令和の即位礼正殿の儀に参列した外国元首・祝賀使節等による感想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 14:51 UTC 版)
「即位礼正殿の儀」の記事における「令和の即位礼正殿の儀に参列した外国元首・祝賀使節等による感想」の解説
「 式典は行事の細部に至るまで全てが美しく、特別なものであった。歴史的な行事に国王陛下と共に参加することができて、とても光栄に思う。最初から最後まで時間が守られて整然と進行したことは、日本らしく素晴らしかった。全てが完璧で国王陛下もとても喜んでいた。参列者の車列が赤信号で停止する場合もあったが、秩序正しさや国民に負担をかけない配慮が素晴らしく、好感が持てた。 」 —カンボジア アルンラスミー王女 「 令和の時代をお祝い申し上げる。即位礼正殿の儀は、世界で最も古くから継承されている皇位である菊の玉座に新たな天皇陛下が即位される歴史的かつ重要な出来事である。即位礼正殿の儀は大変美しく、饗宴の儀は、心尽くしの素晴らしいもので、心から楽しませていただいた。 」 —シンガポール ハリマ・ヤコブ大統領 「 全ての行事がスムーズに行われ、日本人の仕事の正確性、規律を守るチームワークに改めて感心させられた。この面で、パキスタン人も共助、慈悲の念が強い国民と思っているが、日本人は、模範となっているといえる。東日本大震災の際の被災者の秩序ある行動は今でも鮮明に覚えており、自分も自国で良く話題にしている。今回のように大変な行事をつつがなく実施されたのも日本人ならではと思う。即位礼正殿の儀の厳粛な式典に感銘を受けた。即位の礼にパキスタンを代表して参列できたことは大変光栄なことであった。饗宴の儀が最も印象に残っている。伝統文化に触れることができ、30名ほどの各国の要人と懇談する機会もあり、極めて有意義であった。200近い国や機関等から王族、大統領、首相等が一堂に会する儀式は圧巻であり、また、両陛下や皇族の方々のおもてなしに感謝している。多くの他の外国の賓客と話ができたことにも満足している。これほどの大規模な式典を混乱なくスムーズに進めることのできる日本に敬意を表する。総理夫妻主催晩餐会で披露された日本の伝統芸能は、非常に良いプログラムであった。 」 —パキスタン アリフ・アルビ大統領 「 日本の皇室は長き歴史と伝統を有されており、今般、即位の礼に参加させていただいたことは光栄である。自分の父は、上皇陛下の即位の礼に参加をさせていただいたが、今回はこの歴史的機会に自分たちが参加できて心から嬉しく思う。我々は日本が大好きである。心からのお祝いを申し上げる。約190か国もの代表を迎えて、全てが完璧に組織されていたのには感服した。これだけ多くの国の代表が参列したことは、世界における日本のステータスを如実に示すものだと思う。(共に参列した王妃陛下から)正殿の儀は本当に美しい儀式であった。当日は雨が降っていたが、両陛下がお姿を見せられた時に雨が止み、一条の陽がさしてきたのには非常に心動かされた。 」 —ブータン ジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク国王 「 天皇陛下の御即位を寿ぐ幸なる日に、一番印象に残っていることは、突如天空から差し込んだ陽光である。朝からの雨が、天皇陛下が即位を宣明される直前に降り止み、眩いばかりの太陽の光があたりを照らし始めた。この現象が吉祥に思えてならなかった。 」 —モンゴル オフナー・フレルスフ首相 「 歴史的な行事である即位の礼に参列する機会を頂き感謝。日本の素晴らしいところは、何をするにも時間が正確であることであり、今般の御即位に伴う一連の行事も、大勢の賓客が世界中から参列したのにもかかわらず、実に整斉と秩序立って運営されており、大きな感銘を受けた。30分の即位礼正殿の儀は、謹厳であり、精密であり、簡潔であり、とても高貴なものであった。 」 —クック トム・マースターズ女王名代 「 伝統文化を如何に保存しつつ近代的な文化と融合させていくべきか、という点を感じさせる素晴らしい式典であった。ツバルでも伝統的な儀式、文化がともすれば失われがちであり、本国に戻り何ができるか考える良い契機となった。