国際連系線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 09:35 UTC 版)
国境を跨ぐ連系線を国際連系線という。 1915年、デンマークとスウェーデンとの間のエーレスンド海峡に海底ケーブルが完成し、これにより、デンマークでは、スウェーデンの水力発電所で発生した安価な電気を利用できるようになった。以降、ヨーロッパでは、陸上に、また海底に、多数の国際連系線が建設された。2008年には、ノルウェーから北海の底を這って約580 km南下し、オランダに上陸する当時世界最長の海底ケーブル NorNed が運転を開始した。2021年にはノルウェーからイングランドまで約720 kmの North Sea Link が運転を開始した。 カナダとアメリカ合衆国との間には多数の国際連系線があり、水力発電が盛んなカナダは、アメリカ合衆国に電力を輸出している。 2021年現在、日本には国際連系線は存在しない。
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