リトルバスターズ新メンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 16:30 UTC 版)
「リトルバスターズ!」の記事における「リトルバスターズ新メンバー」の解説
神北 小毬(かみきた こまり) 声 - やなせなつみ / 同左 / まきいづみ 身長:159cm / 体重:45kg / 3サイズ:83/57/84 / 誕生日:4月5日 / 原画:樋上いたる 初期称号:ほんわりきゅーとなメルヘン少女 テーマ曲:魔法のアンサンブル 6人目のメンバー(野球に加わったのは5人目)。2年E組で理樹たちのクラスメイト。お菓子を愛し童話を好むメルヘン少女。ショートボブの髪型に大きめのセーターを着用しており、他メンバーが着用しているブレザーは着ていない(ただし、アニメ版RefrainのEDで『君とのなくしもの』が使用される回では謙吾と共にブレザーを着用した立ち絵が描かれる。また雑誌等各種媒体においてもブレザー着用の立ち絵が存在している)。のんびりとした口調で独特のイントネーションをつけて話す。マイペースさを随所に見せるのんびり屋だが、英語が得意で成績は学年上位という一面もある。そのためか、会話の中に英語を混ぜることがある。反面、古典や現代文などの国語系統の教科は少々苦手だが、童話を自作するほどの文才を持っている。 心優しい頑張り屋で、「他人を幸せにすると自分も幸せになれる」という「幸せスパイラル理論」を信条にしている。その信条に則り、休日にはよく募金活動や老人介護などのボランティアを行っている。相手を和ませるニコニコした笑顔と天然っぽさからクラスの内外に友達が多く、人見知りがちな鈴にとって最初の女友達にもなった。しかし、お節介で人が良すぎる性格が災いして、他人のトラブルに巻き込まれたり気合が空回りしてドジをやらかすこともしばしば。 立入禁止である学校の屋上がお気に入りの場所で、わざわざドライバーで屋上に通じる窓をこじ開けて入り込んでいる。昼休みなどには、そこで昼食やお菓子を食べている。 恭介からちょっとコツを教わっただけで物凄いコントロールの良い球を投げられるようになる等、ものを知らなすぎるだけで実はものすごい運動神経の持ち主ではと評されており、それを証明するかのように全メンバーの中で最もステータスの伸び幅が大きい。 バトルランキングでの専用装備はペンギンぬいぐるみと童話ノート。 ループ世界では他のメンバーの誰よりも鈴の事を心配して最後まで残っている。 ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 【アニメ版の設定】原作同様理樹を赤面しながらデートに誘う場面があるが、恋愛感情から来るものではない模様。小毬ルートラストの絵本は原作とは違う内容となっている。 来ヶ谷 唯湖(くるがや ゆいこ) 声 - 田中涼子 / 同左 / 一色ヒカル 身長:170cm / 体重:55kg / 3サイズ:90/60/89 / 誕生日:3月13日 / 原画:樋上いたる 初期称号:ちょっぴりお茶目な姉御肌 テーマ曲:心色綺想曲 7人目のメンバー(野球に加わったのは6人目)。理樹たちのクラスメイト。海外生まれの純日本人。通称「姉御」。尊大な物腰と先読みの鋭さからよく周囲に頼られ、外見や男っぽい口調などから年上に見られがちだが、理樹の同級生。 「エリザベス」というミドルネームを持ち、海外ではそれを略した「リズベス」という愛称で呼ばれるらしい。そのせいか「唯湖」と名前で呼ばれるのが苦手で、ほとんどの相手には「来ヶ谷」と名字で呼ばせる。そのため、メンバーの中で一人だけバトルランキングなどでも表記が苗字である。ただ、小毬のみ彼女を「ゆいちゃん」と呼ぶので調子を狂わされている。 成績はどの科目も優秀で、中でも数学が大の得意科目だが、なぜか数学の授業時間はいつも裏庭でサボっている。ちなみにRefrainにおいての発言(ブチギレてドアを蹴破る時の発言)によれば日本語を含め7各語を解す模様。放送委員会の委員長であり、昼の放送は委員会の仕事ではないが、趣味で行っている。好きな食べ物は、お茶・コーヒー・キムチ・もずく。 