印刷所とは? わかりやすく解説

印刷所

作者川西蘭

収載図書50職場50小説
出版社角川書店
刊行年月1993.3
シリーズ名角川文庫


印刷会社

(印刷所 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 17:25 UTC 版)

18世紀の印刷所

印刷会社(いんさつがいしゃ)とは、印刷を業務とする会社。製本などの業務を併せて行う会社もある。

欧米の印刷会社

ヨーロッパでは12世紀に製紙術が伝わり、1445年頃にはドイツのヨハネス・グーテンベルクによって金属合金活版印刷術とプレス機が発明された[1]。中世までヨーロッパでは書物は羊皮紙などに写本によって複製されたもので非常に高価なものだった[1]。しかし、グーテンベルクの発明から約50年間でヨーロッパ各地に活版印刷工房がつくられ印刷技術は急速に発展普及した[1]

日本の印刷会社

歴史

印刷事業を手掛ける者は江戸時代にはおり、元禄期の浮世絵や、文政期の洒落本など木版による版画や書物が刊行された[1]

日本の近代活版印刷は1849年オランダからスタンホープ印刷機と欧文活字一式が将軍に寄贈されたことにはじまる[1]。1857年にはオランダの印刷技師インデルマウルが出島で印刷所を開設している(出島版)[1]

近代日本印刷の父といわれる本木昌造が興した印刷事業の流れを汲む東京築地活版製造所は、黎明期の代表的な印刷会社として語られることが多い。本木は1869年にアメリカ人宣教師ウィリアム・ギャンブルから電胎法活字鋳造技術を学び、長崎に新町活版所を開き、これが後に築地活版所となった[1]

日本では新聞の場合、新聞社が取材・編集組版・印刷・配送(各家庭までではないが)のシステムを持っていることが多いが、その他の分野の印刷物では、印刷は専業の会社の仕事となっている。日本の印刷会社は中小企業の比率が大きいが、大日本印刷TOPPANホールディングス(旧・凸版印刷)の2強の存在感が群を抜いており、両社は印刷に関わるあらゆる商材を手がけている。

日本では1990年代バブル崩壊を境に拡大が止まり、1999年以降縮小の一途をたどり、出版不況という言葉も生まれた。インターネットの普及や若者の活字離れなどを背景に販売不振が続いており、2015年の出版物の販売額は1兆5220億円(前年比5.3%減、出版科学研究所調べ)と11年連続で前年を割り込み、倒産件数は減少しない[2]

大日本印刷・TOPPANの大手2社(とNISSHA)においてはへの印刷への比重は減少しつつあり、印刷技術を生かした包装材(パッケージ製品)などの各種加飾製品、液晶ディスプレイ部品材料やカラーフィルター、半導体フォトマスクといった電子デバイスなどの商材の比重を増やすというように、産業構造の変化に合わせてポジショニングを変えている[3]

代表的な印刷会社

大手
準大手
国営
その他

関連項目

脚注


印刷所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 07:53 UTC 版)

青空 (雑誌)」の記事における「印刷所」の解説

岐阜刑務所作業所1号-2号) - 岐阜県岐阜市美江寺町58番地 秀巧舎印刷所(3号-28号) - 東京市麻布区六本木5番地(3号-4号)。麻布区三河台町2番地(5号以降) ※ 印刷部数は300部(1号-7号)、500部(8号-14号)、1000部(15号-22号)、2000部(20号-28号

※この「印刷所」の解説は、「青空 (雑誌)」の解説の一部です。
「印刷所」を含む「青空 (雑誌)」の記事については、「青空 (雑誌)」の概要を参照ください。


印刷所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 22:12 UTC 版)

茨城新聞」の記事における「印刷所」の解説

茨城町 - 「アサガミプレス茨城」が運営する読売新聞東京本社茨城西工場に印刷委託している。2010年9月1日までは茨城新聞社完全出資による子会社茨城プレスセンター」(水戸市)で印刷行い読売東京本社茨城県向け紙面印刷受託していたが、茨城プレスセンターとの契約関係が同10月終了(これにより、茨城プレスセンター茨城新聞吸収合併される)したため今度逆にアサガミ読売東京本社新たに建設した工場茨城新聞委託先変更し今日にいたる。

※この「印刷所」の解説は、「茨城新聞」の解説の一部です。
「印刷所」を含む「茨城新聞」の記事については、「茨城新聞」の概要を参照ください。


印刷所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:03 UTC 版)

四畳半神話大系」の記事における「印刷所」の解説

優秀な学生従え非公式に単位修得用の偽造レポート量産販売する組織。福猫飯店の資金源一部となっている。小説版では「私」深く依存することになる。

※この「印刷所」の解説は、「四畳半神話大系」の解説の一部です。
「印刷所」を含む「四畳半神話大系」の記事については、「四畳半神話大系」の概要を参照ください。


印刷所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 03:36 UTC 版)

日刊スポーツ新聞社」の記事における「印刷所」の解説

当項目は東京本社管轄東北関東・甲信越・静岡県沖縄県ブロック限って記する。その他は各本社の項を参照東京都中央区朝日プリンテック築地工場日刊スポーツ印刷社本社工場東京都北区日刊スポーツ印刷社王子工場東京都日野市(トッパンメディアプリンテック東京日野工場神奈川県川崎市中原区朝日プリンテック川崎工場神奈川県座間市(トッパンメディアプリンテック東京座工場千葉県船橋市朝日プリンテック船橋工場群馬県藤岡市日刊スポーツ印刷社藤岡工場茨城県かすみがうら市日経首都圏印刷茨城工場宮城県仙台市泉区河北新報社印刷センター青森県青森市東奥日報印刷センター新潟県新潟市西区新潟日報社印刷センター沖縄県浦添市タイムス印刷

※この「印刷所」の解説は、「日刊スポーツ新聞社」の解説の一部です。
「印刷所」を含む「日刊スポーツ新聞社」の記事については、「日刊スポーツ新聞社」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「印刷所」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「印刷所」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「印刷所」の関連用語

印刷所のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



印刷所のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの印刷会社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの青空 (雑誌) (改訂履歴)、茨城新聞 (改訂履歴)、四畳半神話大系 (改訂履歴)、日刊スポーツ新聞社 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS