無人操縦装置の原理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/21 18:20 UTC 版)
「摂津 (標的艦)」の記事における「無人操縦装置の原理」の解説
各電信によって稼働するスイッチを持ち、発信する電波を、800・930・1100・1300ヘルツの4種類(それぞれ、W・X・Y・Zという符号が付いている)とし、その内の3種を組み合わせ(たとえば、ZWWと発信すれば右10度変針、YXZで前進14ノットなど)が一命令となる。信号の組み合わせは、最大64通りとなるが、うち37通りに実際の命令が割り当てられた。命令により速力や進路の変更が行なわれる。 ただし本艦の操縦は全て無人というわけではなく、艦船による砲撃訓練時のみが無人で、訓練海域までは艦橋にて操艦し、到着すると僚艦である駆逐艦矢風に全員移動しそこからコントロールされる。航空機の爆撃訓練の際は、艦内の安全防御区画で待機し、一般航行時や出入港時は乗員がそのまま乗り込み操艦した。
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