海馬コーポレーション
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「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の記事における「海馬コーポレーション」の解説
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海馬コーポレーション
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「遊☆戯☆王の登場人物」の記事における「海馬コーポレーション」の解説
海馬瀬人が社長を務める大企業(ゲーム・アミューズメント企業)。略称KC。元来は二代目社長・海馬剛三郎の父が戦時中に興した軍需産業企業で、「海馬重機工業」という名の死の商人だった。後に剛三郎は瀬人を養子に迎え入れ、徹底した英才教育を施したことで、剛三郎は瀬人と彼の影響を受けた多くの社員の裏切りを受け、自社ビルから飛び降り自殺を図り死亡。剛三郎の死後、企業は軍需産業企業から、ゲーム産業へと転換。以来、ゲーム開発を主に様々な事業に着手している。従業員数は2000人。年商1500億円。DEATH-T編で海馬瀬人が闇遊戯とのデュエルに敗北したことにより、本社の株価は暴落し、一時はリストラもあったらしい。これは海馬が自身のデュエルを常に株主に見せ、彼らからの信頼を得ていたためとされる。アニメ第二作では、海馬兄弟の夢である「世界海馬ランド計画」の一部であるテーマパーク「海馬ランドUSA」を完成させ運営している。マジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)のモンスターたちがマスコットキャラクターを務め、アトラクションの規模と数では世界一。 海馬 瀬人(かいば せと) 海馬 モクバ(かいば モクバ) 声 - 三輪勝恵(アニメ第一作) / 野田順子(モンスターカプセル ブリード&バトル) / 竹内順子(アニメ第二作) 7月7日生、蟹座、身長142cm、体重28kg、血液型O型、好きな食べ物:チョコレートパフェ、嫌いな食べ物:セロリ 海馬瀬人の弟で小学生ながらも海馬コーポレーションの副社長を務める。海馬の唯一の肉親であり、一番の理解者。「-だぜい!」が口癖。 兄同様、悲惨な出自を辿った孤児。実親は不明だが、親族に遺産を食い荒らされたと語っており、裕福な家庭であった様子。5歳の頃に児童養護施設に引き取られたが、剛三郎に兄と共に養子として引き取られて海馬姓となる。元々の姓は不明。ゲームに関しては「カプセルモンスター」のチャンピオンで、小学生という若さながら、海馬コーポレーション取締役副社長を務めており、バトルシティ編ではバトルシティ運営委員長を務めた。 初登場したDEATH-T編では兄以上に高慢で狡猾。金で人を操り、部下を扇動するなど、そのやり口は陰湿で、凶暴・攻撃的なものだった上、イカサマも用いていた。また、初登場時は凶器を所持した同じ子供たちを取巻きとして連れており、取巻き達は拉致した遊戯をいびるが、闇遊戯の凄みには敵わなかった。DEATH-T編で遊戯とは三度対決。一度目はカプモン対決を行い、ガシャポンに細工して自分にだけ強いモンスターが来るように仕向けて、レベルの差で圧倒しようと企てるが、最終的に遊戯の罠に掛かり自身が敗北し、カプモンのカプセルに閉じ込められる罰ゲームを受ける。二度目は遊戯と城之内に料理を使った「死のロシアンルーレット」で運勝負を仕掛け、隠しコントローラーを使ったターンテーブルルーレットで毒入り料理を食べさせて城之内を殺しかけ、遊戯にも毒入り料理のハンバーガーを食べさせようとするが、大好物のパフェを喜んで食べる等余裕の態度故にインチキを遊戯に見抜かれた上に、 隠しコントローラーも遊戯が回す前にハンドルに吊るした千年パズルの回転力で破壊されてしまい、しまいには運勝負にも負け、自身が毒入りのハンバーガーを食べることになった。三度目はDEATH-T内でカプモン対決を行い、以前同様にイカサマガシャポンを用いて挟み撃ち作戦で遊戯の陣地を包囲するが、アルマザウルス一体で遊戯のコマを全滅させようと自信過剰に出たのが仇となりモグリンの特技で回避され、結果的にメガトンと同士打ちになったあげく進化マスの進行を許し、ハイパービートルに進化したビートンに逆襲される。