帝ノ月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 23:28 UTC 版)
一瀬 栄(いちのせ さかえ) 「帝ノ月」を率いる一瀬家の当主。グレンの父親。 争いを好まない穏やかな性格で、グレンからは尊敬されていた。 息子想いで、柊家に拷問されているグレンを助けるために赴き、同じく拷問されるがグレンに対して大丈夫だと述べる。鬼呪の一件から柊家に拘束され、グレンによる1ヶ月以内の真昼暗殺の失敗に伴って処刑される身となり、10月2日に処刑される。処刑前、グレンと面会し、彼に感謝の言葉と当主交代を伝えた。 遺体はグレンにより実家に持ち帰られ埋葬される。一週間に渡る葬儀が行われた。 花依 正則(はなより まさのり) 小百合の父親。栄とは幼馴染。 世界崩壊の2日前、グレンが真昼とコンタクトを取るために柊家を裏切った際、反乱を開始するか否かの確認の連絡を取る。 雪見 五月雨(ゆきみ さみだれ) 時雨の父親。栄とは幼馴染。 次期当主候補であるグレンの事を、一瀬家の中でも千年に1度の天才と評している。 伊織 美月(いおり みつき) 帝ノ月付きの呪詛研究者。20代前半くらいの白衣を着た女性。血液型はA型。 グレンに対して忠誠を誓っており、〈鬼呪〉を手にしたグレンを実験体にする事を阻止するため、彼から採血した血液を左腕に注入。鬼呪の毒の影響で左腕が変貌してしまうも、グレンに切断される形で助けられる。 鳴海 真琴(なるみ まこと) 名古屋を拠点に長年帝ノ月の信徒をまとめてきた鳴海家の子息。11歳。少し茶味がかった髪とたれ目とその下にある涙ぼくろが特徴。 帝ノ月が世界で最も素晴らしい組織と教わり、幼い頃から帝ノ月の幹部になるための訓練を受けていたが、栄の処刑を目の当たりにしたことで将来を案じるようになる。栄の葬式で新たに当主となったグレンと対面し、その不安を彼に溢す。しかし、グレンの答えを聞き、彼に忠誠を誓い、彼のために強くなることを目標にする。 同じく名古屋を拠点に長年帝ノ月をまとめてきた岩咲家の秀作とは物心ついた頃から兄弟のように育った幼馴染であり、将来の従者候補。真琴自身は秀作を従者候補ではなく兄弟と思っており、秀作に敬語で話された際は長期に渡る喧嘩を行なった。 世界崩壊の5日前から父親の考えで秀作と共に山で修練を行なっていたため、帝ノ鬼との抗争に巻き込まれていない。世界崩壊当日、それに伴った事故が多発する現場を目撃し、秀作の提案で実家に戻る。たどり着いた実家で父のメッセージを発見し、そこで問われた自身の任務を、グレンがいる東京へ向かうこととする。 岩咲 秀作(いわさき しゅうさく) 名古屋を拠点に長年帝ノ月の信徒をまとめてきた岩咲家の子息。10歳。 真琴とは物心ついた頃から兄弟のように育った幼馴染であり、将来の従者候補。そのため、過去に真琴に対して敬語を使用したところ、それに不満を持った真琴に相手にされなくなり、親の前以外では敬語を外すことを条件に折れた過去を持つ。母親譲りの呪術の才を持ち、その呪術力は真琴よりも上の評価されている。家をほとんど留守にしている母親を持ち、それ故に母親の作るコロッケを好んだり、母親に会いたい気持ちを隠さないことから、マザコンの気質がある。 世界崩壊の5日前に真琴に誘われる形で山で修練を行なっていたため、帝ノ鬼との抗争に巻き込まれていない。世界崩壊当日、それに伴った事故が多発する現場を目撃し、鳴海に実家に帰ることを提案。たどり着いた実家に生存者は確認されず、次に向かった鳴海家で、父親のメッセージから自身の任務を見つけ出した真琴に、グレンがいる東京へ向かう旨を伝えられる。 岩咲 紫煙(いわさき しえん) 秀作の母親。有名な呪術師で、日本中を飛び回っているため家を留守にすることが多く、育児にもほとんど参加していなかった。 秀作に好まれているコロッケの腕前は普通で、真琴曰く「鳴海家のお手伝いが作るコロッケのほうがずっとうまい」。
※この「帝ノ月」の解説は、「終わりのセラフ」の解説の一部です。
「帝ノ月」を含む「終わりのセラフ」の記事については、「終わりのセラフ」の概要を参照ください。
- 帝ノ月のページへのリンク