帝丹高校(ていたんこうこう)
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「名探偵コナン」の記事における「帝丹高校(ていたんこうこう)」の解説
新一や蘭たちが通う高校。小五郎や妃英理、工藤有希子はここの卒業生である。
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帝丹高校
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「名探偵コナンの登場人物」の記事における「帝丹高校」の解説
工藤 新一(くどう しんいち) 毛利 蘭(もうり らん) 世良 真純(せら ますみ) 声 - 日髙のり子 蘭たちのクラスに転校してきた女子高生探偵。赤井秀一と羽田秀吉の妹で、彼らをそれぞれ「秀兄(しゅうにい)」「吉兄(きちにい)」と呼んでいる。日本人の父赤井務武とイギリス人の母メアリー・世良をもつハーフ。宮野エレーナがメアリーの妹であるため、エレーナの娘である宮野明美・志保(灰原哀)姉妹とは母方の従妹に当たる。 本編の3年前から一時期イギリスに住んでいて、当初はアメリカに住んでいたと偽るが、コナンには野球のバットを「細っこい」と言ったことや食事の際のマナー、また「サッカー」を「フットボール」と言ったことなどにより見破られる。メアリーと共に帰国してホテルを転々とする生活を送っている。生死不明の父を除いた家族は母と2人の兄で、長兄・秀一については亡くなったと聞かされている。母のメアリーがロンドンで謎の組織に毒薬を飲まされ幼児化し、同じタイミングでイギリスへ来ていたコナンがテレビ中継で偶然映った姿を見て、10年前に日本で出会った少年・工藤新一を思い出し、メアリーが即座にMI6に調査させたことで新一の幼児化の可能性に至り、新一幼児化の真相を確かめてメアリーの幼児化対策を講じるために共に日本へ帰国。次兄・秀吉とは連絡を取り合っているが、彼の職業については知らない。 笑ったときに見せる八重歯と目の隈が特徴。人当たりが良く社交的で、性格・容姿とも明るくボーイッシュであり、本人はこの性格を「昔、全然笑わなかった人をなんとか笑わせてやるために培われたもの」だと称している。一人称は「ボク」。基本的にタメ口で男言葉を使うことが多く女言葉や敬語を使うことは少ない。また、短気で喧嘩(けんか)っ早い部分や好戦的な面も目立ち、怒ると口調も荒っぽくなって二人称が「てめえ」になることもある。真と初対面した際に激闘を繰り広げそうになっている。自身がかけた電話を途中で成り行きから切ってしまった蘭に「どーして急に切ったりするんだよ!? ボクのこと嫌いなのか!?」と怒鳴りながら涙を見せるなどの傷付きやすい面もある。 私服は基本的に男物を着用し、スカートなど着用せず、園子から「女の子っぽい格好をすれば良いのに」と提案された際にも下着だけを可愛らしいものに変えるなど、女性のファッションに興味を示していない。ただし、大胆なデザインのビキニや可愛らしいデザインのビキニを着用したり、果てはマイクロビキニに惹かれて「着てみたい」と発言したりするなど、女性用水着だけは好む。帽子をかぶることも多く、「死んだ兄が同じような帽子をかぶっていたのをまねした」と語る。中性的な顔立ちと細身の体格から何度も男性に間違えられ、本人も男子トイレを平然と使うなど男性として見られることに対する抵抗感は少ないが、貧乳であることだけは気にしており、平次や少年探偵団からそのことを指摘されるたびに「(胸は)母さんも巨乳だったから、これから大きくなる予定」と言い張っている。 探偵としての推理力は、基本的にはコナン(新一)や平次など他の高校生探偵にも引けを取らないが、冷静さを欠く面も少なくないため、トリックの要点に気付かず犯人のミスリードに引っかかるなど、時折コナンや平次より劣る描写も見られる。戦闘力に関しては、長兄である秀一の影響でたしなんでいる截拳道の使い手で、強さは空手の達人である蘭ともほぼ互角。探偵としての調査や事件の推理について、やや遊び感覚で捉える面があり、幽霊ホテルでの一件では事件が起きて「ワクワクする」とはしゃいでいたのを目暮警部に咎められた他、勘違いから殺人を犯した犯人を憐れむことなく「安室さんやコナン君が協力してくれたからこのぐらい楽勝さ!」