真田十傑蟲
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真田幸村の究竟な10人の配下・真田十傑衆が蟲人になった姿。かつては人の身でありながら巨大蟲と同様に人間を捕食することを好む者が多く、普段は自身が得た蟲の容姿を色濃く残した姿をしている。元々は、野心と力を持ちながら、悪党の様な生活をしながら各地で燻っていた者達。真田に出会い、あらゆる者を受け入れる器、同じ夢を見せるカリスマ性に心服、自分たちを見つけた恩人である彼に高い忠誠心を持つ。 霧隠 才蔵(きりがくれ さいぞう) 声 - 関智一 真田十傑蟲筆頭。蟋蟀の蟲人。 元は伊賀の大忍者で、草摺を身に着けている。自分より目下の者(弱者)には「クズ虫」と呼んで見下し、自分のことを「様」付けで呼ぶことを強要する傲慢かつ尊大な性格。一人称は「拙者」。脱皮後は背中の翅を除いて長髪な男性の姿になり、空気が歪むほどの威圧感を発揮する。 翅の羽音を聞かせることで和歌山城全域という広範囲かつ物理法則すら捻じ曲げるほどの強力な幻術を掛けることができる。蟋蟀の体軀から繰り出される音は聞く者にとって強烈な不快感を催すだけでなく、防御や攻撃においても機能する。小太刀を武器に用いる他、剥いだ人の生皮を使った変装が得意で隠密行動に優れている。 火鉢の祖父・弥三郎とは家族とも言えるほどの仲であったが、彼を裏切り並々なる向上心からより強い力を求める欲望のあまりに親と言える師匠・百地三太夫を殺害して禁術の巻物を奪ったという因縁がある。だがその後は力への誘惑に負け家族を裏切ってしまった自らの行いに強い後悔と罪悪感を募らせ、術を使いこなすことが出来ずにいた。しかし、真田との邂逅、自らの所業を肯定され心の重圧を解放し術を使いこなす様になり、それ以降真田に心酔し忠誠を誓うようになる。 松坂和歌山城の戦いでは第弐陣を務め、表坂の松の丸で火鉢と戦う。強力な幻術で火鉢を追い詰めるものの、発破を用いた振動によって本体の位置が判明し敗北する。しかし、倒されたのは霧隠が生み出した影であり、彼の反応を見る限り本体よりも弱いとのこと。和歌山城に潜入した蟲奉行を含めた別働隊の目的を暴くために協力者である正勝に変装して紛れ込み、宗直の居場所に到着する前にあらかじめ気づいていた無涯によって正体がばれ、彼との戦闘にもつれ込み「虫返り」を使うも、無涯には効きづらかったことと奥義を使う際に自らに掛ける幻術が甘くなる隙を付かれ、彼の「塵外刀」に吸収された。 技 不協壁音(ふきょうへきおん) 翅から繰り出す音で発破を防ぐほどの強力な防壁を作る。不協破音(ふきょうはおん) 翅から音の衝撃波を繰り出す。屋敷を吹き飛ばすほどの威力。 胡蝶の夢(こちょうのゆめ) 脱皮後に使用可能な技で、百地三太夫が封じていた禁術。相手の過去の記憶を夢として見せ、それを操ることで人を意のままに操り死に至らしめる幻術。 虫返り(むしがえり) 脱皮後に使用可能な技。自分の体が「虫」に変貌していく様を幻覚で見せ、精神を蝕んでいく大禁術。受けた者は最終的に思慮のない虫の如く本能だけで生きることになる。 由利 鎌之介(ゆり かまのすけ) 声 - 高城元気 真田十傑蟲二番手。蟷螂の蟲人。 長髪痩身で両腕には大きく鋭い鎌が備わっている。真面目な性格で常に丁寧な口調で話し、一人称は「私」(山賊時代は口調も普通で一人称は「俺」だった)。