車体・内装とは? わかりやすく解説

車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 15:24 UTC 版)

ブラジル連邦鉄道500形電車」の記事における「車体・内装」の解説

従来車両とは異なり500形車体は耐腐食性効果を持つステンレスSUS304)で製造され屋根上の換気ダクトカバーや強度高めるために設置され前面衝突台枠大部分ステンレス作られている。高温多湿な環境下を走行することから屋根外板裏面床面グラスウール乗降周辺外板裏面にはアンダーシールをそれぞれ張り断熱材として使用している。また側面屋根プラグ溶接加え側鋼体の長ガゼット介した溶接接合実施し熱影響による鋼体の歪み防いでいる。 運転台側の窓は安全ガラス使用し側面の窓についても劣化および破壊活動による取り外し避けるという観点から、一般的に多く使用されるHゴムではなくアルミ型材を用いて取り付けが行われている。この窓の構造は下窓固定式2段式で、投石等による外部からの衝撃によって破損して車内破片飛び散る険のあるガラス代わりにポリカーボネートシートが用いられており、上部には通風グリル設置されている。空調装置設置されておらず、通風天井設置されファンデリア換気扇によって行われる乗客用の乗降扉は日本でも多く採用例があるDD-45DS形開閉装置用いた幅1,300 mm両開き式が片側4箇所づつ設置されているが、乗客動線考慮して両側若干位置変える千鳥配置としている。またこの車両には従来車異なり走行時に扉が開いたり、逆にドア開いている状態で力行できないようにする保安装置施されている。 乗務員室運用面や安全面観点から客室とは完全に独立しており、日本車両とは異なって客室往来可能な扉も設置されていないが、仕切り壁は取り外し可能な構造となっている。先頭部連結器日本製密着自動連結器用い従来車との混結による営業運転考慮されていないが、BP管やMR管は従来車設計合わせているため緊急時連結は可能となっている。連結面は棒連結器によって繋がっているほか、妻面には幌が設置されており車両間の往来が可能である。 座席通勤輸送での使用考慮したオールロングシートで、保守破損防止観点からモケットがない繊維強化プラスチックFRP)製を採用している。また車内には跳ね上げ式の吊り革ステンレス製握り棒、座席上には荷棚設置されており、これらは現地人々体格考慮した設計となっている。

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 16:15 UTC 版)

中央郊外旅客会社EG2Tv形電車」の記事における「車体・内装」の解説

車体モジュール構造用いたステンレス製で、-40から40までの気温対応しており、耐用年数40年目安としている。各部クラッシャブルゾーン設置する事で事故発生時乗客乗務員の安全確保する先頭部上方向に展開する連結器カバー下部備えた流線形で、連結運転を考慮しカバー内部には旧ソ連各国標準的採用されているSA3自動連結器配線を繋ぐコネクタ配置されている。車体デザイントランスマッシュホールディングスペインのインテグラル・デザイン&ディベロップメントIntegral Design & Development)が手掛けている。 車内座席配置は2列+2列もしくは1列+2列のボックスシートで、先頭車運転台側には車椅子自転車ベビーカー設置できる折り畳み式座席付きフリースペース車椅子対応したバリアフリートイレ配置されwi-fi通信も可能である。屋根上に搭載され空調装置によって車内温度快適に保たれ夏季28以下、冬季14 - 18維持される他、乗降付近にエアカーテン設置されている。安全性考慮されており、前述したクラッシャブルゾーン加え車内には監視カメラ設置されている他、座席モケットには難燃性素材採用されている。 各車に片側2箇所設置されている両開き式の乗降扉は高床式プラットホーム適した高さに配置されており、安全のため扉が閉まる際には外側上方設置されている赤色LED点滅し注意を促す他、乗客が扉に挟まれるのを防ぐため障害物感知した際に自動的に開き直す構造となっている。扉の幅は1,400 mmである。 車内 運転台 座席試作車座席量産車先頭部フリースペース 車内案内表示装置 貫通扉 車体間は貫通幌内部行き来可能である 屋根上の機器配置 先頭車 電動車

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:51 UTC 版)

神戸市交通局1000形電車 (鉄道)」の記事における「車体・内装」の解説

車体車両長19メートルアルミ製で、片側3つの客用扉を持つ。窓配置は扉間に3枚、車端部1枚先頭車最前部はなし)である。 前面妻面が折妻構となるとともに緩やかに傾斜入り前面窓屋根まで拡大して視野広くし、開放感の向上が図られた。前照灯・尾灯丸型縦方向配している。側窓は下降式のユニット窓であり、日除けにはアルミプレス構造よろい戸使用された。 内装カバー照明木目柄の化粧板阪急と柄は異なる)となっている。客用扉の開閉直前鳴動するドアブザーも採用されている。 貫通路2-3両目4-5両目の間のみ扉付きの狭幅で、3-4両目は扉なしの狭幅、他は扉なしの広幅という特殊な形態となっているが、これは検査時に2両ごとに分割する必要性から来ている。 外部塗色六甲山神戸市電の緑を基調に、上半分がパールグリーン、下半分と帯部がライトグリーン塗り分けとなった車両番号標記も神戸市電からの字体継承されている。神戸市章を稲妻囲んだ交通局章も継承された。帯は窓上に巻かれるが、乗務員後部窓下まで降りてくる。 1985年6月18日新神戸学園都市への延長開業機に「Uライン」のシンボルマーク制定され正面左上部のブラック部分にUラインマークのステッカー貼付けされた。マーク位置後年変更され正面中央両側左側の緑帯を削ってUラインマークを塗装するとなった正面非常用貫通扉外側への開き戸採用しており、これはのちの西神・山手線車両北神急行電鉄7000系電車にも受け継がれている。

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:16 UTC 版)

Toshiba (サルミエント線・ミトレ線用電車)」の記事における「車体・内装」の解説

連結器を含む全長22,300 mm片運転台箱型車体で、運転台後方荷物室が設置されている車両座席設置されている車両、および運転台通路挟んだ反対側にトイレ設置されている車両3種類が製造された。座席配置2人掛け×2転換式クロスシートで、テックス・スポンジを詰物用いたビニールクロス張りになっており、製造当時日本国有鉄道二等車私鉄特急形車両匹敵する設備である。 運転台導入され路線によって異なりサルミエント線車両右側ミトレ線向け車両左側設置されており、運転台が無い側にトイレがある車両には丸い小窓が、トイレがない車両には運転台側と同様の大型窓が存在したトイレ形態当時日本国内標準的な仕様であった和式」と同様のスクワット式」グループ属する、いわゆるトルコ式」が採用されたが、これは当時アルゼンチン国内の標準的な仕様であり、トイレ内の壁は大理石風の模様であった冷房搭載されていないため、屋根上には換気装置設置されており、1956年落成した最初車両中央部送風機を2基設置し天井内のダクトによって強制通風を行う方式採用した一方1959年落成した車両以降屋根上に天井送風機を、車内にはいわゆるファンデリアを8台を並べて設置換気を行う方法変更された。 登場時の塗装導入路線によって異なりサルミエント線車両車体全体銀色窓下紺色の帯が塗られていた一方ミトレ線向けは窓周りから上側クリーム色窓下青色の帯が入り帯の下は赤という組み合わせであった

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 15:06 UTC 版)

小田急1800形電車」の記事における「車体・内装」の解説

車体長19,500mm・全長20,000mmで、車体幅2,800mm・全幅は2,930mmとなっており、それまで小田急車両いずれも全長16m級で、車体幅も地方鉄道建設規定枠内に収まる2,740mmに抑えられていたことから見れば一回りも二回り大き車両であった車両正面は非貫通切妻3枚であった側面客用扉は1,000mm幅の片開き扉が4箇所配置される。扉の間には3段窓が4並びこのうち1箇所戸袋窓である。いずれもドアエンジン装備した自動扉である。 座席はすべてロングシートである。内装戦時設計のままで、天井板はなく鉄骨むき出しになっており、室内灯も裸電球ぶら下がっているという状態であった

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 14:37 UTC 版)

一畑電気鉄道2100系電車」の記事における「車体・内装」の解説

塗装これまでの一畑電気鉄道車両から一新されイエローベースに、側窓下ホワイト貫通扉・側扉がブルー車体部分グレーとなっている。 車体普通鋼製で、前面窓にはパノラミックウィンドウを採用し貫通扉と側扉付近に行先方向幕装備している。また、ワンマン運転用に前面窓両側サイドミラー取り付けられている。1994年度譲受の2本は側扉が3扉のままであるが、1995年度譲受の2本は座席数確保のために中央の扉を埋めて2扉車として落成している。 車内座席ロングシートとなっている。ワンマン運転用として、連結面側の側扉付近に乗車整理券発行器を、運転台後部運賃表示器自動両替機運賃箱設置している。また、連結面には防犯カメラ設置している(他の2系列でも同様)3扉車の車内 2扉車車内 縫(デハ2113)の車内 縫(デハ2103)の車内 運転台後部 縫(デハ2103)の運転台後部 運転席

