LCD式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 22:22 UTC 版)
液晶ディスプレイ(LCD)を用いる方式で、文字のほかに画像や動画などを表示することもできる。制御部のオペレーティングシステム(OS)には、Windows系が最も多く用いられており、デファクトスタンダードとなっている。取り扱える情報量が多いのが利点だがLED式や反転フラップ式に比べ消費電力が高くコストがかかり寿命が短いという欠点がある。このため主に利用者の多いターミナル駅などに設置されていることが多い。 初期のものでは、約10 cm角、24×24ドットで漢字1文字の表示が可能なTN型液晶パネルを複数組み込んだ装置が1983年頃に帝都高速度交通営団(営団地下鉄)で使用された記録がある。 JR東日本水戸支社やJR西日本神戸支社の駅に多く、JR九州でも博多駅・大分駅など主要駅で導入されている。大手私鉄では近畿日本鉄道や東武鉄道(主に伊勢崎線系統)で増加している。東京メトロ副都心線の一部の駅や、東急東横線の渋谷駅・武蔵小杉駅・日吉駅、Osaka Metro(中央線、千日前線、今里筋線)でも見られる。また公営交通では京都市営地下鉄東西線、名古屋市営地下鉄(名城線・名港線)などで導入されている。他にも中小鉄道では富山地方鉄道の電鉄富山駅、宇奈月温泉駅、立山駅にも導入されている。 JR北海道 恵庭駅 JR東海 東京駅 都営地下鉄 新高島平駅
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