A車(1801-1814)
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「名古屋市交通局1800形電車」の記事における「A車(1801-1814)」の解説
当グループは1953年8月から9月にかけて登場した。戦前の代表車である1400形をモデルとしていたが、装備機器だけでなく車体も大きくモデルチェンジされていた。車体構造は再び張り上げ屋根となり、内部は木部も含めてニス塗りではなく塗装されていた。側面窓配置1D4D4D1で上段窓はサッシュレス化されており、前後乗降扉は2枚引き戸で中央扉は1枚引き戸は変わりがないが、窓の保持はHゴムを使用したものとなった。前面は3枚窓で中央窓が下記の運転手の勤務状態に配慮して押し出し式の外開き窓になり、方向幕の左右には車内の換気を考慮してルーバーがついた。台車及び電装品はモーターにSN-50(約38kWh)を装備した従来からの吊掛駆動であるが、制御器にはAB型間接制御装置を、ブレーキには電空併用のセルフラップ式ブレーキを装備して、台車は弾性車輪つきで従輪に内拡式ブレーキを取り付けた住友FS60を履いていた。この新しい車体は、のちに登場した1550形、1900形、2000形と続く戦後の名古屋市電スタイルの基礎となった。
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