鬼殺隊関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:19 UTC 版)
鬼殺隊(きさつたい) 鬼の撲滅を目的とする政府非公認の組織。隊員以外で「鬼殺隊」の名称が使われることはあまり無く、古より敵味方問わず部外者からは一貫して「鬼狩り(おにがり)」と呼称される。 構成員は数百名。剣士は十干(甲から癸)の階級が割り当てられ、さらに「お館様」と呼ばれる当主、および「柱」と呼ばれる幹部級の隊士がいる。 鍛練で超人的な技を身に付けてはいるが、あくまで生身の人間であるため傷つき痛みもある。 各地に散在する「育手」に訓練を受けた後、藤襲山で行われる「最終選別」に合格すると入隊が認められる。 隊員には「日輪刀」と隊服が支給され、人語を喋る「鎹鴉(かすがいがらす)」の伝令に従い任務に就く。 隊服は洋装で、背に「滅」の文字が書かれている。特別な繊維でできており、通常衣類よりもずっと頑丈。隊士の中には隊服の上から自前の羽織などを着用する者も多く、特に厳しい規定はない模様。その一方、「鬼殺妨害」など鬼を見逃す行為は重大な隊律違反。隊律による斬首や、責任を示すための切腹が行われる。 政府非公認であるがゆえに、都会では表立って帯刀できないなど不便が生じる。女性隊士もいるが、割合は低い。 最終目標である鬼舞辻無惨を倒し、人喰い鬼の絶滅をもって千年の歴史に幕を閉じた。産屋敷家(うぶやしきけ) 鬼殺隊を統括する一族。歴代当主を鬼殺隊最高統率者(お館様)としており、鬼舞辻󠄀無惨の討伐を悲願としている。産屋敷邸の所在は隊内でも秘匿とされているため、「隠」の案内なしに辿り着くことはできない。 無惨を先祖としているためか、千年以上もの間、呪いを背負っている。かつてはその呪いによる早逝から一族が途絶えようとしていたが、神主の助言から鬼殺隊を創設し、また神職から妻を迎え始めた事で危機を脱するも、それ以降も代々30歳未満で亡くなっている。病弱であるため、魔除けとして産屋敷家の男児は13歳まで女児として育てられる。しかし、長男相続制であるため13歳以下で当主となる場合は正装になる。97代目当主は産屋敷耀哉。98代目当主は耀哉の長男・産屋敷輝利哉。 鬼舞辻無惨を倒したことにより、一族の呪いは解かれる。 呼吸法(こきゅうほう) 鬼を倒すため、鬼殺隊が身に付ける操身術の総称。 著しく増強させた心肺活動により、一度に大量の酸素を血中に取り込むことで、身体能力を瞬間的かつ大幅に上昇させ、鬼と互角以上の剣戟を繰り出す。これを「全集中の呼吸」と呼び、剣技に用いて鬼を狩る。 「日の呼吸」を開祖とし、そこから「水」「雷」「炎」「岩」「風」の基本五流派が派生、後にはさらに多くの流派に別れ、それぞれの特性に合った技を開発している。日輪刀の色で、どの系統の特性が合っているのかある程度推測できる。現代にも受け継がれており、一年に一度、産屋敷家の管理する神社で舞いとして奉納されている。 ほかにも全集中の呼吸を常態化して継続する技術「常中(じょうちゅう)」、身心強化の「反復動作(はんぷくどうさ)」などの技術がある。 習熟度が高い剣士の技は、エフェクトが可視化に至る(呼吸が薄いと見えない、と説明される)。日の呼吸(ひのこきゅう) 始まりの呼吸。すべての呼吸はここから派生した。別の言い方をすれば、他の呼吸法はこれを真似た亜種にすぎない。習得者は継国縁壱と竈門炭十郎及び炭治郎。13の型を持つが、他の呼吸法とは異なり、型に番号が振られているのは後述の拾参の型のみ。この拾参ノ型には技名がなく、無惨を夜明けまで太陽の元に釘付けにするために編み出された円舞から炎舞までの12の型を絶え間なく繋ぐ動作そのものを指す。日輪刀の色は黒色。 かつて継国縁壱のみが使えた呼吸で、他の誰も日の呼吸を習得できなかったため特性に応じてアレンジしながら伝えたのが他の呼吸法の始まりである。 炭治郎が持つ日輪が描かれた花札風の耳飾りが継承者の証であり、素質ある使い手には生まれつき額に赤い痣(あざ)があるとされ、縁壱と炭十郎の痣は先天的な物だが、炭治郎の痣は、後天的な火傷と傷跡で、痣としては偽物、あるいは上書きされており見えなくなっている状態である。