と笑いながら言うなど不謹慎な態度を取る。親しい間柄の人間を危険にさらす相手や犯罪者には容赦せず、場合によっては殺害も辞さない非情な面も持ち合わせており、毛利探偵事務所に籠城した犯人を警視庁特殊部隊 (SAT) に射殺させようと誘導したり、コナンを誘拐して逃走した犯人の顔面をバイクの後輪で殴り飛ばしたり、他人に罪をなすり付けようとした自分勝手で罪悪感もなかった犯人には蘭共々激昂したりするなど、過激な行動も見せる。 イギリスからの帰国後にバス内で園子から痴漢と間違えられ、蘭との一悶着の末にコナンの証言に助けられて彼らと接点を持つことになり、その後に起きた事件を経て帝丹高校に編入する。当初は蘭や園子から「世良さん」と呼ばれており、園子の提案で「世良ちゃん」と呼ばれるようになった後、修学旅行に行く頃にはクラスの女子からも「世良ちゃん」と呼ばれるようになった。あまりにもコナンのことに興味を持っているため、園子にはショタコンだと思われている。 10年前に新一と出会った際に彼のことを「魔法使い」と呼ぶようになり、イギリスから帰国後はコナンのことも「魔法使い」と心の中で呼び、コナンが新一であることを徐々に確信していく。さらに、修学旅行で新一が姿を現したのを見て幼児化した体を元に戻す薬の存在に気付いてメアリーに報告し、自身もコナンが新一であるという確証を得るために蘭に「新一が現れた時、必ずコナン君がそばにいなかったことはないか」と尋ねている。コナンの落とした蝶ネクタイ型変声機を偶然見つけたメアリーを介して、眠りの小五郎の推理もコナンによるものだと気付いており、園子が眠らされた際には小五郎の代役であると見抜き、隠れているコナンに呼びかけるように「推理クイーン君」と呼んでいた。また、灰原に対しては彼女が写っている動画を削除したり、その後も何度も会いたがっていたりするなど、初対面以前から高く関心を示している描写が見られ、ベルツリー急行で対面を果たしてからも、蘭と園子が「大人びてる子」として灰原の名を挙げた際には初対面時を思い出して反応しており、後に自身の前で難解な熟語を使用する彼女を問い詰めている。新一と一緒に蘭とも10年前に出会っており、真純は実質10年ぶりの再会となった当初は蘭にも強い関心を寄せて「君は思っていた以上に手強い」と評した。その後は蘭に関心を寄せる態度をことさらには見せなくなり、普段は園子と3人で行動するなど親友として接するようになるが、蘭に対しても意味深な発言をする描写はある。平次にも初対面時には関心を寄せ、修学旅行で共同の推理をした際には彼がコナンの正体を知って協力していることも、おおむね推測するまでに至った。秀一の変装である昴に対しては、工藤邸を訪れた際の初対面時に警戒心を持って接していたが、その正体に気付いた描写はなく、2度目に会った際には自分の性別を女性と見抜いた彼を問い詰め、ヒップラインを理由にかわされたが、その後の彼の言動から昴と秀一を重ねることとなった。 秀一の死についての経緯は不明ながら知っており、彼に変装したバーボンやベルモットと遭遇した際には驚きを隠せず、ベルツリー急行での事件以降、その行方について情報を集めるようになる。ベルモットたちにも障害として警戒されており、シェリー奪還作戦においても真純の排除を待って作戦が遂行されている。シェリーの顔を見た際には思い当たるような表情を浮かべたが、その関係は不明。なお、秀一の仲間であるジョディは真純が誰かに似ていると考える描写があり、同じくキャメルは真純とどこかで会った覚えがあると感じているが、二人とも真純が秀一の妹とまでは思い至っていない。 愛用のバイクはYAMAHA XT400E Artesiaで、ナンバーの「新宿・5-31」は担当声優の日髙のり子の誕生日に由来する。 「探偵甲子園編」にゲストキャラクターとして登場した越水 七槻(こしみず なつき、声 - 早水リサ)の反響が大きかったことから、「じゃあ究極のボクっこ出してやるよって」と考えた青山が新たに考案したキャラクターである。七槻は同編のラストで出頭して刑に服することとなったため、すぐに再登場させて探偵活動を描くのが難しかったことから、代わりのレギュラーキャラクターとして真純が新たに設定されるに至った。 