大島一郎編(1987)
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「八丈方言関連の文献一覧」の記事における「大島一郎編(1987)」の解説
成立又は発行年著者又は編者書名、論文名発表誌、その他天明2年(1782) ? 『海島風土記』 約80の語彙を収載。 天明年間(1781-1789) 佐藤行信 『伊豆海島風土記』 収載語彙は『海島風土記』と同じもの。 寛政3年(1791) 秋山章編 『南方海島志』 別名『伊豆海島志』。 寛政8年(1796) 応斎 『七島日記』 代官三河口太忠随行の従者応斎による日記。 寛政8年(1796) 応斎 『巡島日記抄』 『七島日記』とほぼ同じ内容。昭和4年(1929)「伊豆七島日記」として『民俗資料叢書第4編』に収録。 寛政9年(1797) 古河古松軒 『八丈島筆記』 約30の語彙を収載。 寛政13年(1801) 三島正英 『伊豆七島風土細覧』 八丈3島の約80の語彙を収載。別名『豆州風土記』。 享和2年(1802) 高閔愼(本名高橋与一) 『園翁交語』 「八丈島語集」を収める。 文化年間(1804-1818) 松田兵右衛門 『八丈島流人之咄』 『本多利明異国話』所収。 文化8年(1811) 大原正矩 『八丈志』 約60の語彙を収載。 文化8年(1811) 服部義高 『八丈島裁衣織』 約80の語彙を収載。 安永 - 文政年間(1772-1830) 大田南畝 『一話一言』 巻26に『八丈島俗通志』から転載した約200の語彙を収載。 ? ? 『八丈島物語』 約80の語彙を収載。『本多利明異国話』所収。 天保 - 弘化年間(1830-1848) ? 『三宅島新島八丈島三ヶ島刑法大秘鑑』 八丈島の約30の語彙を収載。 弘化5年(1848) 鶴窓帰山 『やたけの寝覚草』 約100の語彙を収載。方言による会話文も収める。昭和60年(1985)勉誠社文庫133収録。 ? ? 『八丈四島日記「海島志」抄』 約40の語彙を収載。 安政2年(1855)頃にほぼ完成 近藤富蔵 『八丈実記』 天地・時刻・衣服・飲食など10部門に分けて約300の語彙を収載。昭和39年(1964)、緑地社より翻刻。 文久元年(1861) 近藤富蔵 『八丈島年表』 ? 明治11年(1878) F.V.Dickens,E.Satow 「Notes of Visit toHachijo in 1878 -Dialect」 『日本アジヤ協会会報』6。 明治33年(1900) 保科孝一 「八丈島方言」 『言語学雑誌』第1巻2、3、4、7、10号。 明治34年(1901) 荻原正夫 『伊豆七島志』 『南方海島志』寛政3年(1791)を補修したもの。3巻、2冊。 明治35年(1902) ? 「伊豆七島図絵」 『風俗画報』253、『一話一言』の語彙の引用が主。 明治42年(1909) 八丈島教育会編 『音韻取調書』 ? 明治42年(1909) 八丈島教育会編 『口語取調書』 ? 明治44年(1911) 八丈島教育会 「八丈島方言」 『島教育会雑誌』1 - 6。 大正3年(1914) 薄恕一、青木秀虎 『八丈ヶ嶋』 国文館。 大正10年(1921) 大脇繁吉 『八丈島仙郷誌』 昭和3年(1928)改訂版発行。 昭和3年(1928) 田村栄太郎 「八丈島方言 上」 『国語国文の研究』20 昭和5年(1930) 望月誼三 「八丈島方言の研究」 ※原文では望月と丸尾の項が混同されていた 昭和6年(1931) 丸尾芳男 「八丈島方言-中之郷村方言集-」 『方言誌』1。国学院大学方言研究会。 昭和6年(1931) 松本茂雄 『八丈島方言』 ? 