鬼沢とその主要関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 14:26 UTC 版)
「マルサの女2」の記事における「鬼沢とその主要関係者」の解説
鬼沢鉄平:三國連太郎 表の顔は「天の道教団」管長であるが、裏の顔は多数のやくざを操り、その上宗教法人を隠れ蓑に脱税する地上げ屋。国税局に対しても口を割らず、オフィス面積が絶対的に不足している東京が国際的な情報都市として世界の金融センターになるためには高層ビルを建てなければならない、自分たちが手を汚さなければ東京はすぐに香港にその地位を奪われる、日本がどうなっても構わないのか、と言ってのける。更に自ら頭を打ち付け、取り調べ中に暴力を振るわれたかのように装ってやり過ごす。しかし、鬼沢も結局は漆原達にとって使い捨ての駒でしかなく、「天の道教団」が隠していた裏金の記録を解読した国税局が再び行った取調べ中にヒットマンによる狙撃で殺されかける。 赤羽キヌ:加藤治子 「天の道教団」教祖で鬼沢の妻。自称「衝動買いの名人」で、鬼沢に愛人ができる度に衝動買いをする。 受口繁子:柴田美保子 鬼沢の家の女中で教祖・キヌの側近。鬼沢に心を寄せており、米田をハメるのに利用された見返りに鬼沢に同衾するよう求める。「繁子」の源氏名で銀座クリスティーンのホステスとしても働いている。査察が入ると鬼沢を庇って責任を負おうと取調べに対して頑なな態度を示す。 猫田:上田耕一 表の顔は教団の幹部であり、裏では多数のヤクザを操る鬼沢の腹心。チビ政のことを「あれならまさかの時にいつでも消しちゃえますから」と鬼沢に言っていたが、結局は自身も「トカゲの尻尾切り」で殺され海に浮かぶ。 チビ政:不破万作 猫田配下のヤクザ。鬼沢の立ち上げたダミー会社「マサインターナショナル」の社長に就任し地上げを行う。借地借家法に守られて立ち退きを拒んでいる大衆食堂の夫婦に対して、地主に対する恩はないのか、日本人の恥さらし、などと詰る。外堀を埋めた国税局が証拠固めの為にチビ政から証言を得ようとするが、チビ政は「トカゲの尻尾切り」で鉄砲玉の青年に射殺される。 サダオ:きたろう 猫田配下のヤクザ。マルサに押収された鬼沢の秘密のノートを取り戻そうと、合鍵で国税局の倉庫へ忍び込むが、内側は暗証番号式の鍵があり脱出に失敗。その後、亮子が倉庫に来たスキに逃亡しようとして再び失敗し、亮子に諭されて大人しく捕まる。 ハカセ:佐藤昇 猫田配下のヤクザ。チビ政の手伝いに任命されてダミー会社経営と地上げを行う。大衆食堂の脅しに使われた「手首」をホラー映画を作っている友達に頼んで作らせたり、国税局の倉庫の合鍵作成の為に粘土で鍵の型を取るなど、地上げの「技術面」を担当。 奈々の父親:市村昌治 500万円の借金でサラ金に追われ、金貸しのマルオの紹介で鬼沢に娘を「担保」に差し出して助けを求める、顔に大きなアザのある男性。中央駅の手荷物預かり所の主任であったため、鬼沢達に利用される。 奈々:洞口依子 父親の借金の「担保」として鬼沢の愛人になった少女。後に鬼沢の子を孕む。
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