無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 15:30 UTC 版)
「メタルギアシリーズの用語一覧」の記事における「無人機」の解説
月光 (IRVING) (MGS4、MGR) ATセキュリティ社製の無人二足歩行兵器。アームズテック社製で、製品名称はIRVING(アーヴィング)。「月光」という名称は、大日本帝国海軍の夜間戦闘機「月光」が由来であり、当時の連合軍側の本機に対するコードネームは「IRVING(アーヴィング)」であった。これをスネークは「月光」の発音にちなんで「GECKO(ヤモリ)」と呼んでいた。 『MGS4』では、既に量産化されており、民間軍事企業にも採用され戦場での実働台数は戦車を上回るなど、白兵戦や市街戦で主流な兵器となっている。 高度な赤外線センサーを備え、屋内での掃討なども視野に入れ、軽量化と高機動化がなされている。歩兵に随伴、協働できる能力も持ち、自律行動で作戦を遂行することも可能。セミや低い牛の鳴き声のような作動音を立てながら活動し、担当する区域を制圧すると、排泄のように緑色の液体を落としてマーキングを行う。 全高5メートル前後で、RPG等にも耐える堅牢な装甲を持ち、脚部を折りたたんだ状態ではトラックでの輸送も可能。上部にダンボールなどの中身を透視できる赤外線メインカメラが搭載されて、広い視界を確保している。脚部は有蹄類特有のES細胞を遺伝子操作して作り出した人工筋肉で、広い稼動範囲と柔軟な動作を実現している。壁の凹凸を掴んだり、壁面に突き刺すことで高い場所によじ登ることができ、市外をブロック単位で跳躍するなど、三次元方向の機動性も有し、近接戦では足を用いた蹴りと投げ技も繰り出す。ただし、脚部は装甲が比較的薄く、麻酔銃で撃たれたり、大きなダメージを受けると一時的に歩けなくなる。生体部品を保護するために冬眠機能が搭載されている。 中距離では前部に装備している機銃を使用する他、上部にブローニングM2重機関銃や対空ミサイル、対戦車ミサイル、発煙弾発射機などを搭載でき、ここに爆薬を搭載した「自爆型」や、対戦車ミサイルなどを容易に防ぐ「アクティブ防護システム搭載型」も存在する。ワイヤー状のマニピュレーターを装備しており、落ちているタバコを拾い上げる繊細さと、掴んだ人間を引き倒す程のパワーを兼ね備えている。 月光のデザインに影響を与えたのは、DARPA(国防高等研究計画局)の資金提供により、2005年にアメリカのジェット推進研究所とハーバード大学が開発した四足歩行ロボット「ビッグドッグ」とされている。シリーズを通してのメタルギアと同様の姿をして見えるが、核戦略の中核をなすべく作り出された存在ではなく、必ずしも核搭載オプションを備えないことから、兵器としてはメタルギアに分類されない。 仔月光 (TRIPOD) (MGS4、MGR) 直径は約30センチメートルほどで、月光 (IRVING) を母機としてサポートする小型の無人偵察機 (UAV)。IRVINGと同じくATセキュリティ社製で、製品名称はTRIPOD(トライポッド)。中央にカメラを持った球状のボディに3本の腕を模した機動オプションを搭載しており、歩行や地面を転がるといった移動方法や壁をよじ登ったり、パイプに掴まるなどといった動作も可能。その姿から、作中では「フンコロガシ」と呼ばれることがある。また、月光の子機であることから『MGS4』ではスネークとオタコンが仔月光と名付けている。 体躯の小ささを活かし、入り組んだ地形や屋内などの地表における偵察を主とする。一機辺りの戦闘力は低いが、連携して自律行動をとることができ、個体や少数では隠密行動、集団になると群れをなして攻撃を行う。また、仔月光人間として3機が縦に重なって人間に擬態する機能も持つ他、壁に張り付いて監視カメラのように振る舞う。 小型の偵察機でありながら攻撃オプションが搭載されており、中央のカメラ部分にはスタン機能が内蔵されており、アームで相手を掴んで電気ショックを与える攻撃をする。GSRやデザートイーグルで武装した個体も確認される。 『MGR』では、CNT筋繊維による強化によりアサルトライフルを片腕で扱う程のパワーを有するようになっている。また、停止中の仔月光の背面にある接続コードを雷電と接続することで、プレイヤーによる操作が可能になった。さらに、左右にジャンプして喜んだり、手拍子したり、親指を立ててポーズをとるなど、『MGS4』の時と比べると感情表現が豊かになっている。2体が上下に繋がった人間タイプの仔月光が登場し、雷電の攻撃を軽々と弾いている。また、初回限定版であるプレミアムパッケージには仔月光のフィギュアが2体付属しており、前述の2体が上下に繋がった人間タイプにすることが可能となっている。 『MGS4』の開発当初、デザートイーグルを所持している仔月光は白色にするつもりだったが、監督に却下され廃案となったと、作中iPodで聴くことの出来る「ガンズ・オブ・ヒデチャンラジオ」にて語られた。 