ノーチラス関連
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「ふしぎの海のナディア」の記事における「ノーチラス関連」の解説
ブルーウォーター 正式名 - トリス・メギストス(賢者の石) 開発者 - M78星雲人 ナディアとネモがそれぞれ所持している青色の結晶状アイテム。持ち主が危機に陥ると赤く点滅する。ネモのブルーウォーターの方が大きい。この2つのブルーウォーターは合体・分離・変形できる(普段は双四角錐型をしている)。また、アトランティスの沈める墓地には同じ物質でできた巨大なものがある。ナディアはペンダントとして普段から身に着けているが、ネモはノーチラス号の船長室にある箱の中(Ν-ノーチラス号では服の胸元)に入れている。ビデオの「おまけ劇場」によると、金属位相体オリハルコンでできた三次元基板の光コンピューター。 第16話では、自らの運命に失望したナディアがブルーウォーターを捨てようと放り投げたものの、すぐさま彼女の手元へ戻ってきた。その後、ジャンが調べたところ光学顕微鏡で識別できないほど細かい複雑な模様があり、ノーチラス号の甲板に傷をつけるほどの硬度があることがわかったものの、材質を特定することはできなかった。 最終話において、ガーゴイルに殺害されたジャンを蘇生させるため、その力を失いレッドノアと共に失われた。『Good Luck Nadia 〜Bye Bye Blue Water PART2〜』内のCDドラマ「A.D.1991-2005シリーズ」において、ナディアの直系の子孫である伊藤ナディアがブルーウォーターらしき宝石を所持している描写が存在する。この宝石とブルーウォーターの関連は不明。 ノーチラス号 正式名 - 第二世代型惑星間航行用亜光速宇宙船ヱルトリウム 開発者 - M78星雲人 潜水艦改造 - タルテソス王国生存者 進水日 - 1888年6月21日 動力主機関 - 常温対消滅エンジン 推進機関 - 水流ジェット推進 装甲材質 - スペースチタニウム、硬化テクタイトなど 全長 - 152m 水中排水量 - 12,000t 最大船速 - 108ノット 兵装飛行爆雷 / 誘導弾 - 全8門 対雷撃防御システム(ホム・ガード) 縮退弾(ゲームのみ登場) 上記のように、本来宇宙船だったものをネモら有志が復元し(初期設定では、リンカーン島の地下で十数年の歳月をかけて建造されたとされている)、潜水艦に改造した。船体や機関部などの大部分は建造当時のままであるが、ブリッジやその周辺は破損していたので修復がなされている。ケルマデック海溝近海における戦いで、ネオ・アトランティスの空中戦艦に搭載された原子振動砲及び超音波砲と殲滅爆弾により大破。グランディスらの機転によってスーパーキャッチ光線の空中捕縛からの脱出には成功するも、落下先の海中へ沈没。戦闘ブロックを爆破させ、乗組員は居住区へ移り、辛くも離脱。さらにナディアとジャン、マリー、キングは船長室へと移され、脱出させられた。 レッドノア内にもヱルトリウムの同型船が多数搭載されており、Ν-ノーチラス号を放棄したクルーらはその1隻に乗って脱出した。脱出に使用した同型船は脱出成功後、日本海溝へ沈められた。 Ν-ノーチラス号(ニューノーチラスごう) 正式名 - 第四世代型超光速恒星間航行用超弩級万能宇宙戦艦ヱクセリヲン 開発者 - M78星雲人 詳細はΝ-ノーチラス号の記事を参照。 Ν-ノーチラス号艦載艇 開発者 - M78星雲人 リボルバー式の射出カタパルトで打ち出される葉巻型の小型宇宙艇。エレクトラが用いてタルテソスに辿り着いたジャンたち一行を迎えた他、レッドノア艦内侵入にも使われた。おまけ劇場第10話のエレクトラ曰く「搭載機に戦闘機や爆撃機は一機も残ってない」との話から、連絡艇か雑役艇の類であった模様。 一輪バイク 正式名 - フイルディナント・シュレンカー1889年型(カバードタイプ) 開発者 - 不明(19世紀の人間) シートを中心にタイヤが1周している形の2人乗りバイク。