アニメ第一作
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「遊☆戯☆王の登場人物 (アニメオリジナル)」の記事における「アニメ第一作」の解説
針ねずみのテツ 声:檜山修之 童実野刑務所から脱獄した脱獄囚、窃盗の常習犯。拳銃を所持している。 「針ねずみのテツ」は通称で、本名は「ササキテツオ」(漢字表示は不明)。変装のプロでもある。容姿は原作の囚人ナンバー777とほぼ同じ(しかし額に777とは書かれていない)だが経緯は大幅に変更されており、性格も幾分か善良なものとなっている。何らかの手段で監房から逃げ出し、警察官を殴打して服を奪い変装、一人脱獄したと騒ぎ出し、周囲の意識を逸らしてあっさりと逃亡した。しかし、逃亡以降に次々と何者かの手によって窃盗事件が勃発、自らの犯行であると見なされ濡れ衣を着せられる破目となる。変装した姿でバーガーワールドの常連客となっている。卵アレルギーを患っているため、杏子の「バーガーに卵が入っている」という嘘の発言を信じて正体がばれてしまうが、テツの手によって女郎蜘蛛のジロウの正体も暴かれる事となる。 女郎蜘蛛のジロウ(じょろうぐものジロウ) 声:大場真人 バーガーワールドの店長だが、その正体は犯罪者。整形で顔を変えて善良な市民として街中に溶け込んでいた。背中に女郎蜘蛛の刺青が彫られているのが特徴。善良な市民を演じていたため、酒も煙草も止めていたようである。 バーガーワールドの常連客だったテツの正体を見抜き、テツが窃盗しようとしていた所を尾行していた際に昔の血が騒ぎ、牛島金融や水野宝石店を次々と襲い、窃盗事件を起こした。だが、同時期に脱獄した窃盗の常習犯の針ねずみのテツによる犯行だと目され、捕まることは無かった。水野宝石店を襲撃した際に警備員と格闘となり、倒れた警備員が右脹脛を警棒で殴打したために痣があり、それが証拠となって針ねずみのテツによって正体を暴かれた。容姿は囚人ナンバー777とは似ていないが、原作の囚人ナンバー777の役割を引き継いでおり、闇遊戯との駆け引きもほぼ同じ。しかし火達磨となった囚人ナンバー777とは異なり、炎に包まれた幻惑に襲われるという闇の罰ゲームを受けた。 赤星昇太郎(あかぼし しょうたろう) 声:島田敏 熱狂的な腕時計マニアで、常にサングラスを着用している。自宅の部屋で引きこもっており、部屋中には腕時計がコレクションとして置かれていた。息子を心配している母親(声:溝上真紀子)がいる。 病的と言っていい程、腕時計を溺愛しており腕中に着用している。一方、性格は神経質であり横暴。腕時計に通行人がすれ違う際に荷物がかすった(腕時計に傷つもつかないほどの衝撃。)だけで激昂し暴行を加えるほどである。限定物の腕時計・Dショックを本田から頼まれた遊戯が入手した所で、全て売り切れとなったためにDショックに手を出し、自身のマニアぶりを語り自分こそがその所持者に相応しいとして奪おうとするが、本田に阻止され店員からも警察に通報されたために逃走。それ以降遊戯達に付き纏う様になる。本田がミホのDショックを所持していたために本田から隙をついて盗み取り、さらにその直後も自分のせいで無くしてしまったと落ち込んでいる本田の手の甲を踏みつける挑発的な態度を取り、それに感付いて後をつけていた遊戯に暴行を加える。それが闇遊戯の逆鱗に触れ、「巨大時計の部屋で、腕時計のストップウォッチを10秒に近い時間で止める」ゲームを展開。立ち位置と先攻後攻で有利不利を完全に理解していなかったことが災いして敗北。肉体そのものに無数の腕時計が組み込まれる幻覚という罰ゲームを受ける。その後は精神が崩壊し、部屋中の腕時計をすべて壊してしまい、母親の声が届かないほど悪化し果てた。なお、あまりにも身勝手の行動の為に闇遊戯からは「哀れだな」と吐き捨てられた。 灰山(はいやま) 声:阪口大助 童実野高校の生徒。 大人しい性格、小柄な体格、眼鏡を着用と、花咲友也や遊戯と共通した点が多い。鯨田の恐喝を受けて札束を渡していた弱々しい生徒として描かれていたが、実際は鯨田を操っていた張本人である黒幕。性格もサディストであり、鯨田をペットと見なしている。鯨田を含めた気弱な生徒たちを金の力でどこまで変えられるかを楽しんでいた。後半では鞭を使用をしつつ、その本性を晒す。また、原作では鯨田の役割である闇遊戯とのペット勝負をそのまま受け継いで対戦。原作通りの展開で敗北してしまう。最後は具現化した自分のペットに食われてしまうという幻惑に晒されることになった。 リドリー・シェルダン 声:大塚周夫 海馬瀬人の部下であるゲーム四天王の一人目。イギリス人。 ロンドンに豪邸を構えている伯爵の老人。フィオナというビスク・ドールを我が娘のように溺愛している人形愛好者であると共に有能な傀儡子。デュエルモンスターズにも造詣が深い。等身大の人形すらも意のままに操り、その人形を用いてデュエルを行うことも可能。女声を含めた様々な声を自在に使い分けることもできる。保健医(声:富沢美智恵)の人形を用いて遊戯に接触。デュエルを行い、遊戯に勝利する。その後、海馬と共に遊戯を拉致。自らの人形の館に連れ込み、再びデュエルを開始。その実力で圧倒するが、闇遊戯の覚醒によって追い詰められ、闇遊戯の切り札によって敗北。自分の敗北を素直に認め、出直しのために館を去った。 童部(わらしべ) 声:飛田展男 熱狂的なカプセルモンスターマニアの大学生。七三分けの髪型に眼鏡を着用している。カプモンのバトルにはあまり興味がなく、レアモンスターを集める事に執着している。 遊戯とはカプモン仲間として親しくしている仲。ミホに恋をしており、遊戯の手引きでミホと文通仲間になり、彼女にカプモンやアクセサリーをプレゼントしている。しかし性格は自己中心的で極端に走りやすく、駄々をこねたり勝手な妄想に耽る事もしばしばある。ミホへの一方的な想いが先走り、遊戯の仲間達やミホを傷つける事となる。原作でのモクバとの初登場時のカプモン勝負をそのまま引き継いで闇遊戯と勝負するも敗北し、原作のモクバと同じ末路を辿った。しかし、根っからの悪人ではなく、その後は更生した模様。 不破龍一(ふわ りゅういち) 声:堀川亮 海馬の部下であるゲーム四天王の二人目。関西弁で喋る。 海馬の命を受けて童実野高校に転校。しかし、シェルダンのように心から海馬を尊敬してはおらず、命がけの勝負がしたいという私欲から協力しているに過ぎない(海馬に大きな態度を取っているのもそのため)。とてつもない強運の持ち主で、「ゲームDEゲット・ショー」(前述のZTV放送局のものとは異なる)のチャンピオンの座に上り詰め、テレビでも有名な存在となっている。金庫の番号をたった一回で解いたり、ロシアンルーレットをもあっさり避けている。当初はその強運や知名度の高さから城之内やミホから尊敬されていたが、本来はプライドが高く傲慢な性格であり、驚異的な運の持ち主である自身を「神」と称するなど、過激かつ傲岸不遜な発言が度々目立つ。道で転んでしまい助けを求めた子供達を「ツキが逃げる」という自分勝手な理由で見捨てたり、闇遊戯と戦うためだけに遊戯にゲームと偽って暴行を加えるなど弱い者いじめを行った事で彼らの怒りを買う。父の借金を返済すべく番組に参戦して敗れた城之内への罵倒と、遊戯への暴行を行った後、闇遊戯と「エレクトリック神経衰弱」で対決。強運で闇遊戯を追い詰めるが、闇遊戯がエレクトリック神経衰弱で流れる電流を利用しての「同じ間違いを続けることで停電を起こし、コンピュータ内のトランプの位置を入れ替える」という捨て身の戦法を成功させたことで逆転負けを喫する。そのショックから自身の強運を失ってしまった。DEATH-Tではアイリーンとタッグを組み、城之内とミホとのリアル格闘ゲームを展開。自身はコントローラーを担当し、アイリーンとのコンビネーションで優位に立つも、逆転負けを喫する。 影山リサ(かげやま リサ) 声:山崎和佳奈 黒薔薇女学園の生徒。 ゲームショップ「亀」を訪れていた所、杏子がレアカードの「ヴァイオレットヘカテー」を入手。それを遊戯が譲り受けた所から、執拗に付き纏う。遊戯にラブレターを送り、童実野公園で接触。それ以降親しくなるが、実はカードを手に入れるためなら手段を選ばない影山三姉妹(声:宇和川恵美、前田このみ)としてデュエル界では悪名高い存在であり、既に入手している「レッドヘカテー」「イエローヘカテー」に続いて三枚目のカード「ヴァイオレットヘカテー」を入手するのが真の目的であった。3人ともセミロングの髪形をした美少女だが、その美貌に反して性格は凶悪そのものである。最終的には「ヴァイオレットヘカテー」のカードを手に入れることに焦りを感じて墓穴を掘り、遊戯たちに正体がばれてしまい、三姉妹で遊戯とデュエルを行う。千年パズルを奪っていたため、闇遊戯の代わりに本来の遊戯が相手をするが、遊戯は風邪で体調を崩していたこともあり、優位に立つ。その場に現れた海馬が遊戯のデュエルを引き継ぎ、アドバンテージとして「ヴァイオレットヘカテー」を渡され、それにより、3枚のヘカテーカードを融合させて「ゴーゴン」を召喚するが、海馬が召喚した2体の「青眼の白龍」の前に敗北した。アニメ第3作では童実野町の住民リストに名前だけ登場している。 豪遊カケル(ごうゆう カケル) 声:銀河万丈 川井静香が入院している海容総合病院の中年医師。趣味はゴルフで、自身をプロ級と評している。 病院患者よりも出世や娯楽を優先し、故に担当となった患者の手術を延期させて次々と患者を死に至らしめている悪徳医師。この事態に関しては全く反省の意思は無い。同じ医療に携わる看護師の桜井美雪に言い寄るも、その人間性から軽蔑され、その腹いせに美雪を首にしたり、それを知った城之内に迫られた際は「妹の静香を病院から追放する」と脅迫する等、数々の外道を見せる。電話で出世のためのコンペを相手と約束し、患者の手術を延期している会話を闇遊戯に録音されてしまい、闇遊戯と「病院縦断パターゴルフ」で勝負。豪遊の聴診器をクラブ代わりとした闇遊戯を侮ったことと病院内のメールダクトを利用した戦略の前に敗北。罰ゲームによって、自身が死に至らしめた患者たちの亡霊に襲われる幻影により発狂。翌朝、録音テープと共に発見され、周囲に患者の命より娯楽を大事にしてる本心を曝け出すハメになった。 桜井美雪(さくらい みゆき) 声:天野由梨 川井静香が入院している海容総合病院の看護師。 豪遊とは異なり、優しさと思いやりを忘れない看護師であり、患者の治療を第一に考えている。豪遊に言い寄られ続けたが、その人間性を軽蔑。二度と声をかけないようにと発言するが、豪遊の腹いせにより解雇された。美雪に恋をした城之内は彼女の残留を望んでいたが、以前から病院を辞めるつもりであるとの見解を示し、小さな島の診療所の医師と共にそこで働く事を告げて、城之内の下から去っていった。 