真田を十傑蟲で唯一「幸村様」と呼び、蟲の本能を抑え付けるほど彼への忠誠心が強いが、それ故に真田を愚弄されると瞬く間に怒り狂う。脱皮後は足を除いて2本の触覚があり長髪を後ろで高く縛り、春菊に「男女」と称されるほど中性的で小柄な外見になる。 春菊の斬撃を一回で見抜き、両腕の鎌を使って簡単に捌き受け流すほどの剣の達人であり、(当時の)彼を上回る剣の腕を持つ。脱皮後には二刀流で戦い、十蔵と共に上総国での修業で強くなった仁兵衛をして「何度も死を覚悟した」と言わしめる実力の持ち主。 十蔵とは強い絆を持っており、同じお守りを首にかけている。蟲人となる以前は彼と共に山賊を営んでいたが、お守りに誓っていつか「大きく面白いこと」をやると夢見ていた。そんな生活の中で真田と出会い彼を殺そうとして返り討ちに遭う。しかし、自分達を殺すどころか家来として受け入れた真田の器の大きさに心酔し十蔵と共に彼の配下になったが、大阪夏の陣において真田は自身の目の前で死亡してしまい、それを無念に思いながらも蟲人になった。 松坂和歌山城の戦いでは十蔵と共に第五陣を務め、天守閣の三階で仁兵衛達と戦う。仁兵衛と大岡がその場から離れた後は火鉢達を圧倒するが、蟲奉行の正体を知らなかったらしく、松坂和歌山城の崩壊後は真田と戦っている彼女を殺そうとして「滅ノ理」に巻き込まれた。 しかしその後も生存しており、江戸冬の陣では十蔵と共に真田率いる約6万の蟲人軍の指揮官を務める。当初は江戸北西部で無涯と戦い、彼が江戸西部に向かった後は徳川軍を全滅寸前まで追い込むが、「天羽々斬剣」の力を発揮した仁兵衛の首を獲るよう真田に命じられ仁兵衛を仕留めにかかる。だが、残る1万8千の蟲人は(「常世の巫女」の力を使われずに)仁兵衛によって全滅し、十蔵と二人がかりでも圧倒され、戦う中で剣技・迫力・信念ともに今の彼には敵わないと悟り、十蔵と今までの人生が楽しかったことを語りながら真田に先に逝くことを告げて仁兵衛の一撃の前に散っていった。 アニメ版では小鳥に十蔵と同時にバラバラにされ戦死した。 技 火天瞬雷(かてんしゅんらい) 脱皮後に使用可能な技。両手に持った刀で高速の連続突きを繰り出す。 転風落雷(てんふうらくらい) 脱皮後に使用可能な技。相手の武器の上で体を捻りながら両手に持った刀を振り下ろす。 筧 十蔵(かけい じゅうぞう) 声 - 羽多野渉 真田十傑蟲三番手。カメムシの蟲人。 袴を履いており、「ゲハハ!」という笑い方が特徴で、一人称は「ワシ」。戦いの最中でも軽口を絶やさない享楽的な性格をしているが、真田を愚弄されて暴走寸前の鎌之介を抑え仁兵衛達の行動を探ろうとするなど、比較的大局を見渡せる冷静沈着な人物。脱皮後は足を除いて大柄な体格で長い前髪を持つ男性の姿になる。 口から放出する悪臭なガスは大量に吸引すると(自分も含めて)死に至るほどの有毒ガスでありながら高い可燃性を持ち、武器の大筒の火力と併用して強力な火炎攻撃を繰り出すことが出来る。脱皮後には春菊を瞬く間に沈めてしまうほどの格闘戦を見せている。 鎌之介とは強い絆を持っており、彼を「鎌の字」と呼び同じお守りを首にかけている(それ故、鎌之介を傷つけようとする者には容赦なく攻撃する)。彼同様、真田の器の大きさに心酔しその配下になった。 松坂和歌山城の戦いでは鎌之介と共に第五陣を務め、天守閣の三階で仁兵衛達と戦う。