GUNDAM FACTORY YOKOHAMA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/05 13:13 UTC 版)
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA | |
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外観
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施設情報 | |
テーマ | 機動戦士ガンダム |
キャッチコピー | 「動け、ガンダム。」 |
管理運営 | Evolving G[1] |
開園 | 2020年12月19日[2] |
閉園 | 2024年3月31日[3] |
所在地 | 〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町279-25 |
位置 | 北緯35度26分48.1596秒 東経139度39分14.6815秒 / 北緯35.446711000度 東経139.654078194度 / 35.446711000; 139.654078194座標: 北緯35度26分48.1596秒 東経139度39分14.6815秒 / 北緯35.446711000度 東経139.654078194度 / 35.446711000; 139.654078194 |
公式サイト | https://gundam-factory.net/ |
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本社が入居する藤澤ビル(ホワイトベース)
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | ![]() 〒167-0051 東京都杉並区荻窪4-30-16 藤澤ビル ホワイトベース 北緯35度42分14.2秒 東経139度37分25.8秒 / 北緯35.703944度 東経139.623833度 / 35.703944; 139.623833 |
設立 | 2019年(平成31年)3月5日 |
廃止 | 2025年(令和7年)2月28日[1] |
法人番号 | 3011301024881 |
事業内容 | GUNDAM FACTORY YOKOHAMAの運営等[1] |
代表者 | 代表取締役 佐々木新 |
資本金 | 2億6500万円 |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | バンダイナムコホールディングス 93.8%[4] |
外部リンク | http://evolving-g.co.jp/ |
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GUNDAM FACTORY YOKOHAMAは、かつて神奈川県横浜市中区の山下埠頭に存在していた、機動戦士ガンダムを題材とした複合施設である。
概要
機動戦士ガンダム40周年プロジェクトの一環で、2020年12月19日に開業した。当初は10月1日開業予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により延期された。
施設は、18mの動く実物大ガンダムが格納された施設「GUNDAM-DOCK」と、動くガンダムの仕組みがわかる展示施設やカフェ、物販施設などからなる複合施設「GUNDAM-LAB」で構成されていた。入場料は大人1650円、小人(7歳以上12歳以下)1100円。6歳以下は大人1人につき3人まで無料であった[2]。
当初は2022年3月末までの公開を予定していたが、ファンの要望を受け2度に渡って延長し、2024年3月31日に営業を終了した[3]。
GUNDAM-DOCK
GUNDAM-DOCKには18mの動く実物大ガンダムが格納され、毎時00分と30分に起動演出が実施された。また、ガンダムを高さ15メートルと18メートルの位置から見ることができる「GUNDAM-DOCK TOWER」も設けられ、入場には入場料とは別で1人3300円が必要だった[2]。
実物大ガンダム
実物大ガンダムは鋼鉄製の可動フレームに、カーボン樹脂製の外装を取り付ける機体構造で、高さ約18m、本体の質量は約25t。腕や脚が可動し、関節自由度は全身で24度となっている他、ハンド部分は各五指が稼働する。アクチュエーターは全て電動式で、大きなトルクがかかる関節部分には電動シリンダを用い、その他の箇所にはモーターと減速機を組み合わせて搭載していた[5][6]。
外観は初代ガンダム「RX-78-2」をモデルにしつつ滑らかな動作を実現するために修正が加えられており、ガンダム世界のなかで起きた「一年戦争」のあとに発見されたモビルスーツのパーツを検証するために再構成して作られた「RX-78F00」という設定になっている[7][6]。
実物大ガンダムはGUNDAM-CARRIERと呼ばれる台車に据え付けられており、その前後移動とガンダムの体の動きが連動することで絶対に倒れない安全性を確保しつつ歩行を表現している[8]。当初は二足歩行するガンダムの製作を試みたが、技術的に不可能であった上、建築基準法により絶対に倒れてはならない建築物を造る必要があったため実現しなかった。これについて、原作者である富野由悠季は、「ごめんなさいと言わせてください」「もっと乗り物として動かしたいと思う人は、このガンダムを見上げて、解決しなければならない問題がいっぱいあるのだ、という想像をして、その解決策を考え出してほしいのです。」としている[9]。
実物大ガンダムを動かすプロジェクトは2014年に「ガンダムGLOBAL CHALLENGE」の名称で始動した。その実現に向け、乃村工藝社、アスラテック、川田工業、住友重機械搬送システム、ココロ、ナブテスコ、安川電機、三笠製作所、前田建設工業の9社が協力した[10]。
2024年の営業終了後に解体・撤去され、その後装甲の部材のほぼ全てが2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)にてバンダイナムコグループの出展するパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」にて再利用され、実物大ガンダム像が設置された[11]。
GUNDAM-LAB
GUNDAM-LABには、実物大ガンダムの仕組みをパネルや立体物で設計、構造、仕組みを解説する展示や、コクピットに乗り込んだかのような体験ができる「GUNDAM Pilot View SoftBank 5G EXPERIENCE」が設置された「ACADEMY」、限定商品を取り扱うショップ「THE GUNDAM BASE YOKOHAMA Satellite」、「GUNDAM Café Yokohama Satellite」が存在した[12][13]。
出典
- ^ a b c “バンダイナムコグループのEvolving Gが解散…昨年3月に終了した「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」の運営会社”. gamebiz (2025年3月26日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ a b c “動け、ガンダム。実物大ガンダム稼働プロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」開催日が決定”. ASCII (2020年10月3日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ a b “実物大ガンダム公開終了 横浜でファン魅了”. 日本経済新聞 (2024年3月31日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ 有価証券報告書 - バンダイナムコホールディングス
- ^ “プロジェクト始動から5年、実物大「動くガンダム」の情報がついに解禁”. MONOist (2020年1月24日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ a b “圧倒的じゃないか実物は!「動く実物大ガンダム」ついに公開”. PC Watch (2020年11月30日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “「動くガンダム」がついに実現した大きな意味 アニメ開始から40年、実物大ガンダムの舞台裏”. 東洋経済オンライン (2020年12月21日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “工学部/技術監修で携わった実物大"動くガンダム" GUNDAM FACTORY YOKOHAMAで公開中”. 中京大学 (2021年6月9日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “実物大ガンダムの足元に「謎の自販機」を発見したので担当者に話を聞いてみた結果 → ガンダムとジョージアの共通点が判明する”. ロケットニュース (2021年1月22日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “【異業種・異分野100人の力が結集】横浜の大地に立ったガンダム 動かした人々の想いとは”. 建設通信新聞 (2020年12月12日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “大阪万博に新たな「実物大ガンダム像」登場 横浜“動くガンダム”の装甲を再利用、片手を高く上げた姿に”. ITmedia (2024年6月26日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “ガンダム:動く実物大ガンダムの構造を解説 ACADEMYがすごい! 技術者の情熱を”. MANTAN WEB (2020年12月6日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ “18mの実物大ガンダムが動く!機動戦士ガンダム40周年プロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」 始動”. 電通報 (2020年12月8日). 2025年5月23日閲覧。
外部リンク

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