リトルバスターズ初期メンバー
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「リトルバスターズ!」の記事における「リトルバスターズ初期メンバー」の解説
直枝 理樹(なおえ りき) 声 - 田宮トモエ(PC版・PS2版・PSP版)、たみやすともえ(PE版・PS3版) / 堀江由衣 / 民安ともえ 身長:166cm / 体重:54kg / 誕生日:1月17日 / 原画:Na-Ga 初期称号:異様に賑やかな青春を送る普通の少年(作中では「普通の少年」と表記) 本作の主人公。2年E組。両親と死別したことで塞ぎこんでいた時期、恭介達に救われた過去を持ち、その時から「リトルバスターズ」のメンバーとなった。リーダーの恭介に強い憧れを抱いている。「リトルバスターズ」唯一の常識人でありツッコミ役で、時に周囲の絶賛を浴びる程の的確なツッコミを見せる。一番最後にメンバーになったため、真人や謙吾が「リトルバスターズ」になった経緯を詳しく知らなかった。ナルコレプシーに罹患しており、日中でも急に眠ってしまうことがある(これについては学校側も理解があることが述べられており、お咎めなしとなっている)。一人称は「僕」。 基本的に温厚かつお人好しな性格で、荒事は苦手であるが理不尽なことに対しては自分より強そうな相手に対しても声を荒らげる勇気も持ち併せている。なぜか男子メンバーから妙に好かれており、特に真人は彼に遊びや食事の誘いなどを断られただけで、極端に落ち込んでしまう。また、中性的な顔立ちで童顔・ツッコミ役という立ち位置のせいか、唯湖などによくからかわれ、女装させられるなどしている。当の理樹自身、自分が童顔であることを気にしている。 幼い頃から悲しい事、つらいことからすぐに逃げ出す臆病な性格だったが、恭介の作り上げたループ世界で新メンバーの悩みに触れ、リトルバスターズの新たなリーダーとなるまでに成長していく。ループ世界を抜けだした後は両親をなくした悲しみから発症したナルコレプシーをも克服し、鈴と共にバスの乗客を全員救出。誰一人死なせることなく生還させる奇跡を起こした。 棗 鈴(なつめ りん) 声 - 田宮トモエ(PC版・PS2版・PSP版)、たみやすともえ(PE版・PS3版) / たみやすともえ / 民安ともえ 身長:153cm / 体重:43kg / 3サイズ:77/54/80 / 誕生日:9月2日 / 原画:Na-Ga 初期称号:なかなか人に懐かない気高き仔猫 テーマ曲:RING RING RING! 初期「リトルバスターズ」の紅一点であり、恭介の妹で理樹のクラスメイト。髪の左側だけ鈴の付いたリボンをつけている。ヘアゴムによる猫の尻尾を思わせるポニーテールと端正な容姿から異性からの人気は高いが、兄である恭介の庇護の元育ったため、人見知りが激しく口下手で、友人と呼べる人間は理樹や真人、謙吾ぐらいしかおらず同性の友人がいなかった。その影響からか、口調もかなりぶっきらぼうで、理樹も初めて出会った時は男の子だと思っていた。幼馴染みの男連中では理樹に頼り気味だが、真人のボケには容赦なく蹴り技でツッコんでいる。性格は天然が入っていて、たまに放つ突飛な言動で理樹を閉口させたり慌てさせたりする。根は素直で優しいのだが不器用で誤解されやすい。 本人は否定しているが大の猫好きで、恭介が拾ってくる猫の一匹一匹にレノンやドルジと名付けて根気よく面倒を見ている。猫たちに何かあると本気で激怒し、その力は魔球を生み出すほどで、最終的に140km以上と言うプロ野球選手並の剛速球まで投げられるようになる。バトルランキングでも専用武器として猫たちを使用する。 野球チームを創る過程で小毬たちと知り合うことになる。はじめは小毬たちに話しかけられてもすぐに逃げ出してしまうほどであったが、不器用ながらそれまでの「リトルバスターズ」限定だった人間関係を広げていく。 ループ世界を抜けた後は理樹と共にバスの乗客を全員救出。誰一人死なせることなく生還させる奇跡を起こした。 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では9位。 棗 恭介(なつめ きょうすけ) 声 - 緑川光(幼少期 - 鴨ノ宮ゆう) / 同左 / 氷河流(幼少期 - 江田あかね) 身長:174cm / 体重:60kg / 誕生日:5月4日 / 原画:Na-Ga 初期称号:あらゆる日常をミッションにするリーダー テーマ曲:BOYS DON'T CRY 「リトルバスターズ」のリーダーで、メンバー唯一の3年生。その容姿から女子のファンも多いが、一見冷静な仮面の下で基本的にはバカなことばかりを考えていて皆を困らせる一番の常識ハズレ。