エリートクラス
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「競女!!!!!!!!」の記事における「エリートクラス」の解説
入学試験成績優秀者が集められた上位10名のクラス。特別なカリキュラム、授業料半額免除、エリートクラスで卒業するとB級選手としてプロデビューできるなどの特典が設けられている。制服も、一般クラスのスカーフが赤色なのに対してこちらは水色となっている。のちにのぞみ達309号室の生徒4人が昇格したことにより、在籍人数は14名となった。 彼女達の多くがプロ入り後に、驚異的な活躍と異例のスピードでA級へ昇級し、やがて五尻に対抗する期待の星世代と呼ばれるようになる。 日下生 美桜(くさかい みお) 声 - 山村響 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第1位。長崎支部所属のインファイター。原作での初登場は、HiP9「マンモス宮田!!!!」。初登場時点で20歳。母親がイギリス人のハーフ。背泳ぎの元日本代表で北京五輪金メダリスト。金髪碧眼でモデルのように容姿端麗で英語も堪能。のぞみ以上に天真爛漫な性格をしており、バイク、ゲーム、サーフィンなどを趣味にしている。可愛い娘とイチャつくことが好きでのぞみのことを大変気に入っている。練習を含め瀬戸内校でも無敗を誇り一般クラスからエリートクラスへの昇格を賭けたクラス替えレースでもあまりのレベルの差を埋めるために禁じ技を設定されるほど、エリートクラスでも飛び抜けた才能を持つ。洞察力も長けており、のぞみが苦戦していたカブ抜き特訓のコツを一目で見抜いたり、七瀬奈美の尻喰いの攻略法を一瞬で見抜いたりしている。元五輪金メダリストということで、入学試験の時から注目度もさやか以上であり、前評判通り全ての試験でトップ合格しエリートクラスとして入学。 クラス替えレースでは青葉風音を含む3名とレースで対戦し、圧倒的な実力差を見せつけ優々と勝利を収める。しかし禁じられた技をレースで使用したことで、氏部凪に罰せられることとなる。この時、本気は出していなかったにも関わらずあえて追い詰められて技を出させられたようにのぞみと芝居を打ち青葉の才能を氏部にアピールした。 東西戦では、第1レースに出場。さやか、藤崎琴音との連携で花山咲を落とした後は技の反動で動けないさやかをかばうため七瀬を琴音に任せ、冬空星天・叶星姉妹と対戦。二対一の状況でありながら快楽を武器にした尻技で圧倒の上落水させてレースを決め、駿河競女養成学校の坂城コーチからも七瀬を倒したさやか以上に息一つ乱さず3人を落とした彼女のポテンシャルが敗因と評価された。 プロ入り後は順調に勝利を重ね、同期の中でもいち早くA級への昇級を確実にしている。 尻卒祭では、1次予選を突破し、2次予選で五尻の一人・星出ヒカルと同じ2組に出場。上空からの尻攻撃に合わせて天国直行尻急所(ヘヴンズ・ヒップ・スポット)で性感帯を直撃、星出を敗退させ、決勝戦に進出した。 六堂 鈴(ろくどう りん) 声 - 高橋李依 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第2位。兵庫県出身。原作での初登場は、HiP21「トップ10!!!!」。初登場時点で18歳。あだ名はりんりん。自称「西日本最速のアウトファイター」。自信家でありビッグマウス。興奮すると髪がネコ耳のように逆立つ。驚異的な肺活量を活かした圧倒的なスピードに絶対の自信を誇り、尻さばきはもちろん身のこなしも軽やかで、初見ではのぞみもさやかも目で追えていなかった。一般クラスをどこか見下しているところがあり、のぞみ達と初めて会った時は自身と張り合える相手はいないと断言していたが、のぞみだけには一般クラスにはもったいない逸材と評した。 クラス替えレースにてさやかを含む3名と対戦。さやか以外の2人を瞬時に吹き飛ばし、ワープのような速さでさやかを翻弄する。スピードだけではなく緩急をつけるしたたかさ、動きの柔軟さ、反射神経もエリートクラスたる所以とされる。