アイリーン・ラオ 声:冨永みーな 海馬の部下であるゲーム四天王の三人目。インド人とカナダ人のハーフで年齢は19歳。 ダンサー出身のスーパーモデルの美女。ダンサー志望である杏子から尊敬されている。しかし、ゲーム四天王の名に恥じぬ程数々のゲームに精通したその道のプロであり、暗示の使い手でもある。運に頼った勝負を嫌い、読み合いと騙し合いの勝負を好む。海馬の命によって来日。海馬と顔を合わせ、遊戯を倒すことを命じられる。その後、ゲームショップ「亀」を訪れ、遊戯と接触。遊戯と親しくし、遊戯と杏子を自宅に招待する。そして訪れた2人と親しく接しつつも、杏子に暗示をかけ身動きを取れなくして人質に取り、遊戯に正体を明かし、ラオ家に代々伝わる「雷神牌(らいじんはい)」で覚醒した闇遊戯に勝負を挑む。淡々と勝負を進めつつも、自慢のペットである虎を杏子のいる部屋に放つと、命はないことを示唆。それすらも戦術の内であったが、闇遊戯によって、その戦術と考え方を完全に見抜かれて動揺し、完敗を喫する。その後、海馬との関係を切り、日本から去ったものの、DEATH-Tで同じ四天王の不破とタッグを組み、城之内とミホとのリアル格闘ゲームを展開。戦闘を担当し、城之内を苦しめるも敗北。 平田(ひらた) 声:私市淳 国際的サッカープレーヤー。アイリーンとは以前からの知り合い。ゲームにも自信があったらしいが、アイリーンと雷神牌で勝負し敗北。その後骨折して緊急入院した。 姫小路薫子(ひめこうじ かおるこ) 声:冬馬由美 童実野高校の女子生徒。 生徒会主催の学校人気ナンバー1の大会の優勝候補である美女。性格はプライドが高く自信家。社交的であり多くの女子生徒を率いる。大味(おおあじ)(声:塩屋浩三)を始めとする3年生、2年生から人気があるなどマドンナ的存在でもあるが、杏子やミホといった1年生が人気を延ばしてきたため、校内ナンバー1を目指す薫子はそのことに焦りを感じていた。そのために他のライバルを蹴落とすために工作活動を次々と行い、女子生徒を使ってミホを呼び出しクロロホルムで眠らせるという暴挙にさえ手を出す。しかし、その場に薔薇の花びらを落としたことによって、その場に訪れた遊戯に犯行を察せられ、闇遊戯と対決することになる。「薫子の持っている花を交互に1~3本引いていき、最後の1本を引くほうが負け」というゲームを展開するが、自身の髪飾りの花を忘れていたために敗北。罰ゲームにより自身の肉体が老化してしまう幻惑に襲われて発狂。直後の優勝式にして、罠で仕掛けたバケツの水を自ら被り、生徒の笑われ者となって、その場から去った。アニメ第3作では童実野町の住民リストに名前だけ登場している。 大門(だいもん) 声:槐柳二 海馬の部下であるゲーム四天王の四人目。海馬瀬人の執事。 幼少時から海馬を見守り、ゲームの勝負相手となっていた老人で、海馬の数少ない理解者の一人でありゲームの基礎を教えあげた人物。既に肉体は死亡しているが、海馬コーポレーションの技術力によって人工臓器などで生き延び続けている。かつて肉体が健在であった頃、病気に臥していた際に海馬が大門を見舞い、海馬の優しさに触れた事で海馬に忠誠を誓うことを決意した。海馬の関係者の中では正々堂々としたデュエルスタイルを取り、闇遊戯と対戦。その老練な腕で闇遊戯を追い詰めるも、勝負に敗北。闇遊戯に海馬の心を救ってほしいと懇願した。 容姿は原作に登場した海馬家の執事にそっくりだが、海馬家執事であること以外は大きく変更された。
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