LQ-84 フェンリル (Fenrir) (MGR) PMCデスペラード・エンフォースメントLLCが保有する四足獣型無人機。自己学習型AI、チェーンソー、またはレールガンを搭載。LQ-84i/ブレードウルフ (BladeWolf) (MGR) デスペラード・エンフォースメントLLCのR&Dが開発していた「音声対話と自己判断が出来る人間とサイボーグに代わる兵器」。光ニューロAIはノイマン型コンピュータと違い人間に近い思考をする事に着眼し、AIのニューロンを900億にして丸3年かけ会話が行えるようになった。が、人間と違い残忍性を持ち合わせず敵を殲滅して初めて価値を持つ「兵器」としては役に立たないとされ研究は中止、AIもモスボール保管されていた(海外版ではシャットダウンされたとなっている)。残虐性を持たない無人機にデスペラード社のサンダウナーが興味を持ち、LQ-84のプロトタイプボディに納めて再稼動させた。 自律行動の為に搭載されたAIに自我が発生していると自称し、己の消去を免れる為に、兵備として自身を保有するデスペラード社の命に従う。初登場時の兵装は背中にマウントされたチェーンソーと熱溶断機能を備えた投げナイフ「ヒートナイフ」で、それらを尾の位置から伸びているマニピュレーターで把持し、使用する。 サムとの交戦で一度、雷電との交戦で二度ボディを破壊され、雷電によりAI部は回収された。ブレードウルフ(海外版では「canine」と「thousand」を掛けた型番K-9000)のボディはLQ-84iのボディを黒くし、より生物的にした物で、索敵用合体型バイザーがあり、武装はヒートナイフと脚の刃のみ。 追加シナリオ『BladeWolf』では主人公として登場。 マスティフ (Mastiff) (MGR) ゴリラのような大型類人猿に似た風貌をした人型無人機。その大柄なボディとは裏腹に動きは俊敏で、梁にぶら下がったり胸を鳴らすといった動作を見せる。遠距離では右腕のマシンガン、近距離では圧倒的なパワーと太い両腕によるパンチや掴み技で攻撃する。両腕を斬られても両足でドロップキックを行う。マスティフとは番犬・闘犬を意味する。 当初のゲーム企画であった『MGSR』の頃から登場している唯一の兵器でもある。 ラプター (Raptor) (MGR) 獣脚類を模した二足歩行型無人機。月光と仔月光の中間的な構想で製作されており、月光では適さない屋内や狭い地下通路等での戦闘を想定されている。集団行動を得意としており、登録された仲間が機能停止に陥ると、AIに埋め込まれた仲間意識により原始的な怒りの感情を抱く。主な武装は脚部に設けられたブレードや、サイボーグを一定時間行動不能にするEMP兵器などが挙げられる。また、胴体部には制御ユニットとして仔月光が組み込まれており、同時に破壊しなければ仔月光のみが自律行動を開始する。なお、同じ小島プロダクション作品である『ZONE OF THE ENDERS』にもラプターという無人機が登場するが、関連性は全くない。 ヴォドムジェルカ (Водомерки) (MGR) ロシア製の無人ACV(エアクッションビークル)。ウォーターストライダーとも呼ばれる。水上での活動も視野に入れられており、ロシア語でアメンボを意味する名の通り3つの脚部によって水面を滑るように移動する。主な武装は火炎放射器。また、ジェットエンジンを有しており、高速移動や突進攻撃を行う。 グラート (Град) (MGR) ウクライナ製の無人攻撃兵器。大きな盾と無数の砲塔によって敵を寄せ付けぬトーチカモードと、その巨体に反し、踵部分の車輪による俊敏な動きで敵を翻弄する歩行モードの2つの形態を使い分ける。名称はロシア語で雹を意味する。製造元のウクライナでは「フラード」と呼ぶらしいが、無人機業界ではグラートの名称で一般的である。 当初は『MGSR』にて登場する予定だったとされており、その際にはボリスが乗り込んで雷電と共闘するシチュエーションも考えられていたという。
※この「無人機」の解説は、「メタルギアシリーズの用語一覧」の解説の一部です。
「無人機」を含む「メタルギアシリーズの用語一覧」の記事については、「メタルギアシリーズの用語一覧」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 01:31 UTC 版)
「航空自衛隊の装備品一覧」の記事における「無人機」の解説
