まこと教団の設立
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真如苑を「立川不動尊教会」と呼んだのは、設立した昭和13年から22年末までの10ヵ年である。真澄寺の開基10周年にあたる1948年(昭和23年)1月には「まこと教団」を設立。まこと教団は教団としての体制が整い、その内容において、立照閣や不動尊教会の頃とは違い、霊能者の増加がみえた。 まこと教団設立二年前の昭和21年10月6日から12月7日まで一ヶ月にわたって、初めて「まこと基礎行」が行われた。これは今日の真如苑における「大乗会(だいじょうえ)」、「歓喜会(かんぎえ)」、「大歓喜会(だいかんぎえ)」を一括した大接心会となったといえる。この一ヶ月の修行中に、教徒らが次々と霊能を相承した。この修行は11月4日に内弟子が摂受心院(伊藤友司)から直に霊能を相承したことに始まり、次々と霊能者が誕生した。 昭和22年4月には真導院(伊藤友一)が霊能を相承し、相次いで新霊能者が続いた。この時期の霊能者の中で、真導院はわずか十歳の少年期であったことが、人々の驚異の的となった。この事実に遇って、人々は霊能開発に年齢の条件はないことを知り、一斉に修行への勇猛心を奮い立たせたのである。 立照閣時代の接心修行の模様は、草分け時代を脱皮して、真如教法と表裏一体となった昭和20年以降で、その研鑽を昭和23年には、「まこと修行要諦」として明文化し、接心修行のあり方と意義とをはっきりと規定したことである。これは真如苑の接心修行の歴史において一つの大きな新しい段階となっている。
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