ぞう【像】
読み方:ぞう
1 目に映るものの姿・形。「映像・画像・虚像・現像・残像・実像・受像」
3 実物をかたどってつくったもの。「胸像・偶像・座像・肖像・聖像・石像・彫像・銅像・仏像」
[名のり]かた・すえ・のり・み
ぞう〔ザウ〕【像】
像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 09:54 UTC 版)
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ミケランジェロのダビデ像。
像(ぞう)には、以下の通り、複数の語義がある。
- 物の形。姿。
→詳細は「形」を参照
- 光が光学系を経て、再び集合してできた形象。実像と虚像がある。
- 人や物などの形を真似して作成された、絵画や彫刻、意匠など。
- 思い描いた姿、ありさま。
- 数学において、写像によって写された先。値域の類語。
本項では主に、上記の3について記載し、4についても記載する。
像の分類
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様々な意味での区別・分類によって「像」は言い分けられ、使い分けられる。
心象的な像
観念的な像の例
観念としての「人物像」 / 理想像 / 人物の理想像(ヒーロー像、アイドル像など) / 未来像(将来像) / 政治的英雄像 / 性別・身分・職業・素性などに基づく像(男性像・女性像、指導者像・君主像、教師像、犯人像など) / 性的対象の像(オナペットなど) / ほか
物象的な像
物理的性質に着眼した分類
平面像(二次元画像、二次元動画像) / 立体像(stature、三次元像) / 実像としての映像(三次元画像、三次元動画像) / 光による影の像(影絵、影、ブロッケン現象による像など) / 光の反射面に映る像(鏡像、水面に映る像など) / 心象としての像・映像(イメージ)
素材・技法に着眼した分類
偶像 / 土の像(粘土細工、ほか) / 砂の像(サンドアートを含む) / 石像(大理石像、玉彫[玉製の彫刻]、水晶の像、ほか) / 金属製の像(銅像[青銅の像]、黄金像、ほか) / 陶磁器像(テラコッタ )/ 塑像 (石膏像 / 漆喰像 / 乾漆造)/ 木像 / 草・藁・蔓(籐を含む)などの植物体を使って作った像(笹舟、藁で作られるタイプの昔ながらの案山子、藁人形、ユールゴート、ほか) / 紙の像など植物繊維の加工物を使って作った像(紙製の仮面、折り紙、人形[ひとがた]、ほか) / 布製の像(人形、ぬいぐるみ、着ぐるみ、ほか) / 骨の像 / 角の像、牙の像(象牙の像、ほか) / ワックス彫像(wax sculpture。蝋人形が有名) / 雪像 / 氷像(主に氷彫刻) / 合成樹脂の像(合成樹脂製の仮面、マネキン人形、“フィギュア”、怪獣の着ぐるみ、風船の像、ほか) / 状態が表す像(あやとりで作る像など) / 光による影の像(影絵) / ほか
主題・意図に着眼した分類
人物像(人物を表す像の全般)、肖像(対象者の人となりを表すことに主眼が置かれた人物像で、基本的に動的表現はなされない) / 騎馬像 / 神像(地母神像、ヒンドゥー教の神像、キリスト教の神像[キリスト像、聖母子像、マリア像、イコンなど]、道教の神像、等々) / 仏像(広義では仏教の神像・人物像なども含む) / 悪鬼像・悪魔像・伝説上の生物の像 / 神話像・寓話像など / 動物形象の像 / 自然物・日常的事物の像 / サブカルチャーの像、サブカルチャーのキャラクター像 / 反意を表す像(好意によって作られる像の対極にあるもの) / ほか
身体の部位に着眼した分類
全身像 / 首像 / 頭像 / 顔の像(仮面。内側が空洞状になっている、顔にかぶせる形状の頭像) / 胸像 / トルソー(胴像) / 性器の像 / ほか
姿勢・状態に着眼した分類
立像 / 坐像(座像。cf. 座法) / 騎馬像 / 裸像と着衣像 / 巨像・小像 / ほか
ギャラリー
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ここに示す像は、全て偶像である。
図画
5点とも、二次元的な画像である「絵」。
-
サブカルチャーのキャラクター像、アイドル像の例/ウィキペたん。
立体像
-