仁兵衛と大岡がその場から離れた後は火鉢達を圧倒するが、鎌之介同様に蟲奉行の正体を知らなかったらしく真田と戦っている彼女を殺そうとして鎌之介を庇い「滅ノ理」に巻き込まれた。 しかしその後も生存しており、江戸冬の陣では鎌之介と共に真田率いる約6万の蟲人軍の指揮官を務める。当初は江戸北西部で無涯と戦い、彼が江戸西部に向かった後は徳川軍を全滅寸前まで追い込むが、「天羽々斬剣」の力を発揮した仁兵衛の首を獲るよう真田に命じられ仁兵衛を仕留めにかかる。だが、残る1万8千の蟲人を仁兵衛に全滅させられ、鎌之介と同じく彼と今までの人生が楽しかったことを語りながら仁兵衛の一撃の前に散っていった。 アニメ版では小鳥に鎌之介と同時にバラバラにされ戦死した。 技 豪霧炎(ごうむえん) 放った有毒ガスを大筒で引火し、巨大な炎にして攻撃する。 ケンカ骨法(ケンカこっぽう) 脱皮後に使用可能な技。相手の懐に飛び込んで至近距離から全身に殴打を喰らわす。 穴山 小介(あなやま こすけ) 声 - クロちゃん 真田十傑蟲四番手。飛蝗の蟲人。 腰に綱を巻き、口数が少なく感情をあまり表に出さない。一人称は「某(それがし)」。戦いの前に礼をしたり城から落ちそうになった天間を助ける等、おおよそ蟲人とは思えないほどの礼儀正しさを持つが、実際は実力が低いと判断した女子供を実力勝負と称して嬲ることを好む卑劣漢(天間を指定したのも彼が「一番弱い」と判断したから)。過去の回想で、人間であった頃も、無抵抗の人間甚振っている等、同じ所業を行っており、海野六郎と並んで悪人と評されている。脱皮後は背中の翅と足を除いて坊主頭で白目の男の姿になる。 村民の死体の山を凄まじい拳圧で押し潰して血の狼煙を噴き上げるなど高い戦闘力を有し、肉弾戦で戦う。飛蝗の体軀を利用した跳躍力でクラウチングスタートのような構えから高速で四方八方を飛び回りながら繰り出される打撃が最大の武器。 松坂和歌山城での戦いでは第四陣を務め、天守閣の二階で天間を指名する。上記の様に彼を嬲っていたが、弱さを超えるために解放した「大横綱Ver.」の攻撃を食らったことで危機感を感じ、本気を出すために脱皮しようとするが、直前に「全力大横綱つっぱり」を受けて城外まで弾き飛ばされた。飛ばされた後、城外で活動していた備前やいろり達に目を付けて襲い掛かるも、蟲奉行の「死爪」の直撃を受けて死亡する。 アニメ版では「ジャスティス(正義)」が口癖となり、よく喋る。天間を対戦相手に指名したのも己のジャスティスを伝授するべき者だと判断したため。だが、そのジャスティスは自分本意の独善的なものであり、それによって天間を殺そうとしたが、「為吉」「末吉」の「全力大横綱つっぱり」を受けて宇宙空間にまで弾き飛ばされ爆死した。 三好 青海入道(みよし せいかいにゅうどう)、三好 伊佐入道(みよし いさにゅうどう) 声 - 佐々木睦(二役) 真田十傑蟲五番手。ゴキブリの蟲人である兄弟。 兄の青海が頭に布を巻き、弟の伊佐が頭に頭襟を被っている。人を殺すのを救いだと考えている破戒僧で、どちらがより多くの人々を「救った=殺した」かで競い合い、数多くの村民を容赦なく虐殺したが、その割には自身達の死自体は恐れている。「南無阿弥陀仏」が口癖。脱皮後は耳付近にある触角を除いて片手に数珠を巻いた坊主頭の巨漢の姿になる。人間であった頃も、その凶行を行っていた筋金入りの破壊僧。 人難なく殺す剛腕に加え、ゴキブリの生命力と俊敏性によって、バラバラにされても瞬く間に治癒・接着する程の桁外れな再生能力を持つ。