まことの幼なじみ
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「クッキングパパの登場人物」の記事における「まことの幼なじみ」の解説
森山みつぐ - もりやま みつぐ(声:頓宮恭子→丸山裕子〈49話以降〉)(アニメでは「三浦(みうら)みつぐ」) 小学校から中学の同級生で親友、中学時は仲良し5人の一人。第1巻COOK.3から登場。ぼさぼさの髪とたらこ唇が特徴で、あまり格好良いタイプではない。大雑把な性格で小学生の頃は連日遅刻、極度の偏食で、特に魚は大嫌いだった。原作では博多弁で話すがアニメでは標準語で話すことの方が多い。一人称は基本的には「俺」だが、たまに「僕」と言うこともある。少年時代はよくわがままを言っては母親を困らせていた。特にアニメ版では影響されやすく思い込みの激しいトラブルメーカーとしての一面が強調されており、原作よりも出番が増えている事で騒動の元になる事もしばしばあった。12月24日生まれである所為で、クリスマス・イヴと一纏めにされて誕生日を祝ってもらえないことが悩みである(第6巻COOK.60)。大雑把な性格ゆえに泣き虫な妹のちはるをしょっちゅう泣かせてしまうが、いざとなると家族思いの一面を見せる。 常にまことと共に遊び、まことの影響で魚嫌いも克服、釣りを趣味とするようになった。サッカーチーム(ポジションはフォワード)や子供会の相撲にも参加し、まことより先に水泳教室に通い、教室の大会では平泳ぎ50mで1位になった経験がある。中学校でも水泳部だったが実力は伴わなかった。まことと別の公立高校に入り、やはり水泳部に入ったが、まことがいないと泳ぐ気がしない、と自ら退部した(第75巻参照)。 第18巻頃から小原えつ子に片思いし、一応はうまく行っているが、あまりえつ子の方は積極的ではない(えつ子は元々まことに恋慕しており、そのことが今も後を引いている。時々お互い冷たかったり不機嫌になる)。とはいえ、時を経るにつれてお互いにその関係を楽しんでいる節があり、また、みつぐの方はえつ子に誠実な想いを捧げ続けている。小学生の頃は「大学なんか行く気がしない」と発言していたが現在は地元の大学を卒業。大学時代は酒豪の「みゆ」という先輩に車をぶつけられたが手当てをしたことで少し仲良くなり、えつ子に冷やかされて立腹している。みゆが卒業する際失恋したときはヤケ酒に付き合っており、甘えられて抱き付かれ少しときめいている。 二輪免許を所有している。酒はあまり強いほうでなく、飲酒すると口数が増える。バーでマティーニを格好つけて飲んだ時は倒れた。焼酎が一番好き。大学生の時は後ろ髪を短いポニーテールにしていた。不器用なためか料理はあまり得意ではなかったが、まこと達と一緒に料理をする内に上達していき、他人に料理を振る舞うことも。 大学で酔いつぶれ吉岡の車に寝そべっていたところ、カツ代に介抱され、筑前大島に連れて行かれて弟子にされた。 第138巻COOK.1344時点では福岡市内の大学に通う4年生で、就職に際しては父親の勤める会社への入社も薦められていたが乗り気ではなかった模様。その後、福岡市内のバーで「ビッグな男になる」とほらを吹いたのを又聞きした金丸産業の東山常務に随分と気に入られたことで金丸産業に就職した。金丸産業では七味唐辛子入りのビールを飲んでソフトボールで活躍した。就職後は田中や中川につき合わされ、ノリがよく人気だが、連休を過ぎて五月病になった。 家族は、顔がそっくりな会社員の父親(声:小形満)と小うるさい母親(声:向殿あさみ)、とうもろこしが大好物で泣き虫な妹ちはるの4人暮らし。両親は学生時代に知り合ったようである。 前作「大字・字・ばさら駐在所」にも同じ容姿の「みつぐ」という子供が登場している。 森山ちはる - もりやま ちはる(声:冬馬由美)(アニメでは「三浦千絵(みうら ちえ)」) 森山みつぐの妹。とうもろこしが好物。幼少期はみつぐの身勝手でよく泣いていたが、高校で剣道部に所属するほど逞しく成長し、みつぐも「ボコボコにされる」と稽古相手になる事を拒否するなど立場は逆転している。第157巻では大学生になっている。 アニメでは当初は生後間もない赤子だったが、番組後期には物心が付いてバスで幼稚園に通う程度には成長していた。