名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数(※は改修数)保有数注釈RQ-4B グローバルホーク ※調達予定数3機 中期防衛力整備計画(26中期防)において導入が決定した米ノースロップ・グラマン製無人偵察機。2021年度導入予定。※画像は米空軍RQ-4B 退役 無人機 名称愛称(※は部隊内通称)画像調達数(※は改修数)注釈UF-104J/JA ※J型:2機(後にJA型に改修)JA型:12機 用途廃止となったF-104Jを改修した無人標的機。有人飛行が可能であるJ型と遠隔誘導で飛行するJA型がある。1997年3月までに全機、標的として撃墜される。※画像は展示用にUF-104Jと同様の塗装を施されたF-104J 無人機研究システム ※TACOM 4機 F-15J/DJから空中発射される自立着陸可能な無人偵察機。富士重工業製。2012年部隊使用承認。2016年度末退役。
※この「無人機」の解説は、「航空自衛隊の装備品一覧」の解説の一部です。
「無人機」を含む「航空自衛隊の装備品一覧」の記事については、「航空自衛隊の装備品一覧」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:10 UTC 版)
シーズン8で登場した、小型の遠隔操作型の無人偵察機ドローン。小型ローターにより上空をホバリング飛行し、容疑者の追尾や偵察を行うことが出来る。ある程度の自立飛行により姿勢制御がなされるため、最小限の操作でマニピュレート可能となっている。
※この「無人機」の解説は、「テロ対策ユニット」の解説の一部です。
「無人機」を含む「テロ対策ユニット」の記事については、「テロ対策ユニット」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/09 20:40 UTC 版)
主力を退いた戦闘機を無人機に改造し、有人戦闘機の僚機として対地攻撃など危険な任務を行わせる『ロボット僚機』の計画が進められている。
※この「無人機」の解説は、「僚機」の解説の一部です。
「無人機」を含む「僚機」の記事については、「僚機」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 22:32 UTC 版)
「白銀の意思 アルジェヴォルン」の記事における「無人機」の解説
8年前のアルジェント・ポイントにおける実験で、レイカがユーリンクシステムによる操作を行った無人機。ベースはコンゴウで、電子戦ユニットを改修した装備を搭載する。
※この「無人機」の解説は、「白銀の意思 アルジェヴォルン」の解説の一部です。
「無人機」を含む「白銀の意思 アルジェヴォルン」の記事については、「白銀の意思 アルジェヴォルン」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 23:22 UTC 版)
ヒズボラはイランから無人航空機Mohajer-4を供給されている。2004年11月、2005年4月の2度にわたりイスラエル領空への侵入に成功している。2006年8月7日に、IAFはイスラエル沿岸でMirsad-1を撃墜した。また、別のヒズボラの無人航空機が8月13日の晩に墜落している。
※この「無人機」の解説は、「ヒズボラの保有兵器」の解説の一部です。
「無人機」を含む「ヒズボラの保有兵器」の記事については、「ヒズボラの保有兵器」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/26 18:36 UTC 版)
1894年に始まる一連の失敗のテストの後に、ラングレーの無人の蒸気駆動のモデル「No.5」は、1896年5月6日に時速25マイルで90秒、距離は約0.5マイル、高度80~100フィートの飛行に成功した。 同年11月に、モデル「No.6」は5,000フィート以上飛行した。 尚、モデル「No.5」、「No.6」はカンチコ(バージニア州)の近くのポトマック川の中でハウスボートからワシントンD.C.の南に向けて発射された。
※この「無人機」の解説は、「エアロドローム」の解説の一部です。
「無人機」を含む「エアロドローム」の記事については、「エアロドローム」の概要を参照ください。
無人機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 07:21 UTC 版)
英キネティック社の開発したソーラー無人飛行機「ゼファー(英en:Qinetiq Zephyr)」は、2010年7月9日の離陸から336時間22分(14日と22分)連続飛行の世界記録を作った。 NASAの「ヘリオス」が2001年8月13日、高度9万6863 フィート (2万9511 メートル) を達成し、プロペラ機としての高度記録を作った。
※この「無人機」の解説は、「ソーラープレーン」の解説の一部です。
「無人機」を含む「ソーラープレーン」の記事については、「ソーラープレーン」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から無人機を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 無人機のページへのリンク