斬られた瞬間に治すこともでき、それを活かした接近戦を得意とする。脱皮後には再生能力が5倍以上となる。 松坂和歌山城の戦いでは共に第参陣を務め、天守閣の一階(土台)で春菊と戦う。多くの人を殺した自分達の行いに激昂してかつての自分を思い出した春菊の本気の殺意を乗せた斬撃に恐怖を覚え、脱皮をして襲い掛かるが春菊の「慈愛斬り」を受けて再生不能なほど細切れにされ戦死した。残っていた口から「死にたくない」と言い残したが切り伏せられた。 アニメ版では脱皮の理由が異なる。春菊に人斬りの匂いを感じ取ったためであり、原作よりも早い段階で脱皮を行う。再生能力と怪力で春菊を圧倒し自らの殺しの道を説くが、原作同様に激昂した春菊の「慈合斬り」を受けて再生不能なほどに細切れにされてそのまま消滅した。 根津 甚八(ねづ じんぱち) 声 - 俊藤光利 真田十傑蟲六番手。タガメの蟲人。 膨れ上がった左目を持ち、足に布を巻いている。現在の身分ばかりを威張り散らす武士に失望し、自らと拮抗する程の強者との戦いには楽しみを感じている。関所で仁兵衛達を取り逃がした不手際に対し、「顔向けできない」と土下座に加えて頭を地面に埋めて真田に詫びるなど、自らに厳格な性格。一人称は「拙者」で語尾には「(御座)候」と付ける。脱皮後は両手を除いて左目に六文銭の眼帯を付けた男性の姿になる。回想で人間であった頃、真田と決闘を行った模様。 全ての攻撃が急所狙いであるなど恐ろしく戦い慣れした猛者。両腕の細い刃は長く伸ばすことが出来、近接格闘だけでなく広範囲の攻撃も可能である。水生蟲のため地上よりも水場での戦いに優れており、脱皮後には水流を操る力を持つ。 紀州藩の関所の監視を真田に命じられ、侵入を試みた仁兵衛達を捕えられない関所役人を見限り殺害、隠れていた仁兵衛と戦闘になるが、役人達を殺したことに怒る仁兵衛の剣に吹き飛ばされ、その隙に逃げられ侵入を許してしまう。松阪和歌山城の戦いでは第壱陣を務め、西の丸庭園で因縁のある仁兵衛を得意な戦場である水場に引き込んだ。当初は優勢だったものの、短期間で成長した仁兵衛に後れを取り始め、蟲人の覚醒である脱皮を行って仁兵衛を圧倒する。自身のスピードと合わせて戦いを優勢に進めるが、戦いの中で成長し流れを掴んだ仁兵衛に敗北する。敗北後は仁兵衛達に十傑蟲の戦力の厚さを教え、真田に敗北を詫びながらも仁兵衛という強者と戦えたことに満足し消滅する。 技 鶴翼卵の陣(かくよくらんのじん) 甚八の「奥の手」。背中にある多数の卵を一斉に発射・孵化させ、相手に噛みつかせて動きを封じる。 水神進軍(すいじんしんぐん) 脱皮後に使用可能な技。手で水流を操り、相手を引き寄せたり自身が移動したりする。水神猛軍(すいじんもうぐん) 手を突き出し、操った水流を強烈な一撃としてそのまま相手にぶつける。 望月 六郎(もちづき ろくろう) 声 - 三木眞一郎 真田十傑蟲の一人。トンボの蟲人。 ゴーグルのような眼と6本の腕を持ち、烏帽子を被っている。丁寧な口調で話し、名前が同じ海野とコンビを組み「六郎コンビ」を自称する。蟲人となる前は烏帽子を被り眼鏡をかけた男性の姿をしており、何かしらの勢力率いる山賊の頭目であった模様。回想では、猿飛佐助と並んで裏切り者と言われている。 森のような障害物が多い場所でも自在かつ速く飛行することができ、6本の腕での捕獲・刺突で海野との連携に繋げる「二蟲一体」の攻撃を得意とする。 