国際連絡運輸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 15:14 UTC 版)
連絡運輸は自国内の事業者相互間にとどまらず、国外の鉄道との間でも行われることがある。日本は国土を海に囲まれているため、国外の鉄道との連絡運輸には国外へ渡る船(鉄道連絡船はもちろん、鉄道連絡船以外の航路の場合もある)も含まれることが一般的である。 日本と韓国の間では1988年(昭和63年)7月から2015年(平成27年)6月まで、「日韓共同きっぷ」が設定されていた。JR各社の主要駅から、新幹線・特急・寝台特急などを使用した下関駅・博多駅までの乗車券と特急券、そこから釜山までの船舶の乗船券、そして釜山駅からソウル駅までのKTX(韓国高速鉄道)の乗車券がセットにされた、特別企画乗車券として設定・販売されているものである。 また2006年(平成18年)4月から2015年(平成27年)7月まで「コリアレール&ビートルパス」という名称でJR九州高速船(博多港 - 釜山)の往復乗船券と韓国鉄道公社の路線が乗り放題となる乗車券がセットになったものも存在したが、格安航空会社の登場や訪韓観光客の減少などで利用率が低迷したため、韓国との国際連絡運輸を行う切符は相次いで販売終了となった。 太平洋戦争終結までは、日本各地から朝鮮、満州、中華民国、さらにはシベリア鉄道を経由してパリ、ローマ、ロンドンなどの欧州主要都市に至る国際連絡運輸(欧亜連絡運輸)が行われており、それら各地への連絡切符を主要駅で購入する事ができた。
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