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 04:19 UTC 版)

小田急2100形電車」の記事における「車体・内装」の解説

先頭車中間車とも車体長17,000mm・全長17,500mmで、車体幅は2,700mmである。小田急車両では初めて完全なノーシル・ノーヘッダーとなった外部塗装ぶどう色1色である。 正面貫通型3枚窓である。客用扉は各車両とも1,100mm幅の片開き扉が3箇所配置された。側窓は990mm幅の2段上昇窓で、配置客用扉間に3枚客用扉と連結面の間には2枚乗務員扉と客用扉の間には1枚となっている。各客用扉に隣接する窓のうち1枚戸袋となっている。窓枠木製である。屋根上には小型通風器を2列配置した座席はすべてロングシートである。室内灯は小田急通勤車両初め蛍光灯採用しており、1両につき40Wの交流蛍光灯11本、2列に並べている。車内内張りについては比較のため、川崎車輛製は薄緑色のビニール張り鋼板東急車輛製・日本車輌製の車両では薄緑色のデコラ張りとなった

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:56 UTC 版)

岡山電気軌道9200形電車」の記事における「車体・内装」の解説

連結部から運転台側に向って撮影した車内様子。上はA車 (1011A)、下はB車 (1011B)。(2016年6月第1編成第2編成車体寸法に差はなく、編成全長18.0メートル最大幅2.4メートル車体の高さ(パンタグラフ折りたたみ高さ)3.745メートルである。重量第1編成よりも増加し25トンとなった車両デザイン引き続き水戸岡鋭治担当車体塗装違いはないが、ポリカーボネート製のヘッドライトカバーの形状平面から凸面になる、車体側面屋根検修用のフットステップが設置されるといった変更点がある。車体のロゴ第1編成同一の「MOMO表記であったが、第2編成であることにちなみ愛称が「MOMO2」とされたため、2012年平成24年3月車体キャッチコピー追加あわせて「2」の文字追加されている。 内装木材多用する点では同一であるが、木材種類変更されA車アフリカ産のウェンジ(こげ茶色)、B車北アメリカ産ホワイト・アッシュ白色)を使用している。座席には取り外し可能なテーブル付属する座席定員20人で変更はない。 客室機器の変更点としては車内案内表示装置暖房機器があり、前者20インチ幅・LCD式のものとなってイベント観光案内などの情報表示も可能となり、後者客室機器容量第1編成の2倍となっている。

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車体・内装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 03:38 UTC 版)

富山ライトレールTLR0600形電車」の記事における「車体・内装」の解説

客用扉にはプラグドア採用制御装置は、右手のみで操作するワンハンドルマスコン採用バックミラー装備しない代わりに車体外部CCDカメラ搭載して左右後方映像運転台液晶モニター表示。このカメラ運転台側面上部にある耳のような張り出し中に埋め込まれている。また乗車ドア対面天井付近にカメラ設置されている。 将来直通予定富山地方鉄道富山軌道線同様に乗客が押す「停車ボタン」が設けられている。 連接部はロングシート、その他はボックスシート運転台後部出入口部分車椅子スペース折り畳み式補助席ボックスシート通路挟んで2人掛けシート1.5掛けシートが並ぶ変則的な配置で、1.5掛けシート向かい合わせ配置した区画ボックス1区画につき着席定員3名でカウントされている。なお、2015年3月北陸新幹線金沢延開業合わせ、シートモケットの張り替え施された。 吊り革は、JR東日本E531系E233系などと同一の物を採用している。 運転台客室との境界には、中央案内用の液晶パネル設置されているが、その両側開放されており遮光幕もない(蛍光灯映りこみ防止のための遮光板車椅子スペース側の天井設置されている)。そのため昼夜とも前方後方展望良好である。なお液晶パネルには、停車駅運賃などの基本的な情報常時表示されるが、特別仕様での運行時などには、車両や「とれねこ」を素材としたイメージ表示されることがある。 各扉部の天井には松下電工(現・パナソニック電工)製のLED出入台灯が設置されており、扉の開閉あわせて点滅するようになっている[要出典]。 警笛のほかフートゴング装備されている。発車直前知らせる際などに使用される

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