また、最初期のみ兄譲りのたらこ唇だった。 小原えつ子 - こはら えつこ(声:矢島晶子) 小学校から中学の同級生。第1巻COOK.3から登場。まことからは「えっちゃん」と呼ばれている。小学校の頃から明るい性格でクラスの人気者で、まことのことを恋慕していた。しかし、まことはさなえに夢中だったので胸のうちに秘め、自分に好意を持っていたみつぐと次第に仲良くなる。だが、やはりまことを好きなことは変わらず、その後もたびたび物憂い気な表情や様子を見せている。とうとう、高校受験前に思いをぶちまけてしまった。 その後、みつぐともまこととも別の付属女子高校へ推薦で入学した。まことがさなえと喧嘩したことをみつぐから聞いたえつ子は、偶然西鉄バスの車窓から橋本と仲良くするまことを見て荒岩家に行き、さなえに侘びるよう呼びつける(第92巻参照)。その際、まことに「さなえちゃんへの想いはそんな程度のものだったの?あたしはさなえちゃんが相手だからこそ身を引いたのよ」と言っている。その後エスカレーター式に大学へ進学。現在も友情は続いている。 みつぐとは時折喧嘩(お互いに原因がある)をしながらもいい関係を築いているのだが、まことと海水浴に行った際はまことの言葉でときめいてしまうなどやはり割り切ることができず、恋慕の心は未だに残っている。自分でもそれなりに想いをふっきろうとしているようで、大学卒業前に4人でパーティーを行った直後、車の中で2人きりになった時みつぐにキスを求めていたが、その際にもみつぐに気づかれないように涙を流していた。 家族は、印刷工場を経営する背の小さな父親と、働き者で背の高い母親、弟つとむ(声:今橋かつよ)の4人暮らし。両親は同年代の友達の親に比べると年配。 アニメではしっかり者の反面やや口うるさい一面も多く描かれており、大雑把な上に奇行の多いみつぐとは喧嘩が絶えなかったり、つとむとも争いがあった。さらにアニメではそのつとむ自身はやや後から登場したり「小原印刷所」という社名も「こはら〜」ではなく「おはら〜」であった。 両親想いで、常に多忙な両親に代わって、6年生の頃から料理をするようになり、毎日の料理で腕は急速に上がった。その一方で高校時代はコンビニでアルバイト、大学ではもつ料理店でアルバイトなどして家庭を支えている。大学卒業後は両親の会社に就職した。酒は結構強い。 愛車はスズキ・ハスラー。 吉永さなえ - よしなが さなえ(声:かないみか) 小学校から高校の同級生であり、恋人。第3巻から登場。小学3年生のとき、自転車で転んで倒れているところをまことに助けられ、擦り傷の手当てをしてもらったことが馴れ初め。一味譲りの機転の利く動きと暖かさを持つまことに心を寄せ、ラブレターで告白する。クラスでも可愛い子として名高く、転んだときにも目に涙をためて「ちょっと転んだだけだから」と、小学生にないおしとやかさと色気を漂よわせる少女である。 上記のラブレターの件の後、花見でえつ子と戯れるまことを目撃してショックを受け、そのまま切ない表情で去って行き、それきりかと思われたが(アニメではまことがさなえを花見の輪に加えた事で、そのような気まずい事態にはならなかった)、父親の転勤のために東京へ引っ越すことを告げに荒岩家を訪れる(第4巻COOK.42)。その際にまことが空港まで追いかけて「フルーツ春巻き」を届けた事で親密になり、転居後は文通での遠距離恋愛?を続け、長期休みの度に福岡や東京で再会していたが、再度転勤によって福岡に戻る(第26巻COOK.257)。 その後中学校を経て、まことと同じ公立高校へ進学する。周囲が上品な環境のためかかなりウブで、ある日遅い時間帯の大濠公園へまことが連れ出しキスをしようとした時は、突然の展開に大濠公園を飛び出してしまい、一時期気まずい関係となる。が、えつ子のフォローなどもあり後に仲直り(第92巻参照)。東京の東都大学へ在学中は西武鉄道沿線の親戚の家に在住。大学卒業後も東京で就職した。酒はかなり弱い。 家族は、広告関係の仕事をする父・健一と母。 田代ヒロシ(声:亀井芳子) 小学校から中学の同級生、中学時は仲良し5人の一人。通称はヒロ。第12巻から登場。9人兄弟(1女8男)の5男で、母親を亡くしている。みつぐたちと混ざるとあまり目立たないが、兄弟を支える姉を想う気持ちは強い。