石像、彫像、坐像、神像(神的動物の像)、動物形象の像、巨像の例/古代エジプト文明のギザの大スフィンクス。
-
木彫、坐像、仏像の例/広隆寺の木造弥勒菩薩半跏思惟像。
-
木彫、肖像、顔の像(仮面)の例
代表的な能面である女面。 -
砂の像の例
サンドアートとしてはさらに高度な造形もある。
その他の像
-
概念的な像。ボトルネック概念図
脚注
- ^ 解釈が分かれ、人物(生身の人間の姿をしたイエス・キリスト)、聖職者、父なる神(ヤハウェ)、三位一体の具象ともされる。
- ^ ドイツ南西部のバーデン=ヴュルテンベルク州はシュヴァーベン・アルプのローネタール(はぐれ谷)にあるホーレンシュタイン・シュターデルの洞窟(ホーレンシュタイン山のシュターデル洞窟)。
- ^ アメリカ合衆国アラスカ州フェアバンクスで開催される世界氷芸術チャンピオンシップの2010年大会の出展作品。
関連項目
像
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 08:07 UTC 版)
像は日本武尊像で高さは5.4メートル、日本最初の屋外銅像である。完成当初、地元の人々からは「金仏さん」と呼ばれていた。像の製作者は富山県高岡市の鋳物師であり、高岡市は銅器の町で、日本武尊像鋳造当時は、石川県に属していた。像の原型の作者については諸説あり、原図は岸光景、木彫原型は田村与八郎守真の作とする説、原画の作者は佐々木法橋竜泉であるという説、断定できないとする説がある。また、採用されなかった原型として松井乗運作の木像が石川県立美術館にある。 2003年(平成15年)のイグ・ノーベル賞に、この銅像を元に金沢大学名誉教授・廣瀬幸雄の「ハトを寄せ付けない銅像の化学的研究」が選ばれている。1988年(昭和63年)の修復作業の折、銅像の成分を調べた結果、ヒ素が15パーセント含まれていることが判明しており、それが原因ではないかと推察している。
※この「像」の解説は、「明治紀念之標」の解説の一部です。
「像」を含む「明治紀念之標」の記事については、「明治紀念之標」の概要を参照ください。
像
出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 23:45 UTC 版)
発音(?)
名詞
- (ぞう)媒体に現れる、物や人の姿形。
- (ぞう)像(語義1)のうち、絵などに描いたもの。
- (ぞう)像(語義1)のうち、何かの三次元的な外形を木や石などであらわす表すしたもの。
- (ぞう)認識または想定される物や人の姿。
- (ぞう)(物理学) 物体から出た光線がレンズや鏡を通った後に別の場所に集まることで見える、その物体の姿形。
- (ぞう)(数学) 始域の部分集合が写像により送られる先の要素から成る集合。f: X → Y における、A ⊆ X が写る先 f(A) ⊆ Y のこと。
用法
対義語
下位語
訳語
語義1
- アイルランド語:íomhá
- イタリア語: figura, statua
- 英語: figure
- スペイン語: estatua, figura
- ドイツ語: Figur
- フランス語: figure, statue
- ポルトガル語: figura, estátua
- ルーマニア語: icoana, imagine, statuie
語義2
- 英語: statue
語義6
- 英語: image
熟語
像
像 |
「像」の例文・使い方・用例・文例
- ブロンズ像
- その音楽は私の想像力を喚起した
- 戦争がどれほどひどいものか私にはまったく想像もできない
- 彼女はあなたの想像を越えた給料をもらっている
- ブロンズ製の像
- ブロンズ像,銅像
- 木彫りの仏像
- 大理石で像を彫る
- 像を青銅で鋳造する
- その絵はあなたの想像力をみごとに表現している
- まさかそんなことが自分の身の回りで起きようとは想像もしていなかった
- 彼女が彼と結婚するなんて想像できますか
- その悲惨さは想像を絶するものだった
- 写真の現像と焼き付けの仕方を学ぶ
- 画像がたちまち現れた
- こんな場面が想像できる.浜辺に僕ら2人だけ,夕日を眺めている
- 専門家の判定ではこの仏像は200年前のものだ
- 自分の想像力を働かせなさい
- 彼が英語の先生だとは想像できない
像と同じ種類の言葉
- >> 「像」を含む用語の索引
- 像のページへのリンク