さやかと他者を圧巻させるほどのハイスピードの戦いを繰り広げ、尻技を繰り出す際に必要な肺活量の差から優位に立つも、K-accelerationを発動させたさやかのスピードに追い付くことができず、超高速の尻ガトリングを受け落水、敗退した。勝負を経て、さやかとは友情が芽生えた。 東西戦では、第3レースに出場。室町光のパイ・ザ・フラッシュを破るも、森本緑との連携に苦戦するが河合花火と小刀沙弥の援護を受け勝利する。その後坂城カヤと4対1の状況を作るも彼女の乳万力に圧倒され、河合がのぞみに乳秘孔を放つ時間を稼いだ末に転倒、敗退した。 卒業後はのぞみと同じ兵庫支部所属となったが、西宮競女場では彼女の登場は無く、巻末のおまけ漫画では別支部の日下生美桜と行動しているシーンがある。プロになってからも順調に勝利を重ね、さやかよりも早くA級への昇級を確実にした。 尻卒祭では、1次予選を突破し、2次予選でさやかと同じ1組に出場。五尻の一人・孔雀ナキに落水させられ、敗退した。 河合 花火(かわい はなび) 声 - 前田玲奈 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第3位。京都府出身のインファイター。17歳。趣味は旅行。瞳には花の模様が浮かんでいる。ソフトボールの投手を経験している。イケメンに目がなく競女をしながら彼氏を募集しているが、未だに理想の男性を見つけられずにおり、交際には至っていない。ソフトボール投手独特の強力なダッシュ力で相手との間合いを一瞬で詰め、急所(みぞおちや顎)を正確に撃ち抜く尻技の使い手。瀬戸内校の入学試験の模擬レースにてのぞみと対戦。幼い頃より身体能力の高さ故に周囲と疎外感と退屈を感じていたが、全力でぶつかり合えるのぞみとの勝負でそれを解消。序盤から優勢であったが後半のぞみの目が河合の動きに慣れてきたことにより反撃をくらうことになる。しかし最後の一撃は紙一重の攻防で河合が制した結果、河合の勝利となった。以降、のぞみとは良い関係を築いている。急所を狙い一発を狙うインファイターであり、京都合宿では白雪京子にバランス力が足りないことを指摘された。 東西戦では、第3レースに出場。主に六堂鈴やのぞみのサポートに回り、乳秘孔でのぞみの100%の力を引き出し勝利に貢献した。 プロになってからは白雪とスールの関係になり、彼女の指導の下でデビュー戦から優勝するなど順調に勝ちを重ね、A級への昇級を果たす。 尻卒祭では、1次予選、2次予選を突破し、決勝戦出場7名のうちの一人に名を連ねた。 藤崎 琴音(ふじさき ことね) 声 - 石上静香 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第4位。広島県出身。原作での初登場は、HiP9「マンモス宮田!!!!」。初登場時点で18歳。母は多くの尻技を生み出し、現在の競女の基礎を作ったとされる初のS級選手・藤崎玲子で、姉の東雲愛も現役の競女選手という競女選手のサラブレッド。究極の尻鎧の開発者・藤崎しげ夫は父。ランドの振動で相手の動きを読んで相手を見ないまま回避や迎撃など攻撃を行うことから、まるで尻が別の生き物だということで彼女の尻はケルベロス(声 - 村上裕哉)と呼ばれている(ケルベロスでの攻撃や迎撃は無意識レベルで行っているため、本人も「ケルちゃん」と呼び自分とは別のように扱っている)。一見ケルベロスに頼ったレーススタイルと誤解されがちであるが、昇龍胸などの胸技も併せ持っており、自身とケルベロスが協力して闘うスタイルこそ本来の姿。実は競女技師同士が仲良くしているところを見て「イイ」と言ったり、よく身につけているヘッドホンで聴いているものもそういう系統だったりと明らかにそっち系)で、2本の歯ブラシなど無機物からも妄想に浸れる上級者。 クラス替えレースにおいてのぞみを含む3名と対戦し、ケルベロスによって優位に立つ。のぞみにケルベロスの秘密を暴かれ対抗策を編み出されるも優勢を揺るがすことはなかったが、真空烈尻を受けて状況が一変。のぞみに触発され互いに大技を撃ち合う。琴音の全力ケルベロスとのぞみの真空烈尻、威力は互角かと思われたが、単に助走で威力を上げた全力ケルベロスと、重ねられた回転によって加わった遠心力で威力を上げた真空烈尻の優劣はすぐに明らかになり、落水、敗退した。競女に対して冷めた態度でいたが、のぞみとの対戦を経て情熱と興奮を宿す。レース後はのぞみのことを意識するようになり、またチームプレイに目覚めるなど周囲との関係にも少しずつ変化が生じる。 東西戦では、第1レースに出場。3人の連携で花山咲を落とし、K-accelerationの反動で動けないさやかの時間稼ぎのため七瀬奈美に挑むも下半身が敏感な彼女の体質は、七瀬の共感覚による弱点攻撃と相性が悪く苦戦する。日下生美桜のアドバイスで胸をメインの戦いに切り替え粘るも即興のスタイルでは七瀬の先読みを攻略できず転倒、敗退し、さやかに後を託して落水する。 プロになってからも順調に勝利を重ね、さやかよりも早くA級への昇級を決めている。実の姉である東雲とスールの関係になった。 尻卒祭では、1次予選で開幕戦に出場。自我を捨て尻そのものになる超尻覚醒(シリミットブレイク)を披露する。さらにシンクロ率を120%に上げ、尻を擬人化させるに至り、結果として他の5人全員を直接敗退させ、1次予選を突破した。2次予選では東雲と同じ3組に出場。最終的に琴音、東雲、銀夜萌子の3人に絞られたが、東雲との合体技・天竜双尻牙を銀夜に放ち、3人同時に落水。スローカメラによる審議の結果、0.02秒のわずかな差で決勝戦に進出した。 天野(あまの) 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第5位。作中未登場であり7巻巻末のHiP66.5「レース前夜、一番の不安」にて名前のみ出ている。 小刀 沙弥(こがたな さや) 声 - 北川里奈 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第6位。京都府出身のカウンタータイプ。原作での初登場は、HiP64「キッカケ!!!!」。血液型はA型。のぞみとは同学年。ショートカットに母の形見である白いハチマチをしており古風な喋り方をする。実家が剣術道場であったことから居合術を得意とし、間合いに入った者全てを胸で切り伏せることができる。趣味は居合の他に刀の手入れと時代劇鑑賞。得意技は母親と共に編み出した乳抜刀。 東西戦では、第3レースに出場。横杉妙と対戦し、彼女の巨尻を打ち返して室町光達に当てて河合花火と六堂鈴の窮地を救う。挟撃を恐れ反撃に来た室町のインビジブルバストを乳抜刀で迎撃して転倒させる。その後人格交代した坂城カヤを危険視しのぞみとの間に割って入り乳抜刀で放つが真乳白羽取りで受け止められそのまま投げられて落水、敗退した。 プロに入ってからは順調に勝利を重ね、A級へ昇級。ガーデン・ワース入居の下見に来たのぞみとさやかを河合と共に襲い、入居にふさわしいか実力を試した。過度の胸技の使用で、乳力脱力症に見舞われ、尻技使用の選択を迫られたが、最終的に尻技を受け入れ、斬尻剣などの技を使用するようになる。 尻卒祭では、1次予選を突破し、2次予選で小杉莉央と同じ4組に出場。同じく胸技を得意とする小杉相手に、乳抜刀を初めとする胸技だけで勝利し、決勝戦出場7名のうちの一人に名を連ねた。 吉田 敦子(よしだ あつこ) 声 - 藤原夏海 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第7位。京都府出身のインファイター。原作での初登場は、HiP21「トップ10!!!!」。初登場時点で21歳。カチューシャでオールバックのように前髪をあげているのとまれに「南無!」というのが特徴。寺の住職の家の出身で瀬戸内校に入る前は家の手伝いをしていた。彼女の武器は恐ろしく鍛えられている筋肉がついたその尻で、筋肉に力をこめた金剛尻は恐ろしく硬いためその硬さは矛にも盾にもなりうる。 