外務大臣に就任したばかりであり、今回が外務大臣としての初の外国訪問。このような貴重な機会となり大変名誉なことである。饗宴の儀の際に、日本の皇室の方々とお話ができたことにも感激している。行事等の進行は極めて良く統制され、全く破綻のないアレンジメントであった。 」 —ツバル サイモン・コフェ法務・通信・外務大臣 「 今回の諸行事は、自分にとり一生に一度の体験だった。このような貴重な機会を与えていただき、日本の皇室と政府に深く感謝している。 」 —ナウル ライノル・エニミア大統領 「 今般の訪日では実によく面倒を見ていただき、実に素晴らしい時間を過ごすことができた。自分にとって、極めて多数の王族や国家元首等が一堂に会している場に参列できたことに感動した。ニュージーランド総督府のホームページでも、今般の訪日について写真等で紹介しており、ニュージーランド国内からも多大な関心が寄せられている。皇居での諸行事は非常に興味深く、歴史的なゆかりに彩られており、見事な特徴を伴うものであった。即位礼正殿の儀は、実に立派な式典であった。式典自体の時間も長くはなく、適切であった。両陛下の衣装は素晴らしく、歩行される御様子も見事であった。今回の訪日で特筆されるのは、日本政府関係者が、これだけの大規模なオペレーションを整斉と成し遂げたことであり、感銘を受けた。また、日本の文化、芸術等の一端を感じることができた。 」 —ニュージーランド パッツィー・レディー総督 「 即位の礼を含む一連の公式行事に参加でき、大変充実した訪日であった。4年の大統領任期中にこのような儀式に出席できる機会は稀であり、自分としては大変感動的だった。あのような大規模なセレモニーを滞りなく運営できるのは日本だけだと思う。日本の天皇制の歴史は永く、宮中行事は威厳がありかつ居心地よいものであった。雨降る中でも伝統とプロトコールに従い、整然と規律正しく執り行われていたことが印象深かった。 」 —マーシャル ヒルダ・C・ハイネ大統領 「 正殿の儀では、自分は畏怖の念に打たれた。それは感動的で、美しく、自分と妻の心に響くものであった。出席できたことに感謝している。美しいハーモニーを真に示す適切な行事であった。それは、細心の注意を払って計画されて、実行され、非常に感動的であった。饗宴の儀では、天皇陛下より直接御挨拶を頂き、天皇皇后両陛下と同席できたことは、名誉なことであった。行事全体を見て、日本がいかに古代及び伝統的な時代とともに現代の最高の質を具現しているかについて感銘を受けた。また、食事については言葉で表現することはできない。私は日本食が大好きであり、プレゼンテーションは最高であった。総理夫妻主催晩餐会における伝統的な演芸、芸術的な表現と勇気ある規律の完璧な調和を示していた。 」 —ミクロネシア デイビット・パニュエロ大統領 「 即位礼正殿の儀は、とても厳粛な雰囲気の中で執り行われ、多くの賓客が感銘を受けていた。各国からこれだけ多くの賓客が参加したということは、日本が世界から尊敬を集めている証左である。天皇皇后両陛下は、とても恵み深い方で、笑顔で一人一人賓客を出迎え、お見送りをされるお姿にとても感銘を受けた。米国政府を代表して歴史的瞬間に出席できたことを心から光栄に思う。 」 —アメリカ合衆国 イレーン・チャオ運輸長官 「 想像を上回る素晴らしさであり、非常に感銘を受けた。全てがスムーズにオーガナイズされており、セキュリティ面でも心強かった。日本の皆さんが大変親切であり、天皇陛下及び安倍総理とも短時間であるがお話できたこともよい思い出となった。 」 —カナダ リチャード・ワグナー最高裁判所長官 「 即位礼正殿の儀では伝統の重さを感じた。天皇陛下のおことばが非常に短かったのが印象的で、その少ない言葉の中に内容が凝縮されていた。また日本の行事等に関する進行・アレンジは大変正確だった。饗宴の儀は配席が工夫されていたおかげで、他の元首と重要テーマにつき会話を交わすことができた。また日本の行事等に関する進行・アレンジは大変正確だった。 」 —パナマ ラウレンティーノ・コルティソ・コーエン大統領 「 訪日に非常に満足している。即位の礼の一連の行事は素晴らしかった。