江戸川コナンの正体を知る協力者
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「名探偵コナンの登場人物」の記事における「江戸川コナンの正体を知る協力者」の解説
灰原 哀(はいばら あい) / 宮野 志保(みやの しほ) 声 - 林原めぐみ、演 - 柴田杏花(灰原:声は林原めぐみ) / 香椎由宇(志保) 幼児化した「黒の組織」の元女性幹部で、科学者。 服部 平次(はっとり へいじ) 声 - 堀川りょう / 比嘉久美子(幼少時代)、演 - 松坂桃李 大阪の高校生探偵。 阿笠 博士(あがさ ひろし) 声 - 緒方賢一 / 田中一成(少年時代)、演 - 田山涼成 工藤邸の隣人である科学者・発明家。 工藤 優作(くどう ゆうさく) 声 - 田中秀幸 コナン=新一の父。 世界に名を響かせる推理小説家で、『闇の男爵(ナイトバロン)』シリーズなど世界的大ヒット作を多数生み出している。ゲームシナリオの執筆や、アクション物『プレイ イット アゲイン』の書き下ろしなど、活躍ジャンルは幅広い。『緋色の捜査官』で初めて映画の脚本を手掛け、マカデミー最優秀脚本賞を受賞。時々原稿執筆中に無断で海外旅行に出かけることもある。ややイタズラ好きな面もある。 コナン=新一以上の推理力の持ち主であり、関係者などから情報を集めた程度で被疑者を特定できることも多い。さらに、有希子を介してではあるが、黒羽盗一=初代怪盗キッドとの一文字会話で問いかけを見ることなく返事を用意していた。同様の気質を持つコナンに「推理のことしか頭にない男」と言わしめるほどの推理オタクで、自宅には世界各国の推理小説が所狭しと並んでいる他、様々な事件の新聞記事を自宅にスクラップしており、朝に新聞を読む際にも事件の内容を独り言で推理している。若い頃から目暮警部の捜査に協力しているほか、ニューヨーク市警警部のラディッシュ・レッドウッド(声 - 石田太郎)、スコットランドヤード、インターポールなどの関係者たちとも友人関係を築いており、様々な場所に顔が利く。初代怪盗キッドとは小説家として駆け出しの頃から何度も対決しており、その正体にも気付いている。 なお、コナン(新一)と比較すると人情味のある面が強く、犯人に対してアフターケアをしたり、良心に訴える形で自首を勧めたり、反省を促したりしている。 飛行機やモーターボートなど多数の免許を取得しており、拳銃も扱える。また、ポルトガル語を話せるなど語学も堪能であり、他分野においても高い実力を持っているが、ダジャレのセンスだけはコナンや有希子に「寒い」と呆れられるほど下手。 妻の有希子との馴れ初めは、自身が執筆した小説のドラマ版のヒロインが彼女だったことである。コナンから「夫婦ゲンカは日常茶飯事」と言われているが、有希子との夫婦仲は今でも良好である。 新一に対しては放任主義的な面もあるが、強い信頼関係で結ばれている。コナン=新一が蘭のそばを離れたくない気持ちを理解しており、新一の幼少期から彼と蘭がお互いに好意を抱いていることも見抜いていた。それを「離れたくない事情があるようだ」と評したうえで新一の探偵としての信念も尊重し、危険を伴うことは承知のうえで黒の組織壊滅のために活動することを認めている。 作品の出版が日本国外にも広がったため、物語開始時の3年前から拠点をロサンゼルスに有希子とともに移し、日本の自宅は新一に管理を任せている。しかし、秀一が黒の組織の目を欺くために表向きは死んだように見せかけて姿を隠すこととなり、コナンの発案に応じて有希子の変装メイクで秀一を「昴」として自宅に住まわせている。 新一が修学旅行に参加した際に起きた事件で関係者が芸能界で有名人だったことで世界的なニュースとなり、幼児化以降は消息不明となっていた新一の存在が世間に知られて組織の情報圏内にも入ってしまったため、有希子とともに帰国して策を用いて世間に漏れた新一の情報を何とかごまかすことに成功。さらに、秀一とともに推理して組織のボスの名前を見抜き、コナン=新一を守るために黒の組織との戦いに決着が着くまで有希子と日本に留まって手助けをすることにした。その後は、自身の立案した計画にFBIが協力したり、反対に、FBIから立案した計画について助言を求められたりするなど、FBIと協力関係を築いている。 モデルはコナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズシリーズ』の登場人物であるマイクロフト・ホームズ。名前の由来は、ドラマ『探偵物語』で主役の工藤俊作を演じた俳優の松田優作。 