KCグランプリ編
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「遊☆戯☆王の登場人物 (アニメオリジナル)」の記事における「KCグランプリ編」の解説
ジーク・ロイド 声:津田英佑、薛宏美(幼少期) 「ヨーロッパ無敗の貴公子・皇帝」の異名を持つデュエリスト。赤紫色の長髪でまるで女性の様な風貌をした美青年で、社交服で身だしなみを整えている。性格は傲慢で芝居がかった言動を好む。 「ワルキューレ」「ニーベルングの指輪」「ウルド」「スクルド」「ベルダンディ」といった北欧神話をモチーフにしたカードを使う。切り札は「ワルキューレ・ヴュルンヒュルデ」。 デュエルにおける戦術は「ニーベルングの指輪」と三姉妹の女神で相手のモンスターを使えなくするモンスター抹殺コンボである。普段は企業家であって決闘者は本業ではないが、城之内を下し海馬とも互角に戦う実力を持つ。決闘に関してはただのゲームと認識しており、大勢の前で決闘を侮辱したことで遊戯の怒りを買う。 その正体はヨーロッパの大企業シュレイダー社の後継者ジークフリード・フォン・シュレイダーである。元々シュレイダー社はヨーロッパ随一の軍需産業企業だったが、剛三郎時代の海馬コーポレーションと張り合う事で経営は悪化の一途を辿り、ジークの父は心労のために倒れる。ジークは事実上の社長となって、シュレイダー社をゲーム・アミューズメント産業へと転換させるも、時を同じくして海馬瀬人が社長に就任、海馬コーポレーションをゲーム・アミューズメント産業へと転換する。元々父が海馬コーポレーションを目の敵にしていた影響を受けて、彼自身も海馬に対して強い対抗心を抱いていた。 過去の因縁から海馬に挑戦するも自身が使用したコンボと永続魔法の効果を逆手に取られ「没落貴族」と一刀両断され敗れ去り、その後、弟のレオンにカードテキストを書きかえた「シュトロームベルクの金の城」を渡し、海馬コーポレーション抹殺を謀るも遊戯と海馬に阻止された。自分の作ったバーチャルシステムが海馬より一歩遅くできあがったと語っているが、実は海馬は中学生の頃にバーチャルシミュレーション具現化システムを完成させていた。最終回のエンドロールではレオンと共にペガサスと何らかの取引を行っていた描写がある。 弟のレオンのデュエルの才能は高く評価し、その腕を見込んでシュレイダー社の宣伝と海馬コーポレーションの抹殺を図るなど、KCグランプリでは利用してはいたものの、本人なりの愛情も抱いていた。 最終回ではペガサスと対談し成功を修めたような描写があり、『遊☆戯☆王5D's』のWRGP編では参加企業の宣伝広告の中に「株式会社シュレイダー・トイズ・ジャパン」の名前が登場する。 ワルキューレを召喚する際、リヒャルト・ワーグナー作曲の『ワルキューレの騎行』が流れる。 「ワルキューレ」と名の付いた殆どのカードは2019年9月14日発売の「EXTRA PACK 2019」に収録されOCG化を果たした。 レオン・ウィルソン 声:野口聖古 各地のデュエル大会で未だ無敗という紫色の髪の毛で、セーターと半ズボンが特徴的。「奇跡の天才少年」の異名を取る。理詰めのレベッカに比べると、誰もが驚く斬新な発想を持ち合わせる金の卵と評されていた。 「シンデレラ」「赤ずきん」など童話関連のカードを使う。切り札は「茨姫」「グローバーマン」。純粋にデュエルとカードが好きな姿勢は双六に真の決闘者と言わせ、決闘者として遊戯を尊敬している。 決闘をしていることがばれると家族に叱られると思って名前を偽って大会に参加しており、その正体はヨーロッパ第一位のゲーム企業・シュレイダー社社長の息子であり、次期社長ジークフリード(ジーク)の弟レオンハルト・フォン・シュレイダーである。幼少の頃から兄であるジークを尊敬しているが、シュレイダー家再興のため母親(声:長浜満里子)がジークにばかり構っていたため、兄や母のために必要とされたいと淋しい思いをし続けていた。KCグランプリにおいてリチャード・ゴート、イーサン・シャークを難なく撃破。準決勝にて同じく天才と呼ばれるレベッカと渡り合い、勝利する。その後、決勝前に兄ジークから禁断のカード「シュトロームベルクの金の城」を受け取るが、そのカードは海馬コーポレーションを潰すためにジークの仕掛けたコンピュータウイルスを起動させるスイッチであり、全ての魔法・罠・モンスター効果が効かないようにジークがテキストデータを書きかえていた(この事をレオンは知らされていなかった)。不本意な形で決勝戦を進めるが、遊戯の機転で「シュトロームベルクの金の城」が破壊されたことで望んでいた形で決勝戦を再開し、最後は「ブラック・マジシャン」の攻撃で敗れ、復讐に執着するジークを諭した。 童話のモンスターと「シュトロームベルクの金の城」を含むサポートカードの前者は「COLLECTORS PACK 2018」、サポートカードの後者は「COLLECTORS PACK-革命の決闘者-」の収録でそれぞれOCG化を果たした。 ヴィヴィアン・ウォン 声:田中理恵 KCグランプリに参加した「アジアのデュエルクイーン」と呼ばれるデュエリスト。チャイナドレスを纏うセクシーな美女。「功夫娘々(カンフーニャンニャン)」「逆ギレパンダ」などの中国系モンスターを使う。切り札は「皇帝淑女龍(ドラゴンレディ)」。 前夜祭で遊戯に色目を使い杏子とレベッカの怒りを買う。大会ではレベッカと対戦するが、「ビッグバン・ガール」のコンボの前に敗れた。しかしその後、色気で双六を拉致し人質にとり、遊戯を中華料理店までおびき寄せてデュエルを強要するも、遊戯に止めを刺すために使用した魔法カードの効果が仇となり超魔導剣士ブラックパラディンの攻撃で敗れた。 高飛車な性格で、遊戯か海馬と共に世界最強の決闘者カップルとして世界に君臨すると公言するなど、色気にも相当な自信がある模様。最終回のエンドロールでは、万里の長城らしき場所で舞とタッグを組んで迷宮兄弟とデュエルを行っている描写がある。 フォーチュン・サリム カードの運命すら支配する「神秘の預言者」。第一回戦でジークと戦うはずだったが、羽蛾と竜崎の不法参加によってデュエルはできなかったため実力は不明。 エッセル・ジャンセン 「流離のデュエリスト」で、そのタクティクスは「流れる雲」と例えられる程。第一回戦でポール・マクレイガーに敗北。 セルゲイ・イヴァノフ 声:吉川寛司 通り名は「北からの刺客」。実際にデュエルをしているシーンはなく、第二回戦に進出していない。 ポール・マクレイガー 声:松本忍 ずば抜けた推理力と観察力を持つ灰色の頭脳を持つ「デュエリスト探偵」。第一回戦でエッセル・ジャンセンに勝利するも、第二回戦でバリー・ジンジャーに敗北。モデルは、シャーロック・ホームズとエルキュール・ポアロである[要出典]。 エイプ 声:勝山幹雄 サルのマルコ(声:長浜満里子)と共に、野生の勘でデュエルを制する「野生の勝負師」。実際にデュエルをしているシーンはなかったものの、第二回戦に進出していた。第二回戦ではレベッカに敗北。マルコの名前は母を訪ねて三千里より[要出典]。 リチャード・ゴート 声:竹尾一真 正確なオペのようにデュエルを制す「ドクター」。ナースが二人、デュエル中、オペのようにサポートする。その構図はOCGに存在する「DNA改造手術」のイラストに似ている。第一回戦でレオンに敗北。 バリー・ジンジャー 声:石橋美佳 マジックカードを使わせたら右に出る者無しの「マジックマスター」。実際にデュエルをしているシーンはなかったものの、第三回戦に進出していた。第三回戦ではジークに敗北。 セオドア・イワラオス 手品のごとくカードを操るそのデュエルは、「まさにイリュージョン」。実際にデュエルをしているシーンはなく、第二回戦に進出していない。 名前は出なかったもののアニメ第3作にも佐藤浩二のプロデュエリスト時代の回想の中で対戦相手として登場。「スカブ・スカーナイト」の攻撃により敗北している。佐藤の回想の中ではセルゲイ・イヴァノフやイーサン・シャークも登場した。 イーサン・シャーク 声:松本忍 デュエルはいつもストリートファイトの「南海の人喰いザメ」。実際にデュエルをしているシーンはなかったものの、第二回戦に進出していた。第二回戦ではレオンに敗北。 ジャファー・シン 声:槇公輝 通称「悟りのデュエリスト」。実際にデュエルをしているシーンはなく、第二回戦に進出していない。 リック 声:中尾友紀 KCグランプリ編で遊戯達が最初に出会った少年。ドラゴン族をメインにしたデッキを使用するが、バランスが悪いデッキだった。通常モンスターが多かったので遊戯から「凡骨の意地」のカードをもらいデッキを強化した。
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「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」の記事における「KCグランプリ編」の解説
第185話 - 第198話。 ドーマ編終了後、最終章である王の記憶編の放送に入る前に今一度、約3ヶ月に亘って放送されたTVアニメオリジナルシリーズ。 アメリカから日本に帰国するための費用が無い事に困惑する遊戯達。その頃、ドーマの策略で社名に傷がついた海馬コーポレーションは、社運を賭けて世界規模のデュエル大会「KC(海馬コーポレーション)グランプリ」を企画していた。モクバが、城之内は選手として、遊戯は優勝者とのエキシビジョンマッチの対戦相手としてこの大会に出場すれば、遊戯たちは海馬コーポレーションの配慮で帰国出来ると提案する。 一方、海馬コーポレーションを陥れようとする陰謀が暗躍していた。
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