2020年5月7日発売の雑誌『ダ・ヴィンチ』2020年6月号で実施された「読者にしあわせを与えてくれたキャラ」ランキングでは18位を獲得した。 鈴木 園子(すずき そのこ) 声 - 松井菜桜子、演 - 岩佐真悠子(単発第1作・第2作)、秋元才加(単発第3作、連続ドラマ) 蘭や新一とは幼馴染の同級生で、鈴木財閥の令嬢でもある。 中道(なかみち) 声 - 山崎たくみ(第361話)→坪井智浩(第496話 - 第500話)→福島潤(OVA第9作)→松本健太(第927話 - ) 2年B組の生徒で、新一や蘭の同級生。フルネームは不明。 サッカー部に所属している。つい調子に乗ってはオーバーヘッドキックを放とうとして頭を打つことも多いため、それが原因でコナンがFBIと作戦を展開した際には杯戸中央病院に入院しており、その時は水無怜奈の行方を追って病院に潜入した本堂瑛祐を自分の病室に匿(かくま)っていた(初登場時のみアシスタントによって描かれていたが、このエピソード以降は作者によって描かれるようになった)。 修学旅行では新一・蘭・園子・真純と同じ班のメンバーであり、天狗の面を着けて騒ぎを起こした連中を新一たちと一緒に取り押さえたり、現場にも立ち会ったりするなど事件にも関わっていた。 2年B組担任 声 - 辻親八(第304話)→菅原淳一(第343話 - ) 新一や蘭たちのクラスである2年B組の担任教師。本名は不明。 眼鏡をかけた小太りの男性で、右眉の根元にイボがある。全国模試の試験監督中、私語をする蘭と園子を叱るが、自身もラジオを聴いていた。疲れた様子のジョディを気遣って相談を求めるなど、人当たりは良い。また、修学旅行の引率時には「訳あって事件に関わった事を伏せておきたい」という新一からの言伝(ことづて)を聞いて、生徒たちにSNSなどに投稿しないようにと指示して口止めをする配慮も見せていた。 初登場時(単行本36巻File.11)はアシスタントによって描かれていたが、再登場(単行本42巻File.2)以降は作者によって描かれるようになった。 ジョディ・サンテミリオン (Jodie Saintemillion) 塚本 数美(つかもと かずみ) 声 - 桑島法子(第361話 - 第362話)→倉田雅世(第592話 - ) 3年の女子高生。18歳。 クールな目つきとショートヘアが特徴。空手部の前主将で、現主将である蘭のことは「毛利」と呼んでいる。得意技は胴廻し回転蹴り。来年に受験を控えているため学校の図書館に通う。 本堂 瑛祐(ほんどう えいすけ) 声 - 野田順子 水無怜奈(本堂瑛海)の実弟で、イーサン・本堂の息子。蘭・園子からは「瑛祐君」、コナンからは「瑛祐兄ちゃん」、瑛海からは「瑛ちゃん」とよばれている。 母が10年前に亡くなるまで住み込みの家政婦をしていた奥平家で育ち、その後大阪で働いていた父に引き取られた。17歳。蘭たちのクラスに転校してきて一時期在籍していた。 父と姉がCIA諜報員という事実は知らされておらず、失踪した姉を探し回り容姿が酷似していたアナウンサー・水無怜奈を追っていた。 中性的な容姿で、丸眼鏡を着用している。瑛海はFBIとの協力関係を結ぶ条件として、瑛祐に証人保護プログラムを適用し、組織から守るように赤井に頼んでいたが、瑛祐本人はこれを拒否している。 ドジな性格で、歩いていると不注意で人や物にぶつかることが多く、園子からは「ドジっ子」と呼ばれる。さらには自分でも「神様に嫌われているとしか思えない」と称するほどの不幸体質で、恒久的に不運に見舞われている。蘭や園子ら同級生の前では軽い敬語を使って話すが、怜奈の前では興奮していたため、口調も荒っぽくなっていた。 幼少期に白血病を患い、骨髄移植でHLAを移植した際に血液型がO型からAB型に変わった。このため、母子手帳などではO型とされているが、現在の血液型はAB型である。その後、交通事故でAB型の瑛海からの輸血が可能となったが、本人はこの事実を知らなかった。そのため、瑛海がCIA諜報員だということを知らなかったこともあり、彼女に対して疑惑を持つようになった。 一見すると愚鈍な印象を受けるが、実際は頭が切れるため、小五郎を見張って怜奈に執着し、事件の真相を自分と同じように解明している素振りなどが原因で、コナンから警戒されていた。 蘭には初対面時から一目惚れしていたらしく、コナンと2人きりになった際に告白するつもりと話したところ、彼から新一であることを逆に告白された。その後は父や姉と同じくCIAに入るためアメリカに留学すると告げて帝丹高を去った。 新出 智明(あらいで ともあき) 声 - 堀秀行 卒業生の校医で、新出医院の医師。25歳。実母・新出 千晶(あらいで ちあき)は4年前に事故死しており、父・新出 義輝(あらいで よしてる、声 - 小島敏彦)を義母・新出 陽子(あらいで ようこ、声 - 弘中くみ子)に殺害されたため、母方の祖母・新出 ミツ(あらいで ミツ、声 - 真山亜子)と家政婦の保本 ひかる(やすもと ひかる、声 - 平松晶子)と暮らしていた。高校時代はバスケットボール部に所属。 律義かつ面倒見の良い性格で、生徒たちからの信頼も厚い。父の殺害事件では自分の家族に疑惑の目を向ける目暮や小五郎に対し「疑うことに憑かれて、人に対する気遣いを忘れた悪魔」と反発するなど、芯の強さも併せ持つ。お人好しな一面も見られ、自分に変装していた間の犯罪者らしからぬベルモットの行動から、彼女を悪人と思えないでいる。事件現場に出くわした際に検死を担当することもあるが、本人は「医者の使命は遺体の検死ではなく、被害者を救命して殺人者を出さないこと」と考えているため、その際は複雑な表情を見せている。 ベルモットには新出を殺害したうえでの変装を画策されていたため、FBIは彼を守るべく事故死を偽装し、証人保護プログラムの管理下に置いていた。学園祭の直後からベルモットに変装されていたが、彼女が正体を現して姿を消したため帝丹高校の校医に戻った。 会沢 栄介(あいざわ えいすけ) 声 - 関智一(第361話)→菅沼久義(OVA第9作)→外崎友亮(第927話 - ) 2年B組の生徒で、新一や蘭の同級生。 サッカー部に所属している。コナンがFBIと作戦を展開した時には直接登場しないものの、入院していた中道を見舞いに杯戸中央病院を訪れていたことが語られており、このときの会話に漢字表記は違うが同じ「えいすけ」という名前で出てきたことから、コナンは瑛祐が杯戸中央病院に潜伏していることを見抜いた。 修学旅行では新一・蘭・園子・真純・中道とは違う班のメンバーだったが、中道、新一との仲が良いため、新一と中道の部屋で同級生たちとトランプをして遊んでおり、そのまま自分たちの部屋に戻らず寝てしまう。中道のように新一たちと共に天狗絡みの事件に直接関わることはなかったが、新一と蘭の関係進展には強い関心を抱いていた。 原作では、一貫してアシスタントによって描かれている。 田代(たしろ) 声 - ゆかな(第361話)→田澤茉純(第928話 - ) 2年B組の女子高生で、新一や蘭の同級生。フルネームは不明。 眼鏡をかけている。新一のことは「推理バカ」と認識しており、蘭に連れられてきたコナンを見て彼の頭を撫でながら「推理バカになっちゃダメよ」とジト目で冗談交じりに言って、コナンから心中で「ほっとけ」と呟かれている。コナンについては蘭や園子からある程度聞かされていることが会話の中で示唆されている。 その後の原作では未登場だが、アニメでは修学旅行編で姿が描かれており、新一・蘭・園子・真純・中道とは違う班のメンバーとして登場した。新一と蘭の関係もにこやかに見ており、新一が途中で旅行から抜けたことを知って事件解決についての詳細を真純から聞こうとしていた。 日高(ひだか) 声 - 愛河里花子(第361話)→川上彩(第928話 - ) 2年B組の女子高生で、新一や蘭の同級生。フルネームは不明。 田代同様に新一のことを「推理バカ」と認識しており、蘭に連れられてきたコナンに「ホント、工藤君を小さくしたような生意気な顔をしているわね」と、冗談交じりに笑いながら言ってコナンを苦笑させている。コナンについては蘭や園子からある程度聞かされていることが、会話の中で示唆されている。 その後の原作では未登場だが、アニメでは修学旅行編で姿が描かれており、新一・蘭・園子・真純・中道とは違う班のメンバーとして登場した。新一と蘭の関係もにこやかに見ており、新一に事件解決についての詳細を聞こうと思っていたが、用事により途中で旅行から抜けたと知ってがっかりしていた。
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