いろりを仁兵衛達が匿われている岩松村の娘だと勘繰り、彼女を捕獲する。破傷風で弱っていた仁兵衛を追い詰めたが、大岡忠相が仁兵衛の援護に入ったことにより、仁兵衛・大岡と二対二で戦うことになる。途中まではコンビプレーにより戦いを優勢に進めるも、大岡に妨害され徐々に劣勢となっていく。仁兵衛の「富嶽鉄槌割り」に脅威を感じて海野に回避するように呼びかけたが、大岡にその隙を突かれて戦死した。 海野 六郎(うんの ろくろう) 声 - 好川貴裄 真田十傑蟲の一人。ダンゴムシの蟲人。 肩当てを身に着け、背中には複数の角、体の内側には大きな口、足には多数の指がある巨体が特徴。他の十傑蟲と比べ知能が低そうな面が目立つ。望月とコンビを組んでいる。蟲人となる前は顔にいくつもの傷がある大男の姿をしており、戦場で死体あさりで生計を立てていた模様。穴山小助と並んで悪人と評されている。 仁兵衛の一撃に耐えうる程の高い防御力を持つ。回転することでさらにその硬度が増し、上から相手を押し潰したり喰らいついたりして攻撃する。 望月と共に仁兵衛達が匿われている岩松村へ向かう。破傷風によって弱体化していた仁兵衛を追い詰めたが、大岡忠相が仁兵衛の援護に入ったことにより、仁兵衛・大岡と二対二で戦うことになる。大岡の策により仁兵衛との直接対決に持ち込まれ、仁兵衛の「富嶽鉄槌割り」を真っ向から迎撃しようとしたが敗北した。 猿飛 佐助(さるとび さすけ) 声 - 下崎紘史 真田十傑蟲の一人。ハエの蟲人。 小柄な体格で普段は六文銭がある黒頭巾を被って正体を隠しており、尖った腕をこすり合わせるように組んでいる。「ブ…ブ…」という口癖が特徴的。人を捕食する際には長い口から相手の血を飲む。元は甲賀衆の一人である忍者で、蟲人となる前は頭に傷があり忍装束を着た小柄な中年男性の姿をしており、嘗て真田の命を狙う刺客であった模様。望月六郎と並んで裏切り者と評されている。 目で追えない俊敏性、大砲が直撃しても傷一つ付かない硬さを併せ持つ。また、自身の体を増殖・分裂させる能力を持ち、バラバラにされても生き残るなど生命力も高い。 八丈島の戦いにて覚醒・暴走した仁兵衛に警戒心を抱き突如江戸へ襲来、その際に周りにいた町民を無差別に殺戮し寺社見廻り組を翻弄するが、修行を終えたばかりの仁兵衛と応戦し「富嶽鉄槌割り」をまともに受け粉砕されるが、それは「分裂の術」による5体の佐助の内の一体であり、体力を消耗した仁兵衛を追い詰めるも、修行により格段に強くなった市中組のメンバーによってあっさり撃破される。その後、バラバラにされ蟲奉行所内の蟲腑分け所に運ばれるが、変装し蟲奉行所へ潜入した霧隠により外へ持ち出される。しかし安堵も束の間、「才蔵様」ではなく「殿」と呼ばれ激昂した霧隠により頭部を握り潰され絶命した。 アニメ版では「分裂の術」が原作よりも強化されており、倒した分だけ増える(ただし頭を粉砕されると増えない)もので最終的には2桁を超えたが、市中組の誘導で一か所に集められ、仁兵衛の「富嶽鉄槌割り」を受け全滅する。その後は原作と同様に霧隠により頭部を握り潰された挙句、沼田に投げ捨てられる。分裂の術 甲賀流蟲忍術。「分身の術」を発展させた技で、印を結んで能力をそのままに5体に増殖する。
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