また、多くの王族や大国の首脳達に近くで接することができたのは、自分にとって貴重な体験であり、エキサイティングでもあった。驚いたのは日本の行事運営である。あれだけの規模の行事において、全てが正確で綿密に計画されていた。饗宴の儀及び総理夫妻主催晩餐会のアレンジもさることながら、車列が秒刻みで少しの混乱もなく会場に到着する様子は魔法を見ているようであった。バルバドスは来年、UNCTADの大規模行事を主催するのだが、同行していた外務省担当者にとり非常に良い勉強になった。 」 —バルバドス サンドラ・メイソン総督 「 両陛下の健康とお幸せをお祈りしている。新しい天皇陛下の下で、日本が一層の繁栄を迎えることを確信している。即位礼正殿の儀、饗宴の儀、総理夫妻主催晩餐会はいずれも素晴らしく、深く印象に残った。一生忘れないだろう。子や孫にも伝えて家の記憶としたい。到着から出発まで完璧なアレンジで、感服した。行き届いた接遇に心から感謝している。 」 —ベリーズ コルビル・ノーベルト・ヤング総督 「 式典は非常に荘厳な雰囲気の中で執り行われ、日本らしい精神的なものが感じられて感激した。両国間関係もこうした精神的な部分に支えられていると感じさせられた。日本側の行き届いた接遇に感謝したい。日本側リエゾン(接伴役)の働きは不可欠であった。 」 —ペルー フランシスコ・エンリケ・ウゴ・ペトロッシ・フランコ文化大臣 「 即位の礼の式典は、日本の伝統を感じさせる素晴らしいものだった。我々では実現不可能なほど、式典も自分の訪問も細かい所まで配慮され、かつ、時間通りに進行した。(共に参列した外務大臣夫君から)来年アンドラでイベロ・アメリカ首脳会議が開催されるので、日本において大規模行事がどのように開催されるのか注視していた。今朝、宿泊先を出発する際に、ホテルのスタッフがずらっと整列し見送ってくれたのには驚き、感激した。至る所が清潔なのは欧州の首都とは違う。リエゾン(接伴役)をはじめ、皆さんにしっかりアテンドしていただき、大変ありがたかった。 」 —アンドラ マリア・ウバク・フォン外務大臣 「 荘厳で厳粛な素晴らしい式典だった。このような式典にありがちな派手さや賑やかさとは無縁の、簡素で静かな式典であったことが印象的であった。これまで日本の伝統芸能を全体を通して鑑賞したことがない自分にとって、能、歌舞伎等のさわりの部分に触れることができ、日本文化の一端を知ることができて良かった。祝賀のためにあらゆる国から様々な立場の方々が参集されていたことに感銘を受けたが、個人的にもこの機会に多くの方々と交流できて意義深い機会となった。日本においては言わずもがなだが、全てにわたって完璧なアレンジだった。 」 —エストニア ケルスティ・カリユライド大統領 「 正殿の儀は、過去100年に3度しかない貴重な機会ということで、大統領自身が今回の訪日を大変重視していた。日本にとり大変重要な儀式を目にすることができ、非常に印象的であった。饗宴の儀においては、本年9月にオーストリアを訪問された佳子内親王殿下に再びお目にかかれ光栄であった。 」 —オーストリア アレクサンダー・ファン・デア・ベレン連邦大統領 「 即位礼正殿の儀は、威厳と同時に儀式全体の静けさが独特かつ真似のできないものであった。儀式の間、皇族の方々が長い間直立不動でいらしたことに感銘を受けた。皇居の建物は控えめに見えるが、非常に大きく、日本の歴史と伝統を感じることができる精神を有している。高御座の高さと装飾のそれぞれは、日本の古代の文化と歴史を感じさせる。何世紀にもわたってこの遺産をそのまま保存してきた日本の皇室に対する賞賛と敬意を身をもって体験した。非常に多くの外国賓客と皇族の方々の直接の参加を得た上で、分刻みかつ完全に有機的な式典を実施した日本側の能力は大変印象的であった。 」 —カザフスタン ヌルスルタン・ナザルバエフ初代大統領 「 大統領が国政のため出席できなくなり、その名代として参加したが、経験した素晴らしさを言葉で表すのは難しい。即位の礼では、史上最多の数の各国の首脳が東京を訪問した。式典も素晴らしく、自分も他の国の代表と同じように大切にしていただいた。 」 —北マケドニア共和国 アンドレイ・ジェルノフスキ外務副大臣 「 (大臣秘書官のコメント)即位の礼の儀式は数百年にわたる伝統に裏付けられていた。