アニメ第6作初出
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「ゲゲゲの鬼太郎の登場キャラクター」の記事における「アニメ第6作初出」の解説
第6作準拠の小説に登場する者もここで扱う。 名無し(ななし) 声 - 銀河万丈 第6作の1話から49話まで黒幕として登場。名前は無く、常に老人の様な仮面をかぶっており、能楽(謡)のような台詞回しで不気味な雰囲気を漂わす。通常は黒い鍔広帽とローブを身にまとった黒ずくめ形態だが、姿を人間や妖怪など自在に変えることができるほか、常識では計りし得ない様々な能力を持つ。妖怪世界でも知られていないため、文献等に記録もされておらず、妖怪について博識な目玉おやじも対面するまで存在を全く知らなかった。 犬山まなを「虚ろな器」として自身の目的のために執拗につけ狙い、この世の憎悪を巧みに利用して妖怪の関わる事件を起こしていくことで、鬼太郎たちとも対立していく。数々の事件の裏で暗躍する中で、発生した大量の悪意を五行思想に基づいた「木・火・土・金・水」の五文字の呪いとして一文字ずつまなに刻んでいた。 正体は、大昔にまなの先祖の親族だった人間の女性・ふくと鬼の男性(声 - 置鮎龍太郎)が結ばれるという禁忌を犯したことにより処刑され、生まれる前にこの世を去った半妖怪の赤ん坊の魂が実体化した存在。仮面と黒衣に隠れた本体は紫色の人魂に小さい眼と手がついた赤ん坊のような生命体として未完成な形態をしており、「名無し」という呼び名も名付けられぬままこの世を去ったことの所以である。その出自ゆえに人間と妖怪の双方の世界を憎悪し、亡霊としてこの世を彷徨うううちに、人間たちの憎悪と邪心に触れて、その怨念を吸収していったことで妖怪としての力を増していき、この世の全てを虚無に包み込むことを目的とするようになった。 ふくの子孫であるまなが妖怪と接触し、拝み屋血筋の「依代」的な能力を発揮し始めたことを見計らって本格的な行動を起こす。人間による妖怪排斥運動を勃発させて人間と妖怪を対立させることによって、「器」として完成させたまなを吸収して巨大な胎児型の怪物虚無に変貌し、人間と妖怪を滅ぼそうとするが、最後は名無しの境遇を知ったまなから名前をつけられ、この世に生まれたことを祝福されたことで成仏する。 七不思議の妖怪たち 第10話登場。全員まなの学校に住んでいて、ヨースケくんによって吊るされていた。ここでは上述の鬼太郎の仲間(花子さん、二宮金次郎像)以外の者たちを挙げる。ヨースケくん 声 - 菅沼久義 第10話登場。横浜市周辺の都市伝説を発祥とする妖怪。作中では、まなの学校の七不思議のひとつ「2階男子トイレのヨースケくん」として登場する。ただし、花子に比べて妖怪仲間からも存在はほとんど知られていなかった。端整な顔立ちだが己惚れたストーカー気質の持ち主で、困っていたところを花子に助けられて以来、彼女に執着していた。花子に逃げられたことを、自分と花子の仲を引き裂く何者かの仕業と勘違いし、他の七不思議の妖怪を体育館に拉致監禁する暴挙に出るが、最後はねこ娘に退治される。 美術室のデッサン像 七不思議としてたまに血の涙を流すと言われている。 人体模型 七不思議としてたまに笑っていると言われている。 人面犬 その名の通り、ヒゲを生やした人間の顔を持つ犬の妖怪。七不思議として渡り廊下に住み着いていると言われている。 ベートーヴェンの肖像画 描かれたベートーヴェンの姿が七不思議としてたまに肖像画から出てきており、ピアノを弾いていると言われている。 濡れ女(ぬれおんな) 声 - 庄司宇芽香 / 演 - 余貴美子(魔笛エロイムエッサイム)、寺島しのぶ(千年呪い歌) 長い髪と蛇のような体を持つ女妖怪。 ビデオドラマ『魔笛エロイムエッサイム』ではぬらりひょんの側近の1名。前半は人間態を取って主に桜子と共に行動し、鬼太郎とはぐれた悪魔くん(山田真吾)を殺す指令を受けてからは大蛇の姿になる。最後は鬼太郎とメフィストに両眼を潰されて暴走し、処刑用の毒井戸に飛び込んで自滅する。 実写映画版『千年呪い歌』では千年前の三浦半島で漁師の海人(うみひと、演 - 萩原聖人)に恋をし、井戸仙人によって人間になり「なみ」と名を変え結ばれるも、村人たちから魔物扱いされ封印されていた。その怨みをぬらりひょんに利用される。 夢繰りの鈴の少女 声 - かないみか 第14話登場。夢の中に現れる不思議な少女。髪型は黒髪のシニヨンで、赤い着物を着ている。その正体は大昔に洪水を鎮めるべく川の神に生け贄として捧げられた人間の少女の霊が妖怪化した存在で、首に鈴をぶら下げている鈴は、元はまくら返しが使用していた「夢繰りの鈴」で、彼を懲らしめた高僧により「少しでも良い夢が見られるように」との思いからつけられたものだが、その鈴の作用で夢の世界では無敵状態となっている。現実に疲れ果てた大人たちを夢の世界に誘い込み、子供の姿に変えて閉じ込めていたが、最後は枕返しの協力で生前の姿となった目玉おやじに鈴を破壊されて敗北し、誘い込んだ大人たちを解放する。 一つ目坊(ひとつめぼう) 声 - 新井良平 第50話で初登場。一つ目の白い体の坊主頭で下半身が幽霊のような姿。その目は遠くを見通し壁を透かして物を見ることができる。鏡爺からの依頼で共に大逆の四将の行方を探していたが、利用価値ありと見た鬼道衆の石動零によって殺され、零の体に魂ごと能力を取り込まれていた。 古籠火(ころうび) 声 - 塩屋浩三 第88話登場。灯篭に宿る火の妖怪。怒ると火を噴きかけてくる。下半身の無い屈強な獣人のような姿をしている。火の妖怪である故に水が弱点で、かけられると体が縮んで弱体化してしまう。ビビビハウスに参加していたリカコ(声 - 田野アサミ)とミッキー(声 - 長久友紀)の不注意で宿っている灯篭を崩されて怒り、暴走するが、最後は直してもらった灯篭に大人しく戻る。 ひと うお子 声 - 早見沙織 第90話登場。人魚のリーダー格で他にいた人魚(声 - 元吉有希子、香里有佐)と比べてより人型に近い。「べっぴんビーム」を使う。かつて「ひとごころあればうおごころあり」のユニットを結成したが、さざえ鬼によって事務所と子供を奪われてしまい、鬼太郎に助けを求める。最後は子供を取り返して満足し、鬼太郎に感謝して帰る。 貝稚児(かいちご) 「蒼の刻」収録の小説「貝稚児」に登場。貝合わせ用の貝殻をしまう貝桶の付喪神。 赤悪鬼(あかあっき) 「蒼の刻」収録の小説「ぬりかべ」に登場。鬼族の中でも災厄を起こし人を食う凶悪な部類。 黒悪鬼(くろあっき) 小説「ぬりかべ」に登場。赤悪鬼の兄で最強クラスの悪鬼。 猿鬼(さるおに) 「朱の音」収録の小説「ねずみ男ハードボイルド」に登場。鬼神と化した凶暴な大猿。高い知力と戦闘力を兼ね備え、池袋で裏組織・猿鬼組を仕切る。 犬神(いぬがみ) 本来は呪術に使役される犬の怨霊だが、妖怪画などでは獣人のようにも描かれる。 小説「ねずみ男ハードボイルド」に登場。作中時期(2019年11月末)の2年前までねずみ男と組んでいた。戦闘力は高いが頭が悪い上に些細なことで見境が無くなる。 マチコミ 「朱の音」収録の小説「怪物マチコミ」(原作は鬼太郎の登場しない同名の水木短編[要出典])に登場。作家にとりつき不眠不休で働かせ脱け殻にする妖怪。
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