昭和7年(1932) 吉田貫三 『八丈島方言と八丈節』 大賀郷仙郷堂。昭和9年(1934)増訂。 昭和8年(1933) 本山桂川 「八丈島に於ける村別方言異同に関する二三の報告」 『国学院雑誌』39-2。 昭和8年(1933) 菊地治可編 『八丈島方言集』 ? 昭和9年(1934) 本山桂川 『海島民俗誌 伊豆諸島篇』 一誠社。同書所載の「八丈島方言抄」は、『国学院雑誌』39-2の論文とほぼ同じ内容。 昭和9年(1934) 橘正一、東条操 「本州東部の方言」 『国語科学講座』7。明治書院。 昭和9年(1934) 籾山徳太郎編 『伊豆七島八丈島動物方言』 籾山鳥学研究所。 昭和11年(1936) 国井末吉編 『八丈之現勢 上巻』 八丈島文化協会(大賀郷村)。あいさつ文4例、54の語彙を収載。 昭和11年(1936) 宮本馨太郎 『八丈島三ツ根方言集(附方言歌謡)』 『趣味叢書』22。土俗趣味社。約200の語彙を収載。 昭和12年(1937) 永久保満 『趣味の東京府 八丈島誌』 南日本新聞社。約150の語彙を収載。 昭和16年(1941) 平山輝男 「言語島八丈島と黒潮」 『コトバ』3-4。国語文化研究所。八丈島のアクセントについてはじめて触れたもの。 昭和16年(1941) 平山輝男 「豆南諸島のアクセントとその境界線」 『音声学協会会報』67、68。 昭和18年(1943) 金田一春彦 「伊豆諸島の音韻とアクセントところどころ」 『方言研究』8。 昭和23年(1948) 北条忠雄 「八丈島方言の研究-特に上代性の遺存について-(一)(二)」 『日本の言葉』6、7。 昭和25年(1950) 国立国語研究所 『八丈島の言語調査』 ※この時の調査カードを金田章宏がエクセル化。 昭和25年(1950) 菊地正文 『八丈島方言の概観』 国立国語研究所報告書。 昭和26年(1951) 大間知篤三 『八丈島-民俗と社会-』 稿本。国立国語研究所所蔵。 昭和26年(1951) 吉町義雄 「『園翁交語』と『八丈実記』の島言葉」 『文芸研究』42。東北大学。 昭和27年(1952) 吉町義雄 「八丈八村の方言文例」 『音声学会会報』80。 昭和28年(1953) 浅沼悦太郎 「八丈島の女の名前(ことば風土記)」 『言語生活』18。 昭和28年(1953) 北条忠雄 『上代東国方言と八丈島方言』 自家版。 昭和28年(1953) 柴田武 「これからの方言研究」 『国語学』21。八丈島方言の動詞について記すところが多い。 昭和30年(1955) 後藤興善 「東歌研究」 『万葉集大成11 特殊研究篇』。八丈島方言を中心として比較。 昭和30年(1955) 金田一春彦 「八丈島方言」 『世界言語概説 下』。研究社。 昭和30年(1955) 都竹通年雄 「八丈島方言」 『講座日本語III 日本語の種々相』。大月書店。 昭和30年(1955) 福田良輔 「奈良時代東国方言の周辺-言語基層,八丈島方言,補説」 『文学研究』53。九州大学。 昭和31年(1956) 金田一春彦 「東京」 『NHK国語講座 方言の旅』。宝文館。八丈島方言の記述あり。 昭和33年(1958) 平山輝男 「青ヶ島方言の所属」 『国学院雑誌』59-10・11合併号。 昭和34年(1959) 北条忠雄 「八丈島方言の国語学的研究」 『学芸学部紀要』9。秋田大学。 昭和34年(1959) 飯豊毅一 「八丈島方言の語法」 『国立国語研究所論集1 ことばの研究』。 昭和34年(1959) 浅沼悦太郎 「海島一夕話(2) 八丈島の女の名前」 『民間伝承』244。 