帝からの求婚とは? わかりやすく解説

帝からの求婚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 07:38 UTC 版)

竹取物語」の記事における「帝からの求婚」の解説

そんな様子が帝にも伝わり、帝は姫に会いたがった使いとして内侍中臣房子派遣し房子は嫗にかぐや姫対面させるよう迫るが、再三説得にも関わらずことごとく拒絶される。 この事を帝に伝えると、帝は一旦は思いとどまったものの、やはり会いたくなり、翁を呼び出して「姫を差し出せば官位をやる」と告げる。喜ぶ翁の取りなしにもかかわらずかぐや姫は「帝がお召しになって仰られたとしても、畏れ多いとも思いません」と言い姿を見せようともしない。 帝は「多くの人を殺してきた心であるよ」と言ったが、なおこの女心積もり負けてなるものかと諦めないかぐや姫は「無理にお仕えさせようとなさるならば消え失せてしまうつもりです」と翁に言った。翁がこの事を帝に伝えると、帝は狩り行幸するふりをして会うことを提案する。翁もそれに賛同した。 帝が狩りに行くついでに不意をつき、かぐや姫の家に入ると、光に満ちて清らかに坐っている人を見た。帝は初め見たかぐや姫を類なく美しく思い神輿寄せて連れて行こうとしたが、姫は一瞬のうちに姿(実体)を影(光)と化した本当に地上人間ではないと帝は思ったが、より一層すばらしい女だと思う気持ち抑えがたい。帝は、魂をその場留め置いている心地かぐや姫残して帰った日頃仕えている女官たちを見ると、かぐや姫近く寄っていられるさえない。他の人より清く美しいと思っていた人は、あのかぐや姫比べる人並でもないかぐや姫ばかりが心にかかって、ただ一人過ごしている。かぐや姫のもとにだけ、手紙書いて文通している。

※この「帝からの求婚」の解説は、「竹取物語」の解説の一部です。
「帝からの求婚」を含む「竹取物語」の記事については、「竹取物語」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「帝からの求婚」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「帝からの求婚」の関連用語

帝からの求婚のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



帝からの求婚のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの竹取物語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS