2000形
2000形
2000形
昭和48年5月、西鉄の特急用電車としてデビューし、昭和49年にローレル賞を受賞しました。その後、8000形のデビューにより特急電車の座を譲ったものの、側出入口を片側2扉から3扉化への改造を行い、現在は急行用電車として活躍しています。
この車両は、6両固定編成で当社初のダイヤフラム式空気バネを採用するなど、輸送力の増強と旅客サービス、安全性の向上を主眼として設計されています。
先頭部の前面窓は、三分割された車体幅いっぱいの窓とし、窓下にはステンレス製飾り枠付きの前照灯・尾灯を配置した、近代的なデザインです。車体は外部色を一新し、オキサイドイエロー色の車体にボンレッドの帯を配した、斬新なデザインとして当時の西鉄の看板電車でした。
腰掛は車端寄りに3人掛、出入口付近に2人掛のロングシートを設置し、その他はクロスシートとなっています。
この車両より、当社としては初めての自動行先表示器を先頭車前面上部、及び車体側面に設け、始発・折り返し時の取扱いの簡略化を行っています。また、平成5〜7年にかけてLED式の車内案内装置を新設し、サービスの向上を図っています。
●編 成 6両×5編成=30両
Tc1 | M1 | M2 | M3 | M4 | Tc2 |
2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 2025 | 2026 |
2031 | 2032 | 2033 | 2034 | 2035 | 2036 |
2051 | 2052 | 2053 | 2054 | 2055 | 2056 |
2061 | 2062 | 2063 | 2064 | 2065 | 2066 |
●諸 元
項目 | Tc1 | M1 | M2 | M3 | M4 | Tc2 | |
車体 | 長さ | 19500mm | |||||
巾 | 2740mm | ||||||
高さ | 4060mm | 4220mm | 4060mm | 4220mm | 4060mm | 4060mm | |
扉数(片側) | 3扉 | ||||||
定員(座席) | 123(46)名 | 134(52)名 | 134(52)名 | 134(52)名 | 134(52)名 | 123(46)名 | |
制御方式 | - | 抵抗 | - | 抵抗 | - | - | |
モーター出力 | - | 135kw×4台 | 135kw×4台 | 135kw×4台 | 135kw×4台 | - | |
ブレーキ方式 | 空制 | 空制・電制 | 空制・電制 | 空制・電制 | 空制・電制 | 空制 | |
製造初年 | 昭和48年 |
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メリークリスマス号(2041号最後の勇姿) |
展望車両(宝くじ号) 2000形(2001号車)
2000形
2000系
2000系(2000けい)とは、2000の数値を使用するないしは4桁の数値の内上1桁目が「2」を使用する体系を持つものを指す。
鉄道車両
2000系または2000形と呼ばれる鉄道車両。
日本
国鉄・JR
- 国鉄2000形蒸気機関車(旧岩越鉄道甲2形)
- 国鉄ワム2000形貨車
- 国鉄カ2000形貨車
- JR四国2000系気動車
国鉄・JR以外
- 愛知環状鉄道2000系電車
- 愛知電気鉄道サハ2000形電車
- 営団2000形電車
- 江ノ島電鉄2000形電車
- 遠州鉄道2000形電車
- 大阪高速鉄道2000系電車
- 小田急2000形電車
- 鹿島臨海鉄道2000形気動車
- 鹿島臨海鉄道コキ2000形貨車
- 北大阪急行電鉄2000形電車
- 北近畿タンゴ鉄道KTR2000形気動車
- 京都市交通局2000形電車
- 近鉄2000系電車
- 京王デハ2000形電車
- 京王2000系電車
- 京王2000系電車 (2代)
- 京急2000形電車
- 京成2000形電車
- 京阪2000系電車
- 神戸市交通局2000形電車
- 神戸電鉄2000系電車
- 神戸新交通2000型電車
- 埼玉高速鉄道2000系電車
- 埼玉新都市交通2000系電車
- 札幌市交通局2000形電車
- 参宮急行電鉄デニ2000形電車
- 山陽電気鉄道2000系電車
- 住宅・都市整備公団2000形電車
- 首都圏新都市鉄道TX-2000系電車
- 西武2000系電車
- 仙台市交通局2000系電車
- 相鉄2000系電車
- 総武流山電鉄2000形電車
- 高松琴平電気鉄道2000形電車
- 高松琴平電気鉄道2000形電車 (2代)
- 筑豊電気鉄道2000形電車
- 秩父鉄道2000系電車
- 銚子電気鉄道2000形電車
- 天竜浜名湖鉄道TH2000形気動車
- 東急2000系電車
- 東京都交通局2000形電車
- 東京メトロ2000系電車
- 東京モノレール2000形電車
- 東武2000系電車
- 東武キハ2000形気動車
- 東葉高速鉄道2000系電車
- 土佐くろしお鉄道2000系気動車
- 土佐電気鉄道2000形電車
- 長崎電気軌道2000形電車
- 長野電鉄2000系電車
- 名古屋市交通局2000形電車 (鉄道)
- 名古屋市交通局2000形電車 (軌道)
- 南海2000系電車
- 西鉄2000形電車
- 函館市交通局2000形電車
- 箱根登山鉄道2000形電車
- 阪急2000系電車 (初代)(1960 - 2014)
- 阪急2000系電車 (2代)(2024 -)
- 阪神2000系電車
- 広島電鉄2000形電車
- 福井鉄道F2000形電車
- 福岡市交通局2000系電車
- 富士急行2000系電車
- 北条鉄道フラワ2000形気動車
- 南阿蘇鉄道MT-2000形気動車
- 名鉄2000系電車 - ミュースカイ
- 名鉄ク2000形電車
- 名鉄デニ2000形電車
- 由利高原鉄道YR-2000形気動車
- 横浜市交通局2000形電車
- 横浜新都市交通2000形電車
大韓民国
- 韓国鉄道2000系電車
- 空港鉄道2000系電車
- ソウル特別市地下鉄公社2000系電車 (初代)
- ソウル特別市地下鉄公社2000系電車 (2代)
- 大邱広域市地下鉄公社2000系電車
- 釜山交通公団2000系電車
台湾
フィリピン
関連項目
2000形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/19 07:49 UTC 版)
「国鉄4500形蒸気機関車」の記事における「2000形」の解説
車軸配置0-6-0(C)の飽和式タンク機関車で、単式シリンダー2基1組を備える通常構造の機関車である。形態的には4500形、4510形と共通するラインを持つが、側水槽は煙室前端まで伸びており、これと半ば一体化している。運転室側面は直線的な4500形などに対して曲線を用いており、後部炭庫の張り出しもない。 機関車研究家の金田茂裕は、1889年から1905年にかけて合計27両がJ.A.マッファイ社で製作されたプファルツ鉄道向けT3形の各部寸法や基本構造が本形式と近似することから、同形式がプロトタイプとなった可能性を指摘している。 もっとも、本形式の蒸気ドームは煙突直後の第1缶胴上に、円筒形の砂箱は第2缶胴上にあり、蒸気ドームを第2缶胴上に置き、その直後に角形の砂箱を置いたT3形とは印象が異なる。また、弁装置もT3形が偏心リンクを特徴とする外側スティーブンソン式であるのに対し、本形式ではワルシャート式が採用されており異なっている。ただし、火室上に円筒形の台座を突き出して設置された安全弁の構造は両形式で同一である。 なお、本形式のシリンダー直径については、J.A.マッファイ社の公式値と1909年版の車両形式図では18インチ(457mm)であったものが1914年版車両形式図では16インチ(406mm)に変更されている。これについて金田茂裕はオリジナル設計ではシリンダ引張力が計算上動輪の摩擦引張力より大きくなり空転しやすいことと、16インチ径であれば計算上適切なシリンダ引張力が得られ、またシリンダ直径変更についてはシリンダー内にライニングを挿入することで対応できると指摘している。
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