工藤 有希子(くどう ゆきこ) 声 - 島本須美 コナン=新一の母で元女優。旧姓は藤峰(ふじみね)で、女優時代も旧姓での本名・藤峰 有希子(ふじみね ゆきこ)として活躍していた。37歳。幼少期を群馬県で過ごしたことがあるが、出生地かは不詳。 帝丹高校出身で、小五郎や英理とは同級生。ドラマで坂本龍馬の姉・坂本乙女を演じた際に「乙女役にしては可愛すぎる」と評判になり、人気に火がつく。その美貌と演技力をもって19歳で数々の賞を受賞する天才女優として伝説を残したが、優作との大恋愛の末に結婚して20歳であっさり芸能界を引退した。 夫同様にややイタズラ好きであるうえ、情熱家かつ目立ちたがり屋。優しい性格かつ気さくで物事に寛容な女性だが、唯一帝丹高校や女優業で「プリンセス」と評され続けていたプライドから「おばさん」呼ばわりされることだけは嫌っており、実際コナンにおばさん呼ばわりされた際は睨みつけている。また、新一が幼児化したことを「自分まで若返った気分」と喜んでいる節がある。新一のことは基本的に「新ちゃん」と呼んでいる。 乙女をはじめとする様々な女優経験から、土佐弁を含む日本各地の方言もマスターしている。乙女を演じて以来龍馬の大ファンでもあり、現在でも時々土佐弁を使うことがある。外国で暮らせるだけあって英語も堪能で、ピアノも弾ける。ニューヨークでの愛車は、ジャガー・Eタイプで、日本滞在時はレンタカーとしてアルファロメオ・アルファGTVに乗るほどの車好きであり、オートバイの免許も持ち、総じて運転技術は優れているが、平気でスピード違反を犯すこともある。 女優時代に変装の得意なマジシャン・黒羽 盗一(くろば とういち、声 - 池田秀一)にシャロン・ヴィンヤード=ベルモットとともに弟子入りした経験があり、自身や他人を別の人物に変装させる技術を持つ。 優作との結婚後は女優業の第一線からは退いたが、時折エッセイを書いたり、アメリカで現地のテレビ番組に招かれて出演したりするなど、マスコミに関係する活動を完全に辞めたわけではない。アメリカでは「闇の男爵(ナイトバロン)」の作者・優作の妻であることから「闇の男爵夫人(ナイト・バロニス)」とも呼ばれており、テレビ番組に出演した際に発表した推理で難事件を解決したことから、一躍有名になった。 コナンとの関係は、真実を知らない者(蘭、英理、警察、FBI関係者)には遠い親戚ということにしてコナンが新一であることを隠している。 阿笠からコナンの正体が新一であると聞かされた当初は、生命の危機にさらされた彼を心配して(表面の態度は普段の軽いノリで)連れ帰ることを望んだが、最終的には優作とともに聞いた新一の覚悟や意志を尊重することに決め、その後も度々帰国しては、新一の様子を確認していた。灰原とともに一度尾行を受けたことをきっかけに、以降はこっそり工藤邸に留まって様子をうかがっていた。そして、黒の組織に死んだはずの親友・シャロン=ベルモットが関わっているという推理をコナンから聞かされると、自らも組織との戦いに協力することを選択し、以後も時々帰国して工藤家を訪れては秀一=昴の変装具合などを確認しながら、必要があれば自身も変装してコナンのサポートに回っていた。ベルツリー急行の事件ではベルモットとも対峙(たいじ)した。その後、秀一の変装に関してはほぼ自力で完璧にメイクできるまでに上達したため、その確認で帰国する必要は少なくなったが、優作同様に修学旅行の一件で帰国してからは、事態の解決までコナン=新一の手助けをすることにして再び日本に留まっている。 親友の英理とは高校時代に学園祭でミスコン対決を繰り広げたライバルで、現在でも張り合うことはあるものの仲は良好で蘭を幼少時からかわいがっており、蘭が息子の新一とお互いに好意を抱いていることにも気付いている。さらに、修学旅行で新一が試作品の解毒薬を服用して一時的に元の姿に戻った際には、蘭から頬にキスされたことを聞いて2人の関係の進展を喜んでいる。 モデルは『ルパン三世』シリーズの登場人物である峰不二子で、名前の由来はアニメ『ルパン三世(第1シリーズ)』で不二子の声優を務めた二階堂有希子で旧姓の藤峰も「峰不二」をひっくり返したもの。 赤井 秀一(あかい しゅういち) / 沖矢 昴(おきや すばる) 声 - 池田秀一(赤井) / 置鮎龍太郎(沖矢) / 梶裕貴(少年時代の赤井) FBI捜査官。 上記6人がコナンの正体を知った経緯と、他にコナンの正体を知る人物については「江戸川コナン#正体を知る人物」を参照
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