宇宙忍群ジャカンジャ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:07 UTC 版)
「忍風戦隊ハリケンジャー」の記事における「宇宙忍群ジャカンジャ」の解説
宇宙をさすらう邪悪な宇宙忍者の集団。忍者の究極奥義とされる「アレ」を探し求め多くの星を荒らし、500年前に宇宙中にばら撒いた発信機の一つが作動したため、発信源の地球にやって来る。「アレ」を見つけるために謎の流星群のメッセージに従い、地球を腐らせようとされている。宇宙船として乗ってきた寄生要塞センティピードを基地にしている。 組織内部で使う書面はジャカンジャ文字と呼ばれ、主だった忍術に使われている。この文字に関しては小学館刊の『忍風戦隊ハリケンジャー超百科』[要ページ番号]や『忍風戦隊ハリケンジャー超全集』に一覧が載っている。 デザインは、和をイメージしたハリケンジャー側に対し、中国風のデザインが用いられている。 首領タウ・ザント 千の顔と千の手を持つ大ムカデのような姿をしたジャカンジャの首領。センティピードの謁見の間(司令室)の中央に座り、上忍たちに指示を出す。見えている部分は本体の一部に過ぎず、謁見の間に収まりきれずにセンティピードに幾重にも巻きつくほど巨大である。優秀な人材に対してはどこの宇宙の生まれでも気にしない豪快さを持つ一方、「アレ」を手に入れるためには部下をも捨て駒にする非情さを持つ。 人間を封印した無数の札を、気合で一気に消滅させたり、遠方へ雷撃を発するなどの凄まじい能力を持つ。デザインモチーフは節足動物のムカデで、「センティピード」も日本語に訳せばムカデ(漢字で書くと「百足」)。キャラクターの名前自体も「脚がたくさんある」ことからの連想でドイツ語で1000を表す"Tausend"から来ている。[要出典]デザインを担当したさとうけいいちは、4人で1つの体を構成しているという想定で胴体に3つの異なる顔と組んだ腕のある形状で描いたが、劇中描写には活かされていない。 タウ・ザント究極体 巻之五十、最終巻に登場。タウ・ザントがジャキュームガンのタンクに蓄積された人々の生体エネルギーから怒りや嘆きを抽出・吸収し、巨人化した姿。両腕に備わった鉤爪や、顔面から放つ電撃などを武器とする。怒りと嘆きの弓矢を地球の海に撃ち込み、アレを発生させることに成功したが、直後にサンダールに弱点の眉間を不意打ちされて致命傷を負い、本格的に活発化したアレに吸い込まれた。 邪悪なる意志に憑依されて復活した際、旋風神を追い詰めるが、カラクリボール射出とソードスラッシャーによる攻撃で再び眉間を刺され、旋風神を巻き込んで爆死。邪悪なる意思による再生七本槍が倒された後、邪悪なる意思の力で等身大の状態で復活するもハリケンジャーとゴウライジャーの超忍法・五人影の舞とビクトリーガジェットで邪悪なる意思共々、倒された。当初さとうは元のデザインをCGで動かすものと想定していたが、急遽造形物を作成することになり、ラフデザイン段階で造型作業が開始され、決定稿は後から描かれていた。
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