最後に残ったモンスターであるビックフットもハイパービートルと一騎打ちの末、ハイパービートルの攻撃がクリティカルヒットした事により相打ちになる形で倒され、自軍のコマが全滅し敗北。直後、兄に見捨てられて「死の体感」を味わわされるが、遊戯に助けられる。先のステージで犠牲になった本田を救出し、杏子たちを葬ろうとする部下たちも制し、遊戯たちに自分たち兄弟の半生と兄の笑顔が失われた辛さを語って聞かせた。兄が失った優しさを持って復活することを信じながら、孤児院時代、兄弟一緒にチェスをしている光景を写した写真を2つのペンダントに変えた。 「DEATH-T」から半年後、ビッグ5の裏切りでペガサスに捕らえられながらも、海馬コーポレーションの重要書類の倉庫の鍵を飲み込み、隙を見て脱走。ペガサスが海馬コーポレーションを手に入れるための条件の一つである「遊戯を倒す」を阻止すべく、参加者のデッキとスターチップを盗み、自ら遊戯にデュエルを挑む。実力差から無理と知ると、今度はスターチップを持ち出すことで失格に追い込もうとしたが、杏子の説得もあって改心し、遊戯がペガサスを倒すことを信じることにする。再度捕らわれてしまうも、王国終了後に解放された。以降は生意気な面は変わっていないが、以前よりは丸くなり、遊戯たちに友情を抱くようになった。バトルシティでは、海馬が遊戯を倒すことで「かつて見せてくれた本当の笑顔」もろとも己の過去を忘れようとしていることにも気付いており、兄に声援を送りながらも複雑な表情を見せていた。 小説版とアニメ第2作では遊戯とのカプモン対決は描かれず、小説版では「DEATH-T」のシューティングゲームをアレンジしたゲームを遊戯にけしかけるが、仲間たちの助力を得た遊戯にゲームクリアされてしまう。遊戯たちの友情に感化され、兄の昔の心を取り戻してくれるように頼んだ。 原作及びアニメ第二作では一人称は「オレ」だが、アニメ第一作では「ボク」 となっている(次回予告(22話)では「オレ様」も使用)。アニメ第1作 『ゲームセンターのオンラインを通じて「KAI(カイ)」というスコアネームで日本一の実力者となっている』設定が海馬からモクバの功績に変更され、遊戯との勝負は「DEATH-T」でのカプモン対決のみとなった。 アニメ第2作 DEATH-T編以前の話がカットされた為、遊戯たちとは王国編で初めて顔を合わせ(ただし、闇遊戯だけはモクバのことを知っていた)、倉庫の鍵は兄とのお揃いのカードペンダントに変更され、自分たち兄弟以外、その事に気付くことはなかったと兄弟の絆をより象徴する見せ方がされた。兄弟に関する話に弱く、バトルシティ編では絽場兄弟のインチキを一度は許し、ドーマ編では自分と兄に似た境遇のアメルダと故人のミルコの為、アメルダの説得を行った。また、原作以上に誘拐されており、DMクエストでは同じ顔を持つゲームキャラクター、メアリー姫の身代わりとして捕まり、バトルシティ編ではグールズに誘拐されて、海馬への脅しに使われている。乃亜編ではビッグ5に連れ去られた挙句、瀬人の大切なものを奪うため、兄として慕うよう洗脳され、乃亜に利用されてしまうが、最終的には乃亜を改心させた。 磯野(いその) 声 - 岩崎征実(アニメ第二作) 海馬コーポレーションの社員。 海馬の部下で黒服の一人。厳格な人物だが、上司である海馬兄弟には全く頭が上がらず、特に海馬からは、よく無茶な命令をされては幾度も怒鳴られ、こき使われるという苦労人でもあるが、海馬兄弟への忠誠心は強い。バトルシティ決勝大会では司会進行と審判役を務め、海馬の移動用航空機の無線や時には操縦担当をこなす。 海馬に対しては初登場時のみ「瀬人様」と呼び、それ以降は「海馬様」と呼んでいる。アニメでは「瀬人様」「社長」と呼んでいる。 ゲーム作品においては、GBA版『遊戯王DM8』では海馬ランドで定期的に行われている子供たちに人気のカイバーマンショーのカイバーマン役を引き受けており、『フォルスバウンドキングダム』では海馬コーポレーションを退社し、SICに就職していた。 英語版での名前はRoland。 河豚田(ふぐた) 声 - 竹本英史(アニメ第二作)→吉川寛司(アニメ第二作) 海馬コーポレーションの社員。 海馬の部下で黒服の一人。バトルシティ編以降磯野と共に度々登場。磯野と同じく、海馬への忠誠心は強い。名前はアニメ第二作のみ登場。 海馬 剛三郎(かいば ごうざぶろう) 声 - 石塚運昇(アニメ第一作) / 小村哲生(アニメ第二作) 海馬コーポレーションの先代社長。海馬兄弟の養父。 極めて冷徹かつ非情な性格をしている。チェスの腕はプロ級。一人称は「私」だが、アニメ第1作と第2作では「儂」とも言っている。後継者を探しに当時の海馬兄弟が住む孤児院を訪れた際に、金持ちの養子になることを企んだ瀬人にチェスを挑まれ、敢えて、イカサマにかかり敗北。海馬の力を認め、約束通り2人とも養子にした。後継者にするために虐待じみた英才教育を海馬に行い、海馬が開発したバーチャルシミュレーターシステムも軍事利用するが、これらの行為により、瀬人を後継者ではなく、最大の敵に育て上げてしまい、5年後には海馬と多くの社員の裏切りを受けて会社を乗っ取られてしまう。自身の敗北を認め「負けた者の末路」として、瀬人の目の前で自社ビルの窓ガラスを突き破り飛び降り自殺を遂げるが、この件は瀬人の心に「敗北=死」という暗い意識を植え付けた。剛三郎の死後、海馬の方針により、海馬コーポレーションは軍需産業から身を引き、ゲーム産業へと転換する。アニメ第1作 投身自殺の場面は直前で踏み切れず落胆する描写に変更されたことで生存。また、原作では海馬が初登場する前に会社を乗っ取られたが、本作では海馬が遊戯に挑戦している間に会社を乗っ取られている。 アニメ第2作 実子の海馬乃亜が登場。チェスの腕前は世界大会6連覇を達成する程の名手であり、大会で獲得した賞金10万$は海馬兄弟の育った施設に寄付した。瀬人のことは以前から知っており、乃亜と競い合わせるための当て馬として養子にする案を立てていた。瀬人とのチェス対決では瀬人があらかじめ剛三郎の譜面を徹底的に調べていたことで海馬が勝利したという展開にも変更。 乃亜に対しては愛情を持って育てていたが、乃亜が交通事故で亡くなった後、「自分の後継者に簡単に死んでもらっては困るから」という理由で乃亜の意識を電脳世界で蘇生させた上、用意したNPCなどの配慮の足りなさが乃亜の精神を歪ませることにもなった。乃亜を見限った後も、自身が窮地に追い込まれると乃亜に対して「お前まで私を裏切るのか?」と詰めより、父親を気取った態度に出ている。瀬人を養子にした真相を語った際、杏子からは「とてもまともな人間の考えることじゃない」と憤慨され、闇遊戯からも「海馬が剛三郎を憎むのももっとも」と軽蔑された。 乃亜の当て馬から乃亜を現実世界に呼び戻すための器として、海馬を養子としたが海馬に会社を奪われてしまい、ショックから衰弱していき亡くなった。だが、死の間際、乃亜のときと同じように自らの人格を海底要塞AIにデータとして移植し、電脳世界で生き延び、乃亜の活動を陰から見ていた。当初は海馬の肉体を奪って現実世界に復活することを目論んでいたが、乃亜との会話から電脳世界の存在のまま、海馬コーポレーションのコンピュータネットワークにハッキングする方法を思いつき、ミサイル衛星 の照準を各国の主要都市に向け、現実世界の全てを掌握することにした。 乃亜が遊戯に敗北した後、彼らの前に姿を現し、自らの目的を語り、乃亜に対しては「もう用はない」と切り捨て、一度はその場から消えた。しかし、(完全な八つ当たりではあるが)会社を乗っ取ったうえに自分を死に追いやった海馬への復讐心は忘れておらず、海馬コーポレーションのビルに乗り込んだ海馬にデュエルで挑戦、事前のリサーチでかつて海馬を倒したエクゾディアを使用し、エクゾディア・ネクロスを駆使して海馬を圧倒、デュエルの最中に、乃亜からシステムを改ざんしてミサイル衛星の照準を電脳世界の母体である海底要塞に向けたことを告げられて動揺し、一度は悪霊のような姿に変貌して海馬の肉体を奪おうとするも一喝を受け、彼に「デュエルで自分に勝ったら肉体を渡す」と条件を出されたことでデュエルを続行、その後もエクゾディア・ネクロスを駆使し続けたが、それ以外の戦法を全くしなかったことから「所詮強力なモンスターに頼るだけの似非デュエリスト」と海馬に一喝され、ネクロスの力の源である墓地のエクゾディアカードを全て除外されたことで敗北、デュエル終了後、約束を反古にして悪霊のような姿に変貌して海馬を襲うが、すんでのところで遊戯に阻止されたうえに乃亜によって二人は電脳世界から脱出、その後乃亜に脱出方法を教えるよう迫るが逆に乃亜に動きを封じられてしまい、最期は海底要塞はミサイルで爆発し自身のAIも崩壊、それでもその執念は凄まじく爆発で生じた炎に姿を変えてバトルシップに襲いかかるが、海馬の手で変形したバトルシップに吹き飛ばされた。
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