可愛いものが好きで、とくに外見の幼い女生徒に対して同性愛をほのめかすような言動が多い。中性的な顔立ちである理樹もその対象に入るらしい。味方には優しいが敵には非情で、男女問わず容赦はしない。普段見せる鋭さとは裏腹に、自分自身の恋愛面に関してはかなり鈍い。神出鬼没でどこからともなく理樹やヒロインの前に現れ、場の雰囲気を掌握することに秀でているが、精神的に攻める側に立つことが多い姉御気質ゆえか、逆に攻められると弱い。完璧にみえる彼女が唯一苦手にするのが天然ボケ。 戦闘能力は謙吾や真人に次いで高く、バトルの実力も新メンバーの中では最も高いと言える。野球でも瞬間移動してるとしか思えない俊足を見せる。唯湖ルートでは本気でキレてドアを真っ二つに蹴破るほどの力を見せる。 そのリーダーたる器や頭の回転の速さから恭介とは似た者同士であり、お互いに才能を認識しあっている。敵に回せばライバル同士だが、手を組めば最強のタッグとなる。思考が似ているのか恭介とは二言三言、言葉を交わすだけで意思疎通したりする。また、彼女ルートでは自分のことを名前で呼んでいいのは「未来の旦那さま」という普段の彼女からは考えられない乙女チックな言葉が聞ける。 バトルランキングでの専用装備はレプリカノリムネ(模擬刀)とマシンガン。 ループ世界では自分のルートが終了した後、世界を去り一番最初に現実へと戻った(アニメ版のみの設定)。 ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 【アニメ版の設定】第1期時点では彼女のルートはアニメ化しておらず、ルートが描かれるのは第2期『Refrain』1話から。嫌がらせを受ける相手は理樹ではなく、小毬とクドリャフカに変更されている。 三枝 葉留佳(さいぐさ はるか) 声 - すずきけいこ / 同左 / 涼森ちさと 身長:163cm / 体重:49kg / 3サイズ:81/59/82 /誕生日:10月13日 / 原画:樋上いたる 初期称号:お気楽 極楽 騒がし乙女 テーマ曲:騒がし乙女の憂愁 8人目のメンバー(野球に加わったのは7人目)。理樹たちとは違うクラスの女の子。休み時間になると理樹たちの教室に入り浸っている。バス事故の際も理樹達のクラスのバスに潜り込んだ事で巻き込まれた。とにかくマイペースで騒がし好き。会話や行動に脈絡がなく、何を考えているか分からず、メンバーの中では真人に匹敵するボケ役である。勉強も文系科目は苦手だが、びらん剤やマスタードガスについての知識がある、数学は特に努力しなくてもできるなど理系科目については才能があるようで、没シナリオや『クドわふたー』ではそれが顕著に表れている。運動神経はまあまあ良いが、野球のルールはよく知らなかった。いつも騒ぎを起こしては楽しむ問題児であるためか、風紀委員から目の敵にされ毎日のように追われている。 スカートのポケットにはビー玉など様々な物を入れている。髪型はかなり特徴的なツーテール。トラブルメーカーという印象が強いが、整備委員会に所属しており、机などの備品の整備をマメに行う一面もある。また、マフィンやスコーン作りが得意で、練習のために食堂のオーブンを借りている。問いかけに対して疑問形で答えたり、「ですヨ」「ですネ」といったようなやや特徴的な喋り方をしたりする。好きな味は柑橘系で嫌いな味は薄荷系だが、その他嫌いな食べ物はたくさんあるらしい。左利きである。クドリャフカとともに理樹に最初から好意を抱いていて佳奈多ルートでも二人のシーンがある。苗字より名前で呼ばれる方が好み。展開次第でクドリャフカのルームメイトとなる。 風紀委員長・二木佳奈多とは異父姉妹で、幼い時から彼女と比較され続けたりして加えて犯罪者の娘として扱われたことから、彼女に対しては憎しみにも近い反感を抱いていたが理樹の協力もあり佳奈多とは和解している(後述・二木佳奈多の項参照)。 バトルランキングでの専用装備はビー玉とベーゴマ。 ループ世界では理樹と鈴の交際の報告を受けた後にクド、美魚と共に世界を去っている(アニメ版のみの設定)。 ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 【アニメ版の設定】高校入学時点で両親と同居していた設定はなくなり、葉留佳ルートラストに再会するという展開に変更されている。理樹に名前で呼ぶように頼むイベントが再現されなかったため、最後まで名前で呼ばれる事はなかった。1期のヒロインでは唯一理樹への恋愛感情が明確に描写されたが、恋人関係にはならないため理樹に依存はしない。これに伴い、佳奈多が葉留佳に変装して理樹を騙す理由も理樹を試すために変更されている。佳奈多と和解した後は原作のようにぎこちなくなることはなく、次の話から普通に仲良くしている。これは佳奈多側も同様。 能美 クドリャフカ(のうみ くどりゃふか / Кудрявка Номи / Kudrjavka Nomi) 声 - 金子明美(PC版・PS2版・PSP版)、若林直美(PE版・PS3版) / 若林直美 / 鈴田美夜子 身長:145cm / 体重:37kg / 3サイズ:69/51/72 / 誕生日:6月12日 / 原画:Na-Ga 初期称号:えきぞちっく(自称)なマスコット テーマ曲:えきぞちっく・といぼっくす 9人目のメンバー(野球に加わったのは8人目)。理樹たちのクラスメイト。祖父はロシア出身で祖母が日本人のクォーター。母親「チェルヌシカ(シルーシャ)」C.I.Strugatskayaは宇宙飛行士(コスモナーフト)で、親の仕事柄世界を飛び回るため、多重国籍である。愛称は「クド」で、真人や葉留佳には「クー公」「クド公」などと呼ばれる。家族および親族からは主に「クーニャ」と呼ばれている。テヴア共和国(架空。南半球の島国で、ロシアの元海外領土という設定)出身で、出生国での名は「クドリャフカ=アナトリエヴナ=ストルガツカヤ(キリル文字:Кудрявка Анатолиевна Стругацкая ラテン文字:Kudrjavka Anatoljevna Strugackaja)」。南方の生まれゆえか寒いのが苦手で、帽子とマントを常に身に着けている。帽子はデヴアの軍帽で、技官であった母から譲られた物。 日本贔屓である祖父の影響を多分に受けており、日本文化は日本人よりも詳しく、行動も誰よりも日本人的である。英語が大の苦手で、英語で話そうとしても間違った内容や発音になってしまう。一方、片言ながらロシア語を英語よりきちんと話すことができる。その容姿と中身とのギャップに少々悩み気味(彼女自身は「外国っぽく」なりたいと思っており、英語で話そうとするのもその一環)。はじめから悪意を持って行動する人はいないと考えており、寮内で見た目とのギャップのことを噂されても受け入れようとしている。学校で行われるような試験は苦手だがレポート形式でじっくり考える勉強は得意らしく、通信教育で単位を取りすぎたため、一学年飛び級している。真人とは気が合うらしく意気投合することも多い。 風紀委員会の仕事を手伝っている犬(シベリアンハスキーのストレルカとスキッパーキのヴェルカ)の飼い主であり、休み時間によく遊んでいる。廃部寸前の家庭科部に所属している。パッチワークが得意。好きな食べ物は海藻系。フリスビーやキャッチボール(当初キャッチボールを知らなかった)などの飛んできた物を掴むのが得意。それを見て理樹と真人が「犬だ」と称した。 普段から折り目正しい丁寧語で喋っているが、語末の動詞を「連用形+ます」ではなく「終止形+です」と話す点が特徴である(例:買います⇒買うです)。また、「わふー」という口癖がある。葉留佳と一緒で、理樹に最初から好意を抱いている。 幼い頃からいろんな国へ引越ししていたために幼馴染や友達が出来なく寂しい思いをしていた。そのためルームメイトを募集する展開があり、葉留佳、美魚、佳奈多の誰かがルームメイトになる。 バトルランキングでの専用装備は飼い犬のヴェルカとストレルカ。 ループ世界では理樹と鈴の交際の報告を受けた後に葉留佳、美魚と共に世界を去っている(アニメ版のみの設定)。 ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 派生作品である『クドわふたー』ではメインヒロインとなる。 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では6位 【アニメ版の設定】葉留佳と違い理樹への恋愛感情は明確には描写されなかったが、描写されていないだけで否定はされていない(小毬や美魚も同様)。また、『クドわふたー』では理樹を途中から「リキ」と呼ぶようになるのは恋愛感情からだと設定されているが、この呼称変更のイベントも再現されている。理樹への想いが再現されない関係でテヴアに帰国することを躊躇う理由も変更された。 西園 美魚(にしぞの みお) 声 - 荒井悠美(PC版・PS2版・PSP版)、河原木志穂(PE版・PS3版) / 巽悠衣子(第1期)、河原木志穂(第2期) / 柚木かなめ 身長:153cm / 体重:41kg / 3サイズ:75/55/79 / 誕生日:8月22日 / 原画:Na-Ga 初期称号:日傘を差した物静かな天然素材 テーマ曲:光に寄せて 「リトルバスターズ」最後のメンバー。理樹たちのクラスメイト。部屋に溢れんばかりの本を所蔵する読書家の女の子。いつも「彼女そのもの」が書かれているという若山牧水の短歌集を持ち歩き、愛読している。真面目で物静かだが、少々天然が入っている。読書家のため語彙が豊富なので、ツッコミはとても鋭い。 体が弱いためか、外出時はいつも日傘をさしており、体育の時間も見学をしている。そのため、「リトルバスターズ」にはマネージャーという形で参加している。運動は苦手であるが、学業に関しては普段の授業に真面目に取り組み、予習や復習も欠かさないため、全教科無難にこなしている。葉留佳に対しては妙に強気で手厳しく、彼女に対しては普段にも増して毒舌になる。 その性格ゆえ、存在感が希薄な上に、あまり親しい友人もいないため、クラスメイトからいてもいなくても同じ「カゲナシ」と揶揄されている。時として意外な才能を見せることがあり、人形劇の練習では、普段とのギャップに「リトルバスターズ」の面々が絶句するほどの演技力を披露していた。 携帯電話は苦手。 理樹との会話では推理小説について多く話しており、「トイレみたいな名前の探偵が主人公の推理小説」を愛読している節がある。そのほかにも「苗字と名前に同じ漢字が出てくる作家」や、「登場人物が書く小説の虚構と現実が奇数章と偶数章で現れる小説」なども読んでいる。 BL愛好者であり、「棗(恭介)×直枝」などと勝手に妄想している。 実は「何だかよくわからないパワー(略称:NYP)」の持ち主である。ストーリーには関係ないが、一定条件を満たせばバトルでその恐ろしき力が発揮される。バトルランキングでの専用装備は薄っぺらい本と日傘だが、ある条件を満たすと科学部部隊のサイバーな武器に変化する。 展開次第ではクドリャフカのルームメイトとなる。 ループ世界では理樹と鈴の交際の報告を受けた後に葉留佳、クドと共に世界を去っている(アニメ版のみの設定)。 ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 【アニメ版の設定】14話で美魚ルートが終了する展開を受け、15話以降は日傘を持ち歩かなくなる。OP、EDでも1話から14話まで日傘を差したバージョンだが、15話以降は日傘を差していないバージョンになっている。西園 美鳥(にしぞの みどり) 声 - 荒井悠美(PC版・PS2版・PSP版)、河原木志穂(PE版・PS3版) / 巽悠衣子 / 柚木かなめ 美魚と瓜二つで、同じ顔と容姿をした謎の少女。理樹以外は彼女の存在は知られておらず、美魚が姿を消してからは彼女と掏り替わってる。美魚と同じく影が無いが、美魚とは違い秘密を隠すことは無く、日傘を差したりはしない。性格も美魚とは逆で活発で明るいが、理樹に美魚の秘密をばらすことや、美魚の本を破ることを躊躇わない小悪魔的な一面を兼ね備えている。 正体は美魚の幼少時代に孤独感から幻想で生み出した分身体(美魚のもう一人の人格でもある)で、美魚の妹的な存在。そのため美魚以外周りの人には見えない。理樹をからかうのが好きで、木登りが得意。
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