生前の姿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/29 05:34 UTC 版)
「スー (ティラノサウルス)」の記事における「生前の姿」の解説
スーの全長は12.3メートル、腰までの高さは3.66メートル、体重は8.4 - 14トンと見積もられた。かつてはティラノサウルスの標本としては最大とされていたが、2010年代にスコッティにその座を譲ることになった。 骨の精密検査の結果、スーの死亡時の年齢はおよそ28歳で、これは2013年にトリックスが発見されるまでは最高齢だった。スーの骨には至る所に病変が有り、生涯にわたって数多くの怪我や病気に苦しんでいたと考えられている。右肩は獲物の抵抗のためか肩胛骨を負傷しており、肋骨も3本折れていた。この怪我は治癒痕があり受傷後もスーが生存していたことを示している。左の腓骨は右のそれの約2倍に肥大しており、何らかの感染症の結果とみられている。頭蓋骨前部にある無数の孔は咬傷とみられていたが、最近の研究で鳥類に見られるトリコモナス症と関連づけられている。尾骨のいくつかは負傷のため関節炎を起こし融合していた。またスーは生前痛風に苦しんでいたとみられる。直接の死因は不明。
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