しかし後に、堕姫・妓夫太郎戦で炎の様な赤い痣に変化した。ヒノカミ神楽(ひのかみかぐら) 竈門家に代々伝わる神事で、正月に先祖と炭竈の神に奉納する。七支刀を持ち、正月の日没から翌朝の夜明けまで神楽を舞い続ける過酷なもので、寿命を縮めかねない命懸けの神事である。 その正体は、かつて戦国時代において縁壱より日の呼吸の型を見せられた炭吉が、「後世に伝える」という縁壱と交わした約束の下、例外的に竈門家に伝えられ、ひっそりと脈々受け継がれた日の呼吸その物だった。呼吸法は「日の呼吸」に関連し拾弐ノ型まであるが、竈門家には型だけが受け継がれ、後に竈門家が代々行ってきた神楽の舞とは、いずれ訪れるであろう鬼舞辻無惨との決戦において「十三個目の型」へと繋げ、頸を斬り落としても殺せない無惨を日の出まで地上に拘束するための戦闘訓練だったことが判明する。炭治郎が全集中の呼吸で剣技に使うと水の呼吸を上回る威力を発揮するが、反動が強すぎて当初は肉体がついていかなったが、遊郭での戦闘で水の呼吸を合わせた複合型の呼吸法を独自に編み出した。炭吉が縁壱の剣の型を精霊の舞のように見えることで名付けられたと推測している。 現代にも受け継がれており、カナタと炭彦どちらも舞えて、年に1度産屋敷家が管理する神社で舞っている。 月の呼吸(つきのこきゅう) 「日の呼吸」の直接的な派生技。修得者は継国巌勝(黒死牟)。呼吸法の中では最多の16の型を持つ。日輪刀の色は紫色。一振りで三日月型の変則的な軌跡の刃を放つため、回避は困難となっている。 水の呼吸(みずのこきゅう) 基本の呼吸法の1つ。作中での修得者は竈門炭治郎・冨岡義勇・鱗滝左近次。基本型は10つ。日輪刀の色は青色。容れ物によって形を自在に変える水の如く、相手の攻撃を利用したり、いなしたりと、あらゆる状況に対応する技で鬼の頸を狩る。また基本型を応用、組合せることでも技のバリエーションは増えていく。11番目の型「凪」は義勇の独自技。 基本の五つの呼吸法の中でも特に基本に沿った技が多いため、派生した呼吸も多い。修得者も最多。蛇の呼吸(へびのこきゅう) 「水の呼吸」の派生。修得者(創設者)は伊黒小芭内。日輪刀の色は青紫色。基本型は6つ。関節の柔らかさを活かした狭い隙間をすり抜けるほどの正確な太刀筋による変幻自在なうねる一撃を特徴としている。 花の呼吸(はなのこきゅう) 「水の呼吸」の派生。作中での修得者は栗花落カナヲ・胡蝶カナエ。基本型は6つ。日輪刀の色は桜色。高い身体能力が求められる上、連続技も多いため、呼吸法の鍛錬が重要となる。蟲の呼吸(むしのこきゅう) 「花の呼吸」の派生。修得者(創設者)は胡蝶しのぶ。基本型は6つ。日輪刀の色は藤色。呼吸法の中では唯一、鬼の首を斬るための斬撃技が無く、鬼にとって有害な藤毒を刺突技を駆使して注入するという、例外的な攻撃法が特徴。技が全て刺突技であるため、素早い体捌きが求められる。また、技名は他の呼吸法の様に「型」では無く、「舞」と呼称される。 炎の呼吸(ほのおのこきゅう) 基本の呼吸法の1つ。作中での修得者は煉󠄁獄杏寿郎・煉󠄁獄槇寿郎。基本型は9つ。日輪刀の色は赤色。烈火の如く激しい突進技が多く、伝統的な剣術の様に下半身に力を込めたその踏み込みは走行中の列車をも跳ね上げる。「日の呼吸」に通じるため、「火の呼吸」と呼ぶことは固く禁じられている。基本五流派の中でも、日の呼吸との関連が深いようで、その資料が煉獄家に伝承されていた。恋の呼吸(こいのこきゅう) 「炎の呼吸」の派生。修得者(創設者)は甘露寺蜜璃。基本型は6つ。日輪刀の色は桃色。音感と柔軟性を肝としており、その柔軟性と関節の可動域の広さ、そして独自の薄く柔い日輪刀を駆使した新体操を思わせる動きの高い攻撃速度を特徴としている。 風の呼吸(かぜのこきゅう) 基本の呼吸法の1つ。作中修得者は不死川実弥。基本型は9つ。日輪刀の色は緑色。苛烈な連撃と軽快な身のこなしを特徴とする攻めの呼吸法で、素早い振りを担う柔軟な体幹と連撃に耐える持久力も求められる。また、他の呼吸法で可視化される水や炎はあくまでエフェクトに過ぎないが、風の呼吸の場合は実際に刀の振りで鎌鼬状の突風を発生させている。霞の呼吸(かすみのこきゅう) 「風の呼吸法」の派生。作中での修得者は時透無一郎。日輪刀の色は白色。基本型は6つ。7番目の型「朧」は、無一郎の独自技。筋肉の弛緩と緊張を常に意識した正確無比な足捌きを活かした敵を翻弄するほどの高速移動を特徴としている。 獣の呼吸(けだもののこきゅう) 修得者は嘴平伊之助。日輪刀の色は藍鼠色。基本型は10つ。伊之助自身が我流で修得した呼吸法で、単純な斬撃、突きが目立つが、身体能力の高さと全集中の呼吸による強化により非常に高い攻撃力を誇る。伊之助は攻撃技を「牙」、それ以外を「型」と呼称する。伊之助の我流だが「風の呼吸」に近いとのこと。 雷の呼吸(かみなりのこきゅう) 基本の呼吸法の1つ。作中での修得者は我妻善逸・獪岳・桑島慈悟郎。基本型は6つ。日輪刀の色は黄色。速度を重視した技の多い攻めの呼吸法で、足の筋肉繊維、血管の一本まで意識する事で稲妻の如き動きとなるという。また、基本の五大流派の呼吸法の中では唯一、現役の柱が存在しない。音の呼吸(おとのこきゅう) 「雷の呼吸」の派生。修得者(創設者)は宇髄天元。基本型は6つ。体術と剣術を組み合わせた技が多く、走力や跳躍力といった基礎体力による高い運動能力が求められる。また、斬撃を打ち込むごとに、その僅かな摩擦で着火する火薬玉を併用するため、轟音が響く。日輪刀の色は橙色。 岩の呼吸(いわのこきゅう) 基本の呼吸法の1つ。作中での修得者は悲鳴嶼行冥。基本型は6つ。日輪刀の色は灰色。高い筋力を活かした攻防一体型の呼吸法で、筋力の向上か、もしくは正しい呼吸と反復動作を合わせる事で爆発的な力を引き出す事が重要とされる。また、基本の五大流派の呼吸法の中では唯一、派生した呼吸法が存在しない。 痣(あざ) 鬼殺隊剣士が上弦の鬼に対抗しうるとわかる目印であり、発現すると戦闘力が極限まで高まる。 かつて戦国時代、無惨を後一歩のところまで追い詰めた剣士たちにはことごとく鬼の文様に似た「痣」が現れていたとされ。 炭治郎が上弦の陸・妓夫太郎と交戦したときに、初めて発現する。その際に原因は判明しなかったが、刀鍛冶の里での戦いで「痣の者(痣者)」となり、上弦の伍・玉壺を打ち倒した時透によって条件を満たすことで発現する後天的なものと判明する。痣の形は呼吸によって様々。 時透が明かした痣発現の必要条件は「39℃を超える体温」と「200を超える心拍数」。しかし、そのような状態に身体が耐えられないだけでなく、痣の発現とは「寿命の前借り」であるため、この状態で戦闘を行った者は例外なく短命となり、25歳を超えて生存した事例は稀有である。また、継国縁壱や竈門炭十郎のように生まれながらに痣を持つ者もいる。 柱(はしら) 鬼殺隊剣士の最高位。鬼殺隊構成員数百人のうちの主力であり、枠は9席。文字通りに「隊を支える」柱という名称。世襲制ではなく、最も強い者がその地位に就く。大正時代の現在、「水」「蟲」「炎」「音」「岩」「恋」「霞」「蛇」「風」の9人の流派の剣士が柱となり、各自の流派に従って「◯柱」という位を授かる(一部例外あり。雷の鳴柱など)。 柱未満の隊員は死亡率が非常に高く、逆説的に柱剣士は鬼と戦っても死なない実力者たちである。十二鬼月の下弦の鬼でも圧倒させるほど強い。それでも柱合会議のたびに顔ぶれが変わらないことは珍しいと言われるほどに任務は過酷であり、また上弦の鬼を倒した柱は100年以上いない。 柱剣士の日輪刀は、刃元に特別に「惡鬼滅殺」の四文字が刻まれる。柱になると、継子を選んで育てる権利、多額の給料や屋敷を得る権利、お館様への謁見並びに柱合会議に参加する権利(義務)が与えられる。柱への昇格条件は、9枠に空きがあり、階級甲で「十二鬼月の討伐」か「鬼を50体討伐」を成し遂げ、加えて柱に相応しいと認められていること。性格的に個性が強すぎる人物が多く、一般隊員や「隠」部隊からはひどく恐れられている。継子(つぐこ) 現役の柱の直弟子。次の柱候補生であるが、階級や同流派に限定されない。胡蝶しのぶの継子が栗花落カナヲ。煉獄杏寿郎の継子だったのが甘露寺蜜璃。 鬼喰いの剣士(おにくいのけんし) 仮称。鬼の血肉を取り込むことで、鬼の力を一時的に使うことができる者。剛腕や再生能力を得る。使い手は非常に稀少で、大正時代までに不死川玄弥と300年以上前に存在していた剣士の二人しか確認されておらず、前者の剣士を上弦の壱「黒死牟」は『鬼を喰らう剣士』と呼称している。喰らった鬼が無惨に近いほど鬼化の影響を受けやすくなり、血鬼術を習得する事がある。 隠(カクシ) 鬼殺隊の非戦闘部隊。背に「隠」と書かれた黒子のような専用の隊服を着用し、黒頭巾を被る。 事後処理や後方支援を専門としている。剣の素質に劣る者が任に就く。剣士同様に階級がある。 育手(そだて) 文字通り剣士を育てる者の呼び名。育手は各地に存在し、それぞれのやり方で剣士を育てる。前述の継子には現役の柱が育手を勤めるが、基本的には鬼殺隊剣士を引退した者が就任する模様。鱗滝左近次や桑島慈悟郎は元・柱の育手で希少な存在とされる。 最終選別(さいしゅうせんべつ) 鬼殺隊剣士となるための最期の試験。正しくは「鬼殺隊最終選別」といい、 藤襲山(ふじかさねやま)で年に数回行われる。 山中には生け捕りにされた鬼たちが放たれており、ここで7日間生き残れば剣士の資格を与えられる。炭治郎のときの倍率(生存者/参加者)は5/28だったが、これでも恒例よりは多い方とされる。 山中には人を2・3人程度しか喰っていない程度の「弱い鬼」しかいないとされているが、実際には手鬼という規格外強者が混ざっている。 藤の家(ふじのいえ) 鬼殺隊を支援する施設が各地に散在する。藤の花の紋を目印としている。鬼殺隊に命を救われた一族によって運営されており、鬼殺隊員であれば無償で休息の場を与え、怪我の治療のために医師のほか、作戦に必要な物資も手配する。作中では第27話で初めて登場した。 採血器(さいけつき) 愈史郎が開発した鬼の血液を採取するための器具。諸刃の短刀型を成した刀身の中央に流入路を有し、中央には脱泡球と見られる空間がある。対象物に刺さると自動的に血液を吸引し、柄に貯留する機能を有する。 炭治郎が鬼を倒すごとに使用したことで鬼のデータが球世に送られ、最終的には鬼舞辻無惨を殲滅するに至る毒の生成に大いに役立った。 日輪刀(にちりんとう) 鬼殺隊剣士の主力装備。陽光山で採取される猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)、猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)という日光が蓄えられた特別な石を原料とした玉鋼より作刀される。純粋な戦闘用の刀のため、刃文は「直刃(すぐは)」である。不死の鬼を頸を落とすことで絶命せしめる武器であり、本作品名の『鬼滅の刃』とは、この刀の比喩である。具体的にどのような武器であるかは刀鍛冶や剣士によって異なるが、それらは全て日輪刀である。 持ち主の呼吸の適正によって色が変わり、刀としての特性が変わるため「色変わりの刀」と呼ばれる。呼吸の才能がない者が手にしても刀の色は変化しない。 炭治郎のような黒い日輪刀は呼吸法の適正が不明で詳細が分からないため、出世できない剣士だと言われている。この黒刀こそが日の呼吸適性の証。無惨に警戒されたことで念入りに狩られ、鬼殺隊内で日の呼吸が失伝しており、ゆえに黒刀適性の者がいても日の剣技を学ぶことができないという状況にあった。赫刀(かくとう・しゃくとう) 鬼の再生能力を阻害する事ができる状態の日輪刀。本来、日輪刀は使用者によって色が異なるが、この状態になるとどの日輪刀も刃が赤く変化する。当初、日の呼吸を使用する者にしか発現しないと思われていたが、実際は痣を持つ者が万力の握力か痣者同士の刀のぶつかり合いといった何かしらの物理的な圧力を加える事で発現する。戦国時代において発現していたのは継国縁壱唯一人だったが、大正時代の現在においては竈門炭治郎と時透無一郎、伊黒小芭内、悲鳴嶼行冥、富岡義勇、不死川実弥が発現させている。 中でも縁壱の赫刀は別格で、唯無惨の再生能力を阻害するだけに留まらず、その後数百年にも渡って陽光の様に無惨の細胞を灼き続けた。
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