江戸川コナン(工藤新一)との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 02:50 UTC 版)
「黒羽快斗」の記事における「江戸川コナン(工藤新一)との関係」の解説
本人及び作者によれば、キッド(快斗)にとってのコナン(新一)は「最も出会いたくない恋人」で、「決して混じり合うことのない二人」。彼自身が「名探偵」と呼ぶのもコナンに限られている。最初の顔合わせで「怪盗は鮮やかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが、探偵はその跡を見てなんくせつけるただの批評家に過ぎねーんだぜ?」(元の出典は『ブラウン神父の童心』)とコナンを挑発したが、その後コナンに「優れた芸術家の多くは死んでから名を馳せる。お前を監獄と言う墓場に入れて巨匠にしてやる」と追い詰められ、以後手強い好敵手として一目置くようになった。コナンも始めは「泥棒には興味はない」と言っていたが、キッドは例外的にライバルと認めているらしく、キッド相手には常に一対一で勝負しようとするこだわりを見せている。 2人の勝負は大抵、宝石はコナンに取り返されるがキッド自身は捕まらずに逃げ遂せるので、ほぼ引き分けで終わっている。ただし対抗意識から必要以上にコナンを挑発することも多く、その結果しばしば酷い目に遭わされている。 一方で、自分の鳩が怪我をした時コナンに助けられたことから、事件解決まで陰ながら手助けした。これ以外にも、双方が関わった事件でキッドがコナンに手を貸し助けたり事件解決に協力したりする場合があり、そうした場合にはコナンも協力してくれたお礼としてキッドをわざと見逃すことが多い。 キッド初登場の話ではコナンはキッドと初対面だが、『まじっく快斗』の『ブラック・スター』では互いに顔も名前も知らないまま新一がキッドを追い詰めた過去が語られている。キッドが江戸川コナンの正体が工藤新一だと知ったのは、劇場版第3作『世紀末の魔術師』で、コナンと阿笠博士の電話(船内の電話全て)を盗聴したため。その際、最後に蘭に正体が気づかれたコナンの為に新一に変装して救ってくれた。この時コナンに「世の中には謎のままにしておいた方がいいこともある」と助言した。新一とは同じ身長で、顔・声がそっくり(声優も同じ)なので、新一に変装する際には髪型を変えるだけで良い。キッドの正確な正体を知るまでに至っていないコナン(新一)も、容姿が似ていることについては認めており、レイクロック美術館にキッドが進入している可能性を考えていたとき、「(残された手は)どういうわけか顔立ちの似ているこの俺に成りすます他ないはず」と言わしめた。劇場版で中森警部の前に素顔で新一に変装したキッドが現れており、コナンの前でも素顔に近い状態を見せているが、中森は新一と快斗が酷似している事に対しては指摘していない。 キッドがコナンの正体を知っているという設定が、作中で明確に描かれているのは、現在までのところ劇場版のみである。ただし原作でも、コナンがキッドの前で自分の母が坂本龍馬の姉・坂本乙女役を演じていることを教えているなど、コナンの正体を知っているかのような発言をしていた。 作者によると、『名探偵コナン』での彼の役割は真の『ルパン対ホームズ』を描くためのアルセーヌ・ルパンであるらしく、両方に勝たせたくないとのこと。なお、劇場版ではルパン三世がキッドに変装し、コナンの追跡を振り切って盗みを成功させた。 工藤新一とは何かと対になるように描かれている。 対比箇所工藤新一黒羽快斗備考立場 探偵 怪盗 制服 ブレザー 学ラン 父親 探偵・推理作家工藤優作 怪盗・マジシャン黒羽盗一 家族 両親健在 母子家庭
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