クラス替えレースで豊口のんと対戦し、金剛尻で一気に場外へ落とそうとするも、豊口の天性のカウンター尻の前にあえなく落水。その後も豊口とは因縁めいた関係が続き、京都合宿最終日の模擬レースで再戦するもまたもやカウンターを喰らい落水、敗退した。 東西戦では、第2レースに出場。黒霧綾瀬の精霊尻に押し負けるも青葉風音との連携でランドを傾かせ駿河校メンバーの半分を落水させるも直後に鳳凰院早苗の尻攻撃により落水、敗退した。 プロに入ってからは順調に勝利を重ね、A級へ昇級。 尻卒祭では、1次予選でのぞみと同じ31組に出場。進化した金剛尻・喝等の新技を見せ奮戦。残り3人にまで残るも、尻影部隊の伊藤ミサと相打ちになり落水、敗退した。 村田 マリ(むらた まり) 声 - 佐藤聡美 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第8位。原作での初登場は、HiP66「荒れ模様!!!!」。鏡に映したように相手の攻撃と同じ動きをして迎撃する反響尻の使い手。 東西戦では、第1レースに出場。花山咲のゴッドヒップインパクトの分析をしていた隙を冬空叶星につかれ足を胸で拘束され冬空星天の流星残輝尻を喰らい、レース開始僅か30秒で落水、敗退した。彼女自身が反響尻を使ったシーンはないが、尻の財宝で技をコピーした青葉風音が東西戦第2レースや船橋競女場の湾岸カップ決勝戦で使用している。 東西戦に参加者したエリートクラスの中では唯一プロになってからの描写が無く、尻卒祭にも未参戦である。 月下 うさぎ(つきした うさぎ) 声 - 田中美海 キャッチフレーズ:羽兎 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第9位。奈良県出身のアウトファイター。原作での初登場は、HiP61「カブと共に!!!!」。初登場時点で21歳。小柄な体格を活かしたトリッキーな戦法を得意とする。得意技は回転敵兎尻打(スピニング・ラビット・ヒップ)。瞳にハートが浮かんでいるのが特長的。普段はフード、またはウサ耳フード付きのパーカーを多く着用している。競女ファンの親から競女選手にならないなら実家の喫茶店を継ぐよう迫られ仕方なく瀬戸内校の入学試験に応募したところ合格。瀬戸内校の入学試験では模擬レースで日下生美桜と対戦し惨敗したが、結果、日下生の熱狂的なファンになり、彼女を神とまで崇めるほど。本人曰くアテナでありオアシス。ヒマを見つけてはストーキング行為に及んでいる。そのため日下生に気に入られているのぞみを快く思っていない節があり、京都合宿最終日の模擬レースでのぞみを対戦相手に指名した。レース序盤からウサギのようにランドを跳び回りのぞみを撹乱するも、のぞみが繰り出した瞬尻にペースを乱される。一時は身体的長所である軽量ボディーを駆使したスピードで優勢を保ったかに見えたが、のぞみの緻密に組み立てられた戦略に気付くことができずに、重力落下尻を受けて転倒、敗退した。レース後は少なからずのぞみを認め、また意識するようになる。 東西戦では、第2レースに出場。糸枝舞の尻舞に苦戦するも青葉風音が指定した作戦ポイントに誘導、多く揺れたランドにより糸枝を落水させる。さらに吉田敦子を落とした鳳凰院早苗をインファイターと考えスピードで撹乱しようとするも、彼女が月下以上のスピード見せて跳ね飛ばされるが豊口のんにより救われる。その後は青葉の指示で豊口と二人がかりで黒霧綾瀬の精霊尻が解けるまでの時間を稼ぐ、しかし時間稼ぎのために足が限界にきており鳳凰院の一撃で落水、敗退した。 プロに入ってからは順調に勝利を重ね、A級へ昇級。 尻卒祭では、1次予選を突破し、2次予選で日下生と同じ2組に出場。五尻の一人・星出ヒカルを倒した日下生に見とれ、思わず自ら転倒、敗退した。 由井(ゆい) 瀬戸内競女養成学校11期生・実力第10位。作中未登場であり7巻巻末のHiP66.5「レース前夜、一番の不安」にて名前のみ出ている。
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