少年サッカーチームにも所属していた(ポジションはディフェンス)。 中学時代までは丸刈りであったが、私立高校へ入学後は髪を伸ばしている。友人たちの中で唯一、高校でもサッカーを続けた。 家族は昼は会社員、夜は代行運転をする父、材木会社で事務員として働く姉・エツ子(アニメ版ではミツ子)(声:井上喜久子)、兄は長男(声:石田彰)、次男(声:小林優子)、双子の3男・4男(声:松本梨香)、弟は三つ子の6男〜8男(声:鉄砲塚葉子)。原作では兄弟達の性格についての描写はあまり無いが、アニメでは長男が誤ってネクタイを味噌汁に入れたり、弟達が石鹸で米を研ぐなどコミカルに描かれている。 現在は大学で弁護士になるため勉強している。家庭環境から苦学生で、金丸産業で清掃のアルバイトをしているが、過労で倒れた。 江波ヒロユキ - えなみ ヒロユキ 中学の同級生、仲良し5人の一人。第13巻から登場。少年サッカーチームのゴールキーパーを務めた。小学生(まこと達と同じ学校かは不明)の頃から料理が趣味で、初登場時には20以上のレパートリーを持っていた、通称「料理博士」。本に影響されて地球の滅亡を予感して嘆くなど、ナイーブな一面も持っている。 猛勉強の末、高等専門学校に入学し、寮に入った。進学校でもあるため、勉強に追われているらしい。 オサム 中学の同級生、仲良し5人の一人。第40巻から登場。少年サッカーチームにも所属。自分の父親に自信がなかったり、ナイーブな一面を見せることもある。サッカーをしていた中学生までは痩せていたが、私立高校に入学して部活をやめてからは肥満の傾向がある。成人式では和服に羽織を着ていた。後輩のコーラス部員、野中ミホから想われており、痩せるために一念発起するが、果たして。町内会の相撲OBによる相撲大会に強制的に参加させられ、体格の割に非力なため、投げ飛ばされた。 また第89巻では、リンゴが苦手であることも発覚した。 このメガネをかけた少年は、小学生である第1巻COOK.3ですでに登場しているが、初めて名前が登場した第23巻では「ユタカ」となっており、別人の可能性が高い。 森山純子 - もりやま じゅんこ(声:小林優子) 荒岩家が住んでいたアパートの2階で暮らしていた女の子。第5巻COOK.51から登場。 星型の飾りの付いたカチューシャがトレードマーク。 母親が身勝手な父親の顔色を窺っているためか、いつもおどおどしていたが、まことと一緒にお菓子作りをしたりして仲良くなり、実の兄妹のような感覚になっていた(まことは妹のように思っていたが、純子は将来まことと結婚するつもりだった)。 父親の転勤により熊本に引っ越すが、まことのことが忘れられず、時折福岡に来たりする。 一味とまことの影響で、趣味は料理。包丁は左手で扱う。 アニメ版では引っ越し前にみゆきが誕生した為、みゆきとも仲が良い(原作では一時博多に来た時が初対面)。 家族は、身勝手でよく不満をたれる父親(声:佐藤政道)、神経質な母親ヨシ子(声:小宮和枝)、弟・たけしの4人。アニメでは両親の短所はあまり描かれておらず、原作に比べて温和な人達になっている。 「森山」姓だが、みつぐとは無関係(上記の通り、アニメではみつぐは「三浦」姓に変更されている)。 秋山通 - あきやま とおる(声:横山智佐) 少年サッカーチームに所属するモヤシ屋の息子。第15巻のみ登場。サッカーがあまり上手くなく、逆転のチャンスをふいにしてしまった所為でみつぐに「モヤシっ子」と馬鹿にされる。更に家のモヤシまで馬鹿にされた為、怒ってモヤシを食べに来るように訴えた。その後、一味が作ったモヤシの味噌汁でみつぐにモヤシを見直され、自身もサッカーが上手くなるように練習を重ねる事を約束して和解した。 原作では丸刈りに近いが、アニメ版では長髪であった。また、原作における登場エピソードの前に相撲大会にも参加している。 レイ子 - レイこ 小学校から中学の同級生。長身の女子で、三つ編みを二本しているのが特徴。初登場は第22巻だが、しばらく名前はついていなかった。 家族は、娘たちの言うことを何でも聞いてしまう父親、母親、仲良しの姉の4人暮らし。 アニメ版だと、このポジションはミツ子(声:井上喜久子)というショートカットの女子になっている。 近藤武彦- こんどう たけひこ(声:小林優子) 小学生時代の、さなえと同じクラスの美男子保健委員。