補足・呼称・解説など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 17:24 UTC 版)
「江戸川コナン」の記事における「補足・呼称・解説など」の解説
()第1回キャラクター人気投票での順位はコナンは1位(1028票)、新一は2位(646票)。2011年のTV&劇場版15周年記念キャラクター人気投票では、コナンと新一の投票数を合わせて1位。2012年の連載800回記念キャラクター人気投票ではコナンは1位、新一は4位。『ダ・ヴィンチ』2014年5月号での好きなキャラクターランキングではコナンは1位、新一は2位。2020年5月7日発売の雑誌『ダ・ヴィンチ』2020年6月号で実施された「読者にしあわせを与えてくれたキャラ」ランキングではコナンが7位を、新一が9位を獲得した。 江戸川コナンとしての周囲からの呼称集は「コナン君(周囲からの大抵)」、「コナン(小嶋元太)」、「(メガネの)ガキンチョ(鈴木園子)」、「江戸川君(灰原哀)」、「(メガネの)ボウズ・ガキ・小僧等(新一としての会話時・服部平次・毛利小五郎・大和警部・怪盗キッド(2代目)等)」、「ボウヤ(赤井秀一)」、「クールキッド(ベルモット)」と、呼ばれる事も多い。 工藤新一としての周囲からの呼称集は、「新一兄ちゃん(コナンとしての会話時)」、「新一(毛利蘭・自分の両親・阿笠博士・毛利小五郎)」、「新一君(阿笠博士・妃英理)」、「工藤君(灰原哀・鈴木園子・遠山和葉・目暮警部などの警察関係者)」、「工藤(服部平次・帝丹高校の男子同級生など)」、「新ちゃん(工藤有希子)」と呼ばれている。 作者の青山剛昌によると「コナンは泣かない」というルールが最初から決められており、アニメスタッフともそれを共有している。劇場版ではスパイと格闘して海に落とされた蘭の救助が絶望的な状況になった際に頬に液体が流れる描写があるが、作者曰く「泣いてるわけではない」。寝起きのあくび程度は許容範囲内で、小五郎に殴られた場合など肉体的な痛みでは涙を見せるシーンは度々ある。また、アニメ版のプロデューサーの諏訪道彦によると「コナンは犯人に同情しない」という約束事もあり、作中で事件後の犯人や関係者へのアフターケアなどをすることは滅多にない。 劇場版での「工藤新一」としての登場は、解毒薬で一時的にもとの姿に戻った場合を除き、冒頭の前説・回想・変声機による会話・モノローグのみだが、黒羽快斗(怪盗キッド)の変装で登場した事も複数回ある。新一の声を担当する声優の山口勝平も新一としての出番が少ないことを毎回パンフレットで語っている。 江戸川コナンとしてのパスポートは所持していない(正確には、江戸川コナンは無戸籍者のために作ることができない)ため、事件の舞台は日本国内に限定されている。長い連載の中での例外は、工藤新一として事件を解いたNY編と、解毒薬で一時的に工藤新一に戻ることによって出入国を果たしたロンドン編の2例のみである。アニメや劇場版では現実世界のシンガポール、バーチャルゲーム内のロンドンや、架空の国家(ヴェスパニア王国)が舞台になったことはある。小学館の学年別学習雑誌連載の特別編では題材の都合上もあって、海外へも何度かコナンの姿で蘭たちと一緒に旅行しているが、これらは原作やアニメとはパラレルワールドであると見なされている。 阿笠博士の手配で転入という形で帝丹小学校に入学したが、戸籍がない状態のまま小学校に通っていることについては、引き続き小五郎が保護者となる(「江戸川コナンの母親」は、コナンの正体である工藤新一の母・有希子の変装で「江戸川文代」として養育費も毛利家へ預けている)ことへの事務的な継続処理の経過描写が作中になく、その詳細は不明である。 全キャラクターの中で唯一、主人公ゆえにアニメシリーズ全話に登場。ただし、アニメ第1話はコナンの姿としてはエンディング後のエピローグの1カットのみでセリフは感嘆詞のみであったり、アニメ782話「緋色の帰還」でのコナンは姿のみの登場で、オープニングの本編説明と次回予告を除いて一言も話さなかった。また、劇場版第23作『紺青の拳』のスピンオフであるアニメ第936話「フードコートの陰謀」では、少年探偵団の各イメージとして登場するのみで、コナン本人は直接には完全に未登場で、その回に起きた事件とも全く関わっておらず、僅かにラストで劇場版との繋がりを示すコナンのナレーションが一言だけ入るのみであった。他にOVA作品では、これ以前にも「ロンドンからのマル秘指令!」や「工藤新一 謎の壁と黒ラブ事件」のように、コナンが冒頭やラストのモノローグを除いて本編にほぼ未登場のエピソードがある。アニメは、以上のようにコナンが本編で台詞なしだったり姿を直接見せない回もあるが、担当声優の高山みなみは全話出演している。一方、原作では新一に戻ったり新一としての回想などのため、そのエピソードの中間において「江戸川コナン」として登場しない回が稀にある。 黒羽快斗と顔がそっくりな理由はスター・システムを採用しているという点が大きいが、快斗と新一は2人とも父親似である。 キャラクター作成時に参考にした絵柄や特徴について各所で語られており、笑った時の口や足首の細さなどはルパン三世の影響を受けていることが、『ルパン三世』原作者のモンキー・パンチとの対談にて語られ、小さくてもシルエットで誰か判別できる特徴として、頭のヘタのようなものは『虹色とうがらし』の「七味」から、後ろ髪のハネは『魔法使いサリー』の「カブ」から、目は「あだち充」作品から、口は前述にあるように「モンキー・パンチ」作品から、鼻は「ちばてつや」作品からの影響があった。なお、同様のことを島本和彦に話したところ、「ならねーって! 断じてならねーっ!」と否定されているという。
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