七つの大罪の関連付け
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 16:35 UTC 版)
1589年、ドイツのペーター・ビンスフェルト(英語: Peter Binsfeld)は、罪と悪魔の関係を記した著作を著したが、その中で、七つの大罪も特定の悪魔との関連付けている。このような七つの大罪と悪魔との関連づけは、キリスト教の本質的な部分と無関係だが、通俗的なグリモワールにおいて引用されることとなった。 七つの大罪と悪魔の関連を最初に表現したのは、16世紀の版画家ハンス・ブルクマイアーである。これには、悪魔がそれぞれ自分の名の記されたリボンを手にしている姿が描かれていた。また、中世には悪魔でなく動物の姿で表しているものも見られる。 七つの大罪とそれに比肩する悪魔と幻獣と動物大罪対応悪魔幻獣動物傲慢 ルシファー グリフォン[要出典] 獅子、孔雀、梟、蝙蝠、ペンギン 憤怒 サタン オーガ、ユニコーン[要出典]、ドラゴン 狼、猿、鼬 嫉妬 レヴィアタン(リヴァイアサン) マーメイド[要出典] 蛇、犬、猫、土竜、蜻蛉 怠惰 ベルフェゴール フェニックス[要出典] 熊、牛、驢馬、ナマケモノ、蝸牛 強欲 マモン ゴブリン[要出典] 狐、狸、針鼠、烏、蜘蛛 暴食 ベルゼブブ ケルベロス[要出典] 豚、虎、リス、鰐、蝿 色欲 アスモデウス サキュバス[要出典]、インキュバス 山羊、蠍、兎、鶏 プルデンティウス(348‐405以後)の「プシュコマキア(英語: Psychomachia)」によれば、七つの大罪は、それぞれ次の美徳に対応しているという。 暴食⇔節制 色欲⇔純潔 強欲⇔慈善・寛容 憤怒⇔忍耐 怠惰⇔勤勉 嫉妬⇔感謝・人徳 傲慢⇔謙虚
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