少年漫画が好きという子供っぽい一面もあり、特に「学園革命スクレボ」がお気に入りらしい。鈴の兄であるが、妹からの扱いは散々。だが、年長者らしく理樹たちの相談に乗るなど、他のメンバーからは慕われていると同時に、土壇場での頭の回転の速さ、幅広い人脈や明晰な頭脳、運動神経の良さ、あらゆる悪戯の発想など、その万能ぶりが彼が「リトルバスターズ」のリーダーである証左である。 就職活動中だが、そこから帰ってきてすぐに野球チームを作るほど、活動的で根っからの遊び好き。彼の提案する遊びには隙がなく、理樹からは「遊びの天才」と称されている。就職活動は、趣味などの予算の都合上徒歩で行っているらしい。 真人と謙吾の喧嘩を止めることが出来るのは唯湖を除いて彼ぐらいしかいない。そのため、彼が留守にしている時は真人と謙吾は喧嘩を我慢する程である。 一定条件を満たすと珍妙なマスクを被り、「マスク・ザ・斉藤」と名乗ってランキングをかき乱してくる。また、イレギュラーである沙耶を排除するために「時風瞬」と名乗り闇の執行部を率いて行動を起こす。 なお、男性キャラでは彼のみにテーマ曲が付与されている。 この作品のトリックスター、また狂言回しとして、いたるところで活躍を見せる。 実は理樹達のクラスメイトはリトルバスターズメンバー全員を含めて全員が修学旅行中にバスが崖から転落し、真人と謙吾が庇った理樹と鈴以外は重傷を負ってしまう。三年生である恭介も皆を驚かせようとこっそりバスに乗っていたため巻き込まれ生死の境を彷徨っていた。死を覚悟した恭介は二人しか助からないと判断して、理樹と鈴が二人だけでも強く生きていけるように鍛える為に他のメンバーと協力して1学期を永遠に繰り返す世界を作り上げた。(恭介によると生死の境を彷徨い臨死体験とは違うものを感じた際、同じ空間にいた皆の魂と共に偶然発動したらしい。)理樹の心が折られる度、世界を繰り返し続け、ついに恭介が望む結果へ近づいたが、鈴ルートのラストで鈴に最後の試練として一人、併設校に送るが理樹と鈴が二人で逃げてしまい失敗。鈴も対人恐怖症が悪化し恭介自身も引きこもってしまうが、陰ながら理樹をサポートし続け、決して理樹と鈴を救うことを諦めはしなかった。その結果、リトルバスターズの新たなリーダーとして強く成長した理樹に全てを託し、涙ながらに送り出した。 ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。現実世界では一人バスの燃料が引火しないよう、燃料漏れを自分の身体で防いでおり、その為救出が最後になった事に加え乗客で一番の重傷を負っていたため一番入院が長引いた(たびたび病院を抜け出して免許を取りにいっていた事も理由の一つ)。 『KEY 10th MEMORIAL BOX』の発売に際して行われたKeyキャラクターの人気投票では7位。男性キャラクターとして唯一トップ10入りを果たした。 【アニメ版の設定】原作における小毬への呼称は最初期のみ「神北」で途中からは「小毬」だったが、アニメでは「神北」に変更されている。 井ノ原 真人(いのはら まさと) 声 - 神奈延年 / 同左 / 水無月了 身長:183cm / 体重:80kg / 誕生日:11月6日 / 原画:Na-Ga 初期称号:憎めない筋肉馬鹿一直線 「リトルバスターズ」の一員で理樹のルームメイトで最大の親友。2年E組出席番号3番(理樹達のクラスメイト。リトルバスターズのキャラクターで出席番号まで判明しているのは彼と相川のみ)。己の体を鍛え上げることに命を懸る筋肉バカで、学園で彼と喧嘩ができるのはライバルの謙吾くらいしかいない。バトルでも腕力と体力を武器に活躍するが、その割にナイーブな部分があり、理樹に相手をされないと頭を抱えながらかなり落ち込んでしまう。なぜか妙な称号を付けられやすく、さらに様々な迷言を残しているため「リトルバスターズ」内ではボケ担当。恭介曰く「愛すべきバカ」。しかし、時折ボソッと冷静なツッコミをすることもある。悪意はないが言いがかりが特技であり、理樹いわくお金を払ってでも見たくなるとのこと。しかし、それが真理を言い当てていることが時々ある。 リトルバスターズに入る前は他人とずれた部分があったためバカにされており、バカにされない為に己を鍛え上げて誰よりも強くあろうとしていた。そのおかげで誰にも負けない腕っ節を身に付けたが、その所為で更に孤立していた所、謀略を巡らす恭介の前に敗北。お互いの友情を認めてリトルバスターズの最初の仲間となった。 女生徒達からは嫌われている訳ではないが、恋愛対象として見られておらず、「リトルバスターズ」の男子メンバーの中では一番モテない。特に、佐々美からは「筋肉馬鹿」として露骨に嫌悪されている。(葉留佳からは「筋肉ダルマ」と呼ばれることがある) 成績がすこぶる悪く、思考も突飛かつ単純で明らかな嘘を簡単に信じたり、本人にとって難しい話や考え事をすると頭が痛くなったりすることもあるが、本当に頭が悪いというわけでもなく、物語のあちこちで妙に鋭い面も見せる。特に、人の感情や心に関する話では、「俺にはよくわかんねえけど」などと前置きをしたりするものの、物事の核心をついた発言がいくつもある。また、己の肉体を鍛えることに命を掛けてきただけに、筋肉関係の知識は専門家並に豊富で全くボケがなく、筋肉関係の話については周りから全面的に信頼を得ている。ただし、共感してくれるのはクドリャフカだけである。また、学校の制服を着用せず、自前の詰襟を着ている。原作では、学校中の生徒が「筋肉、筋肉〜♪」と言って終わる「筋肉エンド」というものがある。 ループ世界では全てを知り、恭介に協力していた。ループ世界の最後には全員が自分の姿に見える幻を見て錯乱、自分が本物で最強だと示すため周囲を片っ端から殴るようになってしまう(殴ったのは全員男子)。だが、かつての恭介のように謀略で自分に立ち向かう理樹に助けられ、新リトルバスターズの最初の仲間となる。最後は強くなった理樹に照れながらも感謝を告げ、笑顔で消え去った。 バス事故の際は真っ先に理樹を庇う姿勢をとって、謙吾の理樹を守るようにという言葉に何か答えている(なお事故の轟音で掻き消されているので内容は分からないが口が動いているのが見える。ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 宮沢 謙吾(みやざわ けんご) 声 - 織田優成(幼少期 - 鴨ノ宮ゆう) / 織田優成(幼少期 - 潘めぐみ) / 長月優(幼少期 - 江田あかね) 身長:180cm / 体重:72kg / 誕生日:4月30日 / 原画:Na-Ga 初期称号:最強の男児にして真人のライバル 「リトルバスターズ」の一員。理樹達のクラスメイト。実家が剣道の道場を開いている影響で、幼い頃から毎日のように剣道の稽古に励んでいる。その鍛錬の賜物か身体能力はかなりぶっ飛んでおり、所属している剣道部内でもエース級の存在。部活を理由に「リトルバスターズ」の野球練習への参加を断っているが、その他の遊びや恭介の主催するイベントには付き合っている。成績も優秀であり、正に文武両道といった人物。いつも剣道着を着ており、制服を着ることを嫌がっている(理由として制服を着るとその手の人と勘違いされると本人は説明している。また三枝葉留佳の悪戯×井ノ原の悪戯の結果制服を着用せざるを得ない状況になり着用しているシーンがアニメ版Refrainに存在する。また、アニメ版RefrainのEDで『君とのなくしもの』が使用される回では神北同様ブレザーを着用している)。 渋い外見と武士とも言うべき男らしい性格のためか佐々美などの女生徒達からの人気は恭介以上に高いのだが、本人はそういった色恋沙汰にはあまり関心がないようである。しかし、理樹の恋愛には割と関心を持っており応援している。 実家は剣道場であり、リトルバスターズに入る前は父から勝つことのみを強要されていたが、その勝ち負けを要求していた父を恭介が倒した事で、バカになりたかった自分を自覚し、リトルバスターズのメンバーとなった。 普段はクールでシニカルな風情を装うも、その本質は直情的であり、幼い頃から犬猿の仲である真人とは些細なことで喧嘩を繰り返すなど、子供心は忘れていない。物語の中では、5人の初期メンバーの中で「一番リトルバスターズを愛している人物」であることも示されており、「お前らと出会わなかった人生など考えられない」とまで言うほど。真人とは違うベクトルのバカであり、メンバーの中ではボケとツッコミの両刀を使いこなす笑いにおいても貴重な人材でもある。とある事件で左腕を骨折してからは自作のリトルバスターズジャンパーを着てバカに拍車がかかるようになる。 ループ世界では「リトルバスターズを一番愛している」が故に自分達が助からない事を最後まで許容できず、恭介の策略に一人逆らって理樹と鈴を守ってループ世界で遊び続ける事を望み、理樹たちに冷たく当たるが、強くなった理樹の前に敗北。最後は理樹と友情の握手を交わし、消え去った。 バス事故の際は真っ先に鈴を庇う姿勢をとり、真人に理樹を守るように大声で怒鳴っている。ループ世界が終わった後は理樹と鈴によって救出され生還した。 【アニメ版の設定】原作では体育の授業でも剣道着で参加していたが、アニメでは体操服に着替えている。
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