七つの大罪 新しい七つの大罪

七つの大罪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 04:11 UTC 版)

新しい七つの大罪

2008年3月、ローマ教皇庁は、今までの7つの大罪はやや個人主義的な側面があったため、これまでとは違う種類の大罪もあるということを信者たちに伝え、理解させるために以下のように新しい七つの大罪を発表した[8]

遺伝子改造などは、胚性幹細胞への牽制とみられる[9]

七つの社会的罪

マハトマ・ガンディー1925年10月22日に雑誌『ヤング・インディア英語版』にて、「七つの社会的罪」(Seven Social Sins)として次の七つを指摘した[10]

  • 理念なき政治(Politics without Principle)
  • 労働なき富(Wealth without Work)
  • 良心なき快楽(Pleasure without Conscience)
  • 人格なき学識(Knowledge without Character)
  • 道徳なき商業(Commerce without Morality)
  • 人間性なき科学(Science without Humanity)
  • 献身なき信仰(Worship without Sacrifice)

「七つの社会的罪」はインドのラージ・ガートにあるガンディーの慰霊碑の外壁にも刻まれている。

脚注

参考文献

関連項目


注釈

  1. ^ 七つの大罪において、その元の言葉はいくつかの日本語に翻訳することができるが、その一例としてenvyが挙げられる。envyは「羨望、嫉妬、羨み、妬み」等と翻訳することができる。それらは心理学領域では嫉妬(jealousy)と羨望(envy)という近似した、しかし異なる感情として議論されることがあるが、七つの大罪(七つの罪源)における元々の言葉はenvy(ラテン語のinvidia)一つであり、そうした議論とは無縁である点に注意が必要である。
  2. ^ 傲慢はベリアルとする説がある。
  3. ^ 怠惰はアスタロスとする説がある。

出典

  1. ^ a b c 『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』207頁 カトリック中央協議会 ISBN 978-4877501532
  2. ^ 『中世思想原典集成3 後期ギリシャ教父・ビザンティン思想』p.38
  3. ^ a b c 倦怠と悲しみ-トマス・アクィナスのacediaについて松根伸治、2018年10月10日閲覧。
  4. ^ a b カトリック教会のカテキズム』 #1866(日本語版556 - 557頁) カトリック中央協議会 ISBN 978-4877501013
  5. ^ Catechismus Catholicae Ecclesiae_Articulus 8: Peccatum #1866(『カトリック教会のカテキズム』ラテン語規範版) ローマ教皇庁公式サイト
  6. ^ Catechism of the Catholic Church_Article 8 SIN_V. The Proliferation of Sin #1866(『カトリック教会のカテキズム』英語版) ローマ教皇庁公式サイト
  7. ^ a b c d e f g h フレッド・ゲティングズ 著、大瀧啓裕 訳『悪魔の辞典』青土社、1992年6月30日、288-289頁。 
  8. ^ バチカンが新しい「7つの大罪」を発表、リサイクルしない者は地獄行きに Gigazine 2008年03月11日
  9. ^ Recycle or go to Hell, warns Vatican”. 2014年10月30日閲覧。
  10. ^ ガンジーの言う「九つの社会的罪(Nine Social Sins)」とは?”. 2014年2月2日閲覧。


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