19:30 関釜連絡船2便 18:00釜山 発 11:30 急行1列車「ひかり」 19:20 発 着 10:50 急行2列車「ひかり」 3日 21:00新京07:00 14日 北満鉄道南部線4列車 4日 09:20 発 着 15:00 13日 北満鉄道南部線3列車 14:40ハルビン09:25 北満鉄道西部線3列車 5日 08:30 発 着 14:30 12日 北満鉄道西部線4列車 6日 07:10満州里16:10 11シベリア鉄道 13:10 発 着 08:20 シベリア鉄道 12日 17:00モスクワ17:45 422:45 発 着 11:35 北急行 13日 14:05 発 ストルプツェ(乗換駅) 発 15:27 3北急行 21:45ワルシャワ07:15 22:50 発 着 06:18 1409:45ベルリン18:20 215日 06:43パリ23:05 1日 シベリア鉄道ルートヨーロッパ到達できる最速の手であったが、ソ連政府外交官軍人等の政府関係者以外に査証をあまり発給しなかったことや旅費高額だったことから、戦前欧州渡航横浜 - 北米大陸横断鉄道 - ロンドン行程25日前後)の東回り海路一般的だった。他にスエズ運河経由西回り海路存在したが、行程50日前後かかる。他の渡航手段比べれば多く時間要するものの、西回り日本郵船欧州航路乗れば日本食提供され乗り継ぎの必要もない上に、面倒なCIQ事務長代行してくれるため、急がない客には好まれていた。 なお1937年昭和12年1月当時東京からロンドンへは、釜山・モスクワ・ワルシャワ・ベルリン経由13,686 km運賃一等795円、二等560円、三等390円だった。ちなみに当時銀行員初任給70円、物価時刻表一冊が25銭、コーヒー1杯が15程度だった。

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