約2,000人の招待客が即位礼正殿の儀に参加し、大臣も即位されたばかりの天皇皇后両陛下及び式典に非常に感銘を受けた。式典はよく準備されており、快適で非常に素晴らしかった。参列した大臣にとっても、長く留まる記憶となるであろう。 」 —スイス ヴィオラ・アムヘルト国防・市民防衛・スポーツ大臣 「 即位の礼という素晴らしい機会に、皇太子ともども参列することができ、大変喜ばしかった。荘厳かつ伝統的な式典は大変印象的であった。天皇皇后両陛下の温かいお心づかいに心から感謝している。上皇上皇后両陛下に再会できたのも嬉しい思い出である。天皇皇后両陛下をはじめ、関係した全ての方に感謝の気持ちを伝えてほしい。 」 —スウェーデン カール16世グスタフ国王 「 即位の礼のことを、大変温かい気持ちで、喜びをもって回想している。この荘厳な儀式の過程で、日本国民が自らの千古の伝統や、道徳的及び倫理的基礎を深く信奉し、また国が幅広い国際的協力と相互理解に門戸を開いていることが明瞭に示された。このような概念は、確固たる歴史的基盤の上に自らの近代的国家を建設することに立脚するトルクメニスタンの国民の認識にも近い。天皇陛下に対しては、トルクメニスタンとの協力に関する御理解に心より感謝を申し上げるとともに、友好的日本国民の幸福、健康、あらゆる善きことを祈念している。 」 —トルクメニスタン グルバングルィ・ベルディムハメドフ大統領 「 即位の礼は、完全な沈黙の中で始まり、厳かな儀式で非常に感銘を受けた。天皇陛下のおことばと引き続き行われた総理の寿詞は簡潔で素晴らしいものであった。400人以上の外国賓客を整然と丁寧に接遇する今回の一連の儀式のプロトコールは完璧であった。饗宴の儀では高御座を間近に見ることができ、各国の代表と親しく懇談できた。総理夫妻主催晩餐会では歌舞伎などの日本の伝統芸能を堪能した。日本の歴史と精神を感じさせる一連の儀式は大変印象深いものであった。滞在中のもてなしは最上のものであり、日本政府に感謝する。 」 —バチカン フランチェスコ・モンテリーズィ枢機卿 「 とてもうまくいった。日本のチームは、素晴らしかった。私のために、たくさんのことをしてくれた。 」 —ベルギー フィリップ国王 「 即位礼正殿の儀は、日本の長い伝統に基づいた、美しい儀式であった。大変良く組織され、荘厳であった。初めての訪日であったが、個別日程も含めてとても印象深い、充実した滞在になった。日本側にとり、世界各国からの賓客の応接は大変だったと思うが、各行事の良く組織された挙行と種々の対応、またリエゾン(接伴役)の働き等に深く感謝したい。 」 —ボスニア・ヘルツェゴビナ ジェリコ・コムシッチ大統領評議会議長 「 静寂に包まれる中で執り行われた正殿の儀の荘厳さには大変感銘を受けた。世界の王室・皇室の中でも、あのような厳粛かつ特別な雰囲気の式典が執り行われるのは日本の皇室のみではないか。正殿の儀が執り行われた日は朝から雨が降っていたものの、開始直前には雨が止み、日が差したことも大変神秘的であった。世界各国の外国賓客を迎え入れての行事の準備は大変であっただろうが、全ての行事はつつがなく執り行われて素晴らしかった。ポルトガルを代表して、この貴重な機会に立ち会うことができたのはとても光栄である。 」 —ポルトガル アニーバル・カヴァコ・シルヴァ前大統領 「 即位礼正殿の儀は、大変素晴らしい式典であった。まるで時代を遡ったような感覚だった。また、各行事において、各国の宿舎出発及び会場到着時刻の調整等、日本らしい完璧な時間調整がなされており、賞賛したい。公式行事に関し、全体としての運営が非常にスムーズである点に驚いた。とても良い滞在になった。今回の式典のような大規模な行事の運営は決して容易なものではなかったと想像するが、日本側の対応、リエゾン(接伴役)の働き等に深く感謝したい。天皇皇后両陛下による温かい歓迎とお心遣いに感激した。 」 —ルクセンブルク アンリ大公 「 スルタン・カブース国王の名代として、即位の礼において天皇陛下に対し、カブース国王及びオマーン国民の祝辞をお伝えする名誉を授かった。今次日本訪問は素晴らしく、また、楽しいものであった。天皇陛下及び天皇家の方々とお会いし、皆様に御挨拶差し上げたことは何よりも幸せなことであった。(在京オマーン大使から)即位の礼に参列したアスアド殿下は、これが日本の伝統の粋を示したものであり、簡素さの中にも伝統美のある素晴らしい行事だとの感想を述べられていた。殿下は我々随行員に対して、オマーンも近代化にだけ走ればよいのではなく、日本の様に良き伝統は維持していかねばならないと強調されていた。 」 —オマーン アスアド・ビン・ターリク・アル・サイード国際関係・協力担当 副首相兼国王特別代理殿下 「 素晴らしい式典だった。お料理もおいしかった。お招きいただき、感謝している。 」 —カーボベルデ ジョルジュ・カルロス・デ・アルメイダ・フォンセカ大統領 「 即位礼正殿の儀は、悠久の歴史を通して培われた日本の魂を感じることができ、大変印象的であった。皇居周辺に集まった人々が、自分を含む外国賓客の車列に対しても手を振って温かく歓迎してくれたことには、とりわけ感激した。日本国民の心に触れた瞬間であった。 」 —カメルーン ジョゼフ・ディオン・ングテ首相 「 代表団及び個人を代表して、日本国政府及び国民に対し、滞在を通じて代表団に与えられた大変温かく友愛に満ちたおもてなしと寛大さ、そして何より天皇皇后両陛下の歴史的な御即位の最上の成功を収めるためになされた素晴らしい準備に対し、心からの感謝を伝えたい。我々は、今回の参列を人生に一度の非常な光栄と考えており、賓客に対し最高の真心と敬意を示すという日本人が大切にしてきた高潔な慣習と伝統に触れ、これ以上のものを望むことはできない。 」 —シエラレオネ アバス・シュルノー・ブンドゥ国会議長 「 即位礼正殿の儀は、シンプルでありながら厳かな雰囲気があって大変感銘を受けた。饗宴の儀では、多くの皇族方とお話しさせていただく機会を得たが、皆様英語がお上手であり、加えて、招客に対する格別のお心遣いを感じることができた。全ての行事の運営がスムーズに実施されていたことも素晴らしかった。帰国したら大統領に報告した上で、自分の古巣である外務省に対し『職員を日本に派遣して儀典の研修を受けさせるべきだ。』と勧告したい。 」 —ジンバブエ シンバラシェ・シンバネンドゥク・ムンベンゲグウィ元外務大臣 「 日本の歴史的な儀式に参列することができて大変光栄であった。饗宴の儀にて、天皇皇后両陛下に謁見した際、両陛下の前で深々とお辞儀をすると、両陛下は大変喜んでくださった。他の国の参列者がお辞儀をしているのはあまり目にしなかったが、相手の国の文化を尊重するタンザニアの姿勢を見せることができたと思う。自分が、タンザニアから来たと自己紹介すると、両陛下はンゴロンゴロ自然保護区のことを話題にされ、大変感銘を受けた。自分からは両陛下に対し、タンザニアにお越しくださいと申し上げた。3日間の日本滞在は大変充実していた。歴史的な行事に立ち会えたことは自分にとって大変名誉なことであった。日本のおもてなしに大変感謝している。天皇皇后両陛下におかれては、是非ともタンザニアにお越しいただきたい。 」 —タンザニア ジョージ・ムクチカ大統領府付公共サービス・行政機能強化担当大臣 「 今回の訪日は3日間であったが、天皇皇后両陛下及び安倍総理に御挨拶する機会があり、ブハリ大統領の名において今般の御即位に対する祝意等を直接伝えることができた。今回の自分の即位の礼への出席により、ナイジェリア国民の間で日本に対する関心がさらに高まることになると期待する。日本が高度に発展しつつも伝統や文化を絶えることなく維持していることに大変感銘を受けた。即位の礼はおよそ30分の式典であったが、日本の伝統美や文化が深く凝縮された大変に壮大で豊かなものであった。日本がどれほど技術的に発達しても、日本の伝統が世代から世代へと受け継がれており、それがなんら失われていないことを理解した。また、皇室は日本のコミュニティの団結を維持することに貢献しており、ナイジェリアにもそのような存在や価値観が共有されるようになればと望んでいる。 」 —ナイジェリア ボス・ムスタファ連邦政府官房長官
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