125cc、単気筒。グランディス一味に追撃されていたナディアを救助するため、ジャンが使用。ジャンの物ではなく、他人の所有物を勝手に借用したメカである。 飛行機 正式名 - エトワール・ド・ラ・セーヌ(日本語に直すとセーヌ川の星、つまり『ラ・セーヌの星』)I世-VIII世、X(エックス) 開発者 - ジャン I世-VI世までは失敗作、VII世はパリ万博のコンテストに出場するためのグライダーであるが、ナディアを救助するために使われる。 VIII世はプロペラ機。グランディス一味から逃げるものの、エンジンが故障して海上に墜落する。ノーチラス号に保護された際に水上機に改造されるが、マリーの島の上空でネオ・アトランティスの攻撃を受け、撃墜された。 ジャンの夢の中でリンカーン島から脱出する際に使用されたXはサンダーバード2号とスーパーX2に似た機体。水平尾翼がないため、後年のスーパーX3を思わせる尾翼形状になっている。動力源や推進方式は不明。自動墜落装置を備えており、ナディアがボタンを押してしまい海中に墜落した。 ジャンの機帆船 正式名 - エメロードII 開発者 - ジャン パリ万博飛行コンテストに出場用の飛行機を輸送した小型船。ル・アーブル帰還時にもジャンとナディアが使用。グラタンに追われるが、前半部が水中翼船になっており、マジックハンドに捉えられた後半部を切り離して高速逃走した。 ヘリコプター 正式名 - エトワール・ド・ラセーヌIX 開発者 - ジャン ノーチラス号の艦内で、ハンソンの協力を得て完成させたもの。複座でナディアを同乗させて飛行。機上でジャンはナディアへ「いつかアフリカへ連れて行く」と約束する。 パルスジェット機 開発者 - ジャン 無線操縦で飛ぶ大型の飛行模型。1号機は実験が失敗して爆発、2号機はナディアを吸引する空中戦艦のトラクタービーム発振機への体当たり攻撃によって失われた。 外輪船 正式名 - エメロードIII 開発者 - ジャン 無人島(リンカーン島)で制作された。スワンボート式に足漕ぎで後部の外輪を回して進む人力推進艇。急造したためか船首が無く、箱に波よけシールドを突き出しているだけの不細工な作りだが、ひょうたん島(レッドノア)への移住や、ナディア救出に活躍した。 なお、気球とプロペラを取り付けた改造飛行船型は「エメロードIII改」と呼ばれる(名称はいずれも設定書より。本編では名前は呼称されずに終わる)。 グラタン 正式名 - グランディスタンク 開発者 - ハンソン グランディス一味が使用する、6つの変形モードを持つ装輪式六輪万能戦車。モードの切り替えはパンチカードを差し込んでから、鍵盤で一定の操作をすることにより行う。 水槽のような外見から、グランディスタンクと呼ばれる。なお、グランディスは勝手にカトリーヌと名づけており、省略形であるグラタンと呼ぶと激しく怒るが、ゲーム版では一度怒っただけであとは怒らなくなり、そのままグラタンで定着してしまった。当初は敵、後に味方となり、ほぼ物語全編を通じて大活躍する。 引き込み式主砲塔を持ち、短砲身の単装60mm榴弾砲を備えている。主砲は連射も可能である様子。前後のシリンダー4本は打突武器にもなる。伸縮式マジックハンド(しかし、3本指のマニピュレーター部分は和紙製のため、あまり丈夫ではない)を伸ばして物体を掴まえられるといった武装を持つ。塗装は赤と橙。 デザインは監督の庵野曰く「『タイムボカン』のメカブトンがモチーフ」で、車内の効果音もメカブトンそのものである。OPではリモコン式の模型も登場している。 6つのモードは以下のとおり。走行モード(車輪による走行) 直立モード(前後のシリンダーを展開しての4本足による歩行、起伏の激しい場所で主に使用) 砲撃モード(主砲を使う場合) 水上モード(車輪を収納し、後部シリンダーよりスクリューを出して水上を航行する。本来潜水はできないが、後に機雷除去のため改造して潜水作業を可能にしたこともある) マジックハンドモード(ハッチ下部に収納している2本の油圧マジックハンドを伸ばして操作する) 飛行モード(屋根から気球を展開し、プロペラで推進飛行する。後にノーチラス号内で気球に硬化テクタイトの膜を貼る加工を施され、ガーフィッシュの砲撃にもある程度は耐えられる強度を持った) 油冷直列6気筒サイドバルブエンジン搭載。ハイドロニューマチックサスペションで車輪を車体に展開・格納できる。 機雷除去のため、ノーチラス号内で水中用に急遽改造されて掃海作業に使用された回もあり、この時はバラストタンク、水中用マジックハンドや外部視認カメラを装備した。 最終話近くでは、Ν-ノーチラスの科学技術部長から知識と機材の提供を受け主砲を怪力光線砲(設定書名)に換装。さらに前部シリンダーにはドリルを仕込み、飛行モードは気球ではなく改造された前後シリンダーからのジェット噴射を用いる方式に変更され、高速飛行が可能になっている。レッドノア侵入時にはその内部を縦横無尽に駆けめぐり、最後はバベルの塔中枢部にて遠隔操作で自爆。バベルの塔を使用不能にし、止めを刺される寸前だったΝ-ノーチラス号を危機から救った。 アイアンキング(第29話) 名称は『アイアンキング』から。ひょうたん島での生活で喧嘩が絶えないサンソンとハンソンの決着をつけるために作られたキングを模したロボット。レッドキングとブラックキングの2体がある。第33話にも登場し、監禁されたキングを救出するためにゴンザレスの装甲車に突入後、自爆した。レッドキング(赤) 開発者 - ハンソン 名称は『ウルトラマン』の怪獣レッドキングから。元々外部電源だったが、公平な勝負を願うジャンから贈られた小型電池を搭載。まっすぐにしか走れない。 ブラックキング(黒) 開発者 - ジャン 名称は『帰ってきたウルトラマン』の怪獣ブラックキングから。キングの調教に失敗したサンソンが、ハンソンの作ったレッドキングの設計図を元にジャンに作ってもらう。サンソンの趣味(「角があった方が格好良い」とのこと。ジャンは「重量が増すよ」と警告していた)で、怪獣のブラックキング同様の角が付いている。ジャンの作った小型電池を搭載。やはりまっすぐにしか走れない。 グラタン2号 開発者 - ハンソン 「グラタン」と名がついているが、1号のような万能戦車ではなく、2頭の野豚の鼻先へ竿で餌を吊るして牽引させるだけの二輪馬車(豚車)。前部にあるマッハ号式の回転ノコギリで藪を伐採しながら驀進する。崖から転落したのち、グラタンに激突して砕け散った。スーパーメカとは言い難いためか、設定書にも「これがナディアのメカとは……」と注釈がある。 エイブラハム号 開発者 - アメリカ人技師 謎の大海獣退治に出撃したアメリカ海軍の戦艦。メイビル艦長が指揮を執る。背負い式の旋回砲塔、各砲塔を連動させる射撃管制システム、防水区画に注排水して傾斜を復元する設備を持つなど、時代を超えた新鋭艦である(背負い式の旋回砲塔を持つ世界最初の戦艦は、1910年に就役したアメリカ海軍のサウスカロライナ級戦艦であり、この点は総監督の庵野も「あんなの嘘。1910年頃にならないと出て来ない」と認めている)。漂流中のナディアたちを救助してグランディス一味を捕らえるが、ガーフィッシュと交戦して大破。なお、原作の「エイブラハム・リンカーン号」は戦艦ではなく、快速フリゲートだった。 バラクーダ号 開発者 - アメリカ人技師 エイブラハム号の同型艦(2番艦とのこと)。大破したエイブラハム号の報復に燃えるメイビル艦長が指揮を執る。アメリカ戦艦部隊を率いる艦隊旗艦でもあった。名前の由来は『未来少年コナン』ではなく、松本零士の戦場マンガ『オーロラの牙』に登場する英国戦艦からである(庵野曰く「潜水艦と対決する戦艦の名は、バラクーダじゃなくてはならないんです!」とのこと)。
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