昭和34年(1959) 浅沼良次 『流人の島-八丈風土記-』 「八丈島方言」の章あり。 昭和35年(1960) 小川武 「八丈島方言の一考察」 『郷土教材資料集』。東京都教育庁八丈出張所。 昭和35年(1960) 平山輝男 「国語史と方言区画の論」 『東京都立大学創立十周年記念論文集』「四、現代方言区画資料としての伊豆諸島方言」のうちの「(三)八丈方言」及び「(五)結び」に、八丈関係の記述あり。「八丈方言の特殊性」と題し、昭和53年(1978)『日本の言語学第6巻方言』(大修館書店)に再録。 昭和36年(1961) 馬瀬良雄 「八丈島方言の音韻分析」 『国語学』43。 昭和36年(1961) 柴田武 「関東・東海東山」 『方言学講座 第2巻 東部方言』。東京堂。八丈島方言を中心とする記述。後に「八丈方言の位置」と題して、昭和53年(1978)『方言の世界』(平凡社)に再録。 昭和36年(1961) 北条忠雄 「八丈島方言の国語学的研究(2)」 『学芸学部紀要』11。秋田大学。 昭和38年(1963) 加藤信昭 「八丈島方言における動詞の音便形に対する私見」 『徳島大学学芸紀要』12。 昭和39年(1964) 大島一郎 「伊豆諸島方言の区画」 『日本の方言区画』。日本方言研究会。東京堂。 昭和40年(1965) 平山輝男編 『伊豆諸島方言の研究』 明治書院。pp.167 - 209に八丈島・小島・青ガ島のアクセント、音韻、語法を記述。 昭和40年(1965) 日本放送協会編 「東京都八丈町大賀郷」 『全国方言資料7-へき地・離島編(1)-』 昭和40年(1965) 日本放送協会編 「東京都八丈町中之郷」 『全国方言資料7-へき地・離島編(1)-』 昭和40年(1965) 日本放送協会編 「東京都八丈町宇津木」 『全国方言資料7-へき地・離島編(1)-』 昭和42年(1967) 金田一春彦 「東国方言の歴史を考える」 『国語学』69。 昭和42年(1967) 大島一郎 伊豆諸島方言における意志と推量の形 『日本方言研究会 第5回研究発表会発表原稿集』。 昭和43年(1968) 平山輝男 『日本の方言』 講談社現代新書。「3.全国方言の諸特徴(1)奈良朝の面影を残す八丈方言」pp.114 - 125 昭和43年(1968) 服部四郎 「八丈島方言について」 『ことばの宇宙』3-11。※原文に「言語と言語理論 八丈〜」とあるのは誤りか。 昭和43年(1968) 加藤宣彦 「「語い」を中心とした八丈島方言の分布的考察」 『教育研究紀要』。東京都教育庁八丈出張所。 昭和45年(1970) 加藤宣彦 『八丈島方言の特殊性と共通語教育』 都教育参考研究物44年度。 昭和45年(1970) 大島一郎 「文法的事実の衰退と交替」 『方言研究の問題点』。平山輝男博士還暦記念会編。明治書院。pp.419 - 429に八丈方言についての記述あり。 昭和47年(1972) 平山輝男 「日本語アクセントの将来」 『金田一博士米寿記念論集』。三省堂。pp.445 - 446に八丈アクセントについての記述あり。 昭和47年(1972) 村上昭子 「八丈島の風と潮-三根の発話資料より-」 『フィールドの歩み』1。 昭和48年(1973) 八丈島誌編纂委員会 『八丈島誌』 八丈島教育委員会。pp.614 - 629に方言の記述あり。 昭和48年(1973) 青柳精三 「八丈島の潮流語彙」 『東京教育大学文学部紀要』93。 昭和48年(1973) 青柳精三 「八丈島の自然発話」(1) 『フィールドの歩み』2。 昭和48年(1973) 青柳絢子 「八丈島の自然発話」(2)、(3) 『フィールドの歩み』3、4。 昭和49年(1974) 原田満彦 「八丈島樫立の日常表現」 『フィールドの歩み』5。 昭和49年(1974) 青柳絢子 「八丈島の自然発話」(4) 『フィールドの歩み』5。 昭和49年(1974) 青柳精三 「八丈島の風の語彙」 『フィールドの歩み』6。 昭和50年(1975) 上村幸雄 「八丈島の方言東京都八丈島中之郷」 『方言と標準語-日本語方言学概説』。大石初太郎、上村幸雄編。筑摩書房。「第4部 各地方言のテクスト」の3。 昭和50年(1975) 大島一郎 「八丈方言」 『新・日本語講座3 現代日本語の音声と方言』。汐文社。 昭和51年(1976) 菊池一男資料提供、青柳精三 「八丈島の自然発話」(5) 『フィールドの歩み』9。 昭和51年(1976) 青柳精三 「本州東部沿岸および伊豆諸島地域の方位潮流名」 『日本方言研究会 第22回研究発表会発表原稿集』 昭和52年(1977) 磯崎乙彦編著 『八丈回顧』 pp.48 - 49「島ことば」。 昭和53年(1978) 杉村孝夫 「八丈島の親族語彙」 『日本方言の語彙』。日本方言研究会・柴田武編。三省堂。 昭和54年(1979) 内藤茂 『八丈島の方言(しまことば)』 自家版。 昭和54年(1979) 沖裕子 「待遇表現における男女差-八丈島末吉洞輪沢集落の全員調査から」 『日本方言研究会 第28回研究発表会 発表原稿集』。 昭和55年(1980) 馬瀬良雄 「生きている東歌の語法」 『言語生活』342。 昭和55年(1980) 大島一郎ほか 『八丈島方言の研究』 東京都立大学国語学研究室。大島一郎のほか、中田敏夫、成田徹男、加藤和夫、加藤久雄、木川行央、沖裕子、坂東多衣子、酒井恵美子。 昭和55年(1980) 青柳精三 「八丈島樫立方言の母音の無声化と脱落」 『音声学会会報』163。 昭和55年(1980) 沖裕子 「八丈島末吉洞輪沢における待遇場面形成の要因」 『日本語研究』3。東京都立大学日本語研究会。 昭和55年(1980) 中本正智 「八丈島方言の研究-語彙的特色と人体語彙-」 『日本語研究』3。東京都立大学日本語研究会。 昭和56年(1981) 青柳精三、青柳絢子 「八丈島中之郷の養蚕語彙」 『藤原与一先生古稀記念論文集方言学論叢1 方言研究の推進』。藤原与一先生古稀御健寿祝賀論集刊行委員会編。三省堂。 昭和56年(1981) 内藤茂 「八丈島の巻 哀切の情-おもうわよーい-」 『言語生活』359。あいさつお国めぐり(9)。 昭和59年(1984) 中本正智 「八丈島方言の文法比較のための記述」 『国文学 解釈と鑑賞』49-1 特集=あたらしい方言文法。 昭和59年(1984) 大島一郎 「伊豆諸島の方言」 『講座方言学5-関東地方の方言-』国書刊行会 昭和59年(1984) 中本正智ほか 「八丈島」 『東京都のことば』。東京都教育委員会。中本正智のほか、高橋顕志、名嘉真三成。 昭和59年(1984) 山本清隆 「八丈島方言における共通語化の一側面-存在表現アル・イルおよびアスペクト表現テアル・テイルをめぐって-」 『日本方言研究会 第39回研究発表会発表原稿集』。 昭和60年(1985) 内藤茂 『古語に遊ぶ-八丈方言を中心として-』 自家版。 昭和60年(1985) 沢木幹栄 「地域差と世代差と場面差-八丈島における調査から-」 『方言の諸相』。国立国語研究所。三省堂。 昭和60年(1985) 平山輝男 「無型アクセント方言の有型化について-八丈方言の場合」 『月刊 言語』14-7。
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