第29巻のみ登場。みつぐ曰く「すげーもてる」らしいがえつ子にはあまり好かれていない。まことからさなえを奪おうと運動会の騎馬戦を利用しようと画策し、勝負自体には勝つも二人の絆の強さを目の当たりにして自ら負けを認める。しかし後日には別の女子に言い寄っていた。 アニメ版では転校生という設定。原作以上にキザかつ嫌味な台詞が多い性格として描かれ、まことと女子の人気を二分するライバルとしてしばしば登場した。しかし実際はかなりの見栄っ張りであり、カナヅチである事を隠して水泳の練習をしていたり、口では馬鹿にしながら隠れて久保商店にコロッケを買いに行ったりと、見えない所で口とは正反対の行動を取る事が多かった。オープニングアニメにも僅かに出演している。 明石まさひろ 中学の同級生。第50巻から登場。名前は父親のセリフで登場するが漢字は不明だが、初登場の回のまことのセリフでは名前は「良(りょう)」だった。 授業中はずっと居眠りをしているが、教師に指されるとスラスラと問題を解き、成績も優秀という不思議な男子生徒。 居眠りばかりしているので、当然ノートもほとんど取らない。本人曰く、「寝ているといつの間にか頭に入っている」とのこと。 何かの拍子で授業中に起きていると、逆に頭の働きが悪くなってしまう。そんな彼を指して、付いたあだ名が「明石寝太郎」。筑紫中学校では教師の間でも有名な存在である。非常にマイペースで、周囲に促されても自分の考えやペースを全く変えないのが特徴でもあり、悪い所でもある(彼を見込んだ教師に「もっとやる気を出してはどうだ?」という意味でハッパをかけられたことがあるが、「あの、俺のことほうっておいてください」と歯牙にもかけずに去り、直後に出会ったまことに「オレはオレだし…」と言っていた)。 まことより10cm背が高いが、体重は軽い。 暇なときには釣りをする。 家族は、航海士の父親と美人の母親。仕事の関係上、父が年に2・3度しか家に帰って来ず、ほとんどの時間を母と二人で過ごしてきたため、母子仲が非常に良い。また、彼の父は一味の高校の同級生でもあった。 まことの中学卒業以来、劇中に登場しなくなったが、第108巻にて久しぶりに顔を出している。 三島まさひろ まことの中学時代の隣のクラスの生徒(漢字は不明だが、名前は母親のセリフから)。初登場時はみつぐ曰く「札付きのワル」のような容姿に描かれていた。移動教室でさなえと談笑中のまことにちょっかいを出し、突き飛ばされた直後、授業中に倒れて救急車で搬送され、ケガは大した事はなかったものの、まことは一味と一緒に三島の自宅に訪れて謝罪したことで事なきをえた。同級生ではないのでその後、作中の登場は少ないが、時々成人式などでかつてのまことの主だった友人たちと作中に登場する。 橋本 まことの高校の水泳部の後輩。まことがさなえと仲が悪くなったことをみて、まことに声をかける。水泳用のゴーグルを買う店を紹介してもらい、まことと付き合おうとするが、結局まことはさなえと仲直りした。その際に「わかりました…でも橋本は先輩のこと好きなままですからね」と物分かりのいいようなことを言っていたが、直後のコマでは目が描かれておらず無言で泳いでおり、密かに哀しみ傷ついている様子が暗示されている。現段階第92巻のみ登場。 篠原(声:羽田小百合) まことの小学校のクラスメートでえつ子の親友。アニメではえつ子とのコンビでみつぐや近藤にツッコミを入れる役回りである。荒岩家の料理作りにも多く参加している。クラスではえつ子と並ぶまことのサポーター。 おさむ(声:田中真弓) たばこ屋の達吉と仲の良い少年。第19巻COOK.190に登場。両親が共働きである為、夕食はいつも外食をしている。その為、ラーメン屋などの飲食店に詳しい。ソーセージが好物。達吉の家で夕食をご馳走になる事もあり、それが切っ掛けで老人料理教室に参加した事もある。 原作ではまこととは、老人料理教室で一緒にソーセージを作った程度の関わりだが、アニメ版ではまことのクラスメイトとなっている。同名のキャラである上述のオサムは登場せず、みつぐやヒロシ達がまことの家に泊まった回でもオサムではなくこのおさむが登場した。
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