尚文の村
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「盾の勇者の成り上がり」の記事における「尚文の村」の解説
尚文が霊亀戦後に領地として得た旧ルロロナ村の住民を中心とした奴隷たちの村。旧住民含めてラフタリアと同年代の子供が多く、尚文によるレベリングによって成長しているが人数が多いためかラフタリアほど肉体的には成長していない。また、旧ルロロナ村の住民はかつてのラフタリア同様に波で村を襲った魔物(双頭の犬型)に対してトラウマがある。 キール 声 - 藤原夏海 ワーヌイ種の亜人/獣人。ラフタリアの幼馴染。 中性的な顔立ち、親の教育で自身が男だと思っているが実は女。 ラフタリアと同じくメルロマルクの最初の波の後、ラフタリアと同様に奴隷にされる。かつてラフタリアを虐待したイドルの屋敷の地下にとらわれていたが、尚文とラフタリアたちによって助け出される。ヴァンに保護された後、カルミラ島から帰った尚文一行と再会し、強くなり波と戦うために仲間になる。霊亀事件では、一匹で飛んでいた霊亀の使い魔を一人で倒そうとして負傷してしまい、治療を受けることになり離脱する。治療を終え、尚文たちが絆たちの異世界から帰ってきた後は、波で戦うためと村の復興のためにLv上げと行商を行う。女と発覚後、尚文により、顔が良く物怖じしないため、行商には向いているとして女物の服を着せられて行商に力を入れさせられた結果、行商の売り上げは村で一番となる。食いしん坊で甘いものが好きで、特にクレープが大好物。逆に辛いものは嫌いなのかカレーが苦手。 武器は片手剣を使用している。サディナに教えられ獣人化できるようになる。本人はかっこいいと思っているが、姿は小型のシベリアンハスキーであったため、周りからは可愛いと言われる。ふんどしを着用しているため、尚文から「ふんどし犬」と呼ばれることがある。とはいえ、獣人化することで能力が上がっているため戦闘力はある。獣属性の魔法が使え、遠吠えによって身体を強化させたりできる。なお元康は性別を偽っていても通常のキールを豚(女)と認識できるため、獣人化しないと会話が成立しない。 尚文の奴隷となってからは、従来の明るさを取り戻し、Lv上げで強くなったものの、過去の世界の魔物退治の際、かつてのラフタリアのように、村を壊滅させたケルベロスのような魔物に対するトラウマを持ち、まだ克服できていなかったことが発覚する。ラトやラフタリアたちによる幻覚を用いた精神治療を受けるも、早くトラウマを乗り越えたいと焦った挙句、ラトの先祖のホルンに頼み改造手術を受けようとする。ラフタリアの説得にも耳を貸そうとせず、トラウマの原因であるケルベロスになって克服しようと思うも、可愛らしい姿にしかどうしてもできず、他の改造案も本人が望んでいたようなかっこいい姿になれるものではなかったため、結局保留することとなる。その代わりに、合成スキルの要領で獣化する事で属性に合わせた変身ができるようになる。ピエンサの軍人や投擲具と杖の勇者との戦いでは、尚文の憤怒の力を宿した獣化で、回復低下の炎で攻撃したりと奮闘するも、戦闘後は力の反動で動けなくなり、戦線離脱した。 外伝の『槍の勇者のやり直し』のメルロマルク編(6周目)では、奴隷として尚文たちに購入された際に元康と会話が成立しないことで早々に女の子と発覚。行商時の売り子として可愛い服を着せられている。 原作では尚文と共にタイラントドラゴンレックスと戦おうとするラフタリアを引き止めていたが、TVアニメ版だと逆に励まして送り出している。他にも弱った奴隷の子供2人が救助された。 サディナ 異世界の眷属器、銛の勇者。 シャチ系の亜人/獣人。ルカ種と言われているがサカマタ種。23歳。 一人称は「お姉さん」で口癖は「あらー」。相手にはちゃん付けで呼ぶ。お酒が好きで陽気な掴み所がない性格。村では漁師とサルベージの仕事をしている。 クテンロウの元水竜の巫女兼殺戮の巫女。ラフタリアの両親がクテンロウを離れる際に護衛として同行してメルロマルクのルロロナ村で生活をする。ラフタリアからは姉のように慕われている。最初の波では遠洋に出かけていたため村にはいなかった。その後ラフタリアを探すため、ゼルトブルのコロシアムで「ナディア」と偽名を使い、戦闘奴隷として賞金を稼ぎ、村出身の奴隷を集めていた。コロシアムの下見をしていた尚文と出会い、その後コロシアムで尚文一行と戦うもお互い目的が同じだったことがわかり協力し合うことになる。ルロロナ村では常に獣人の姿で生活していたが、ゼルドブルでは亜人の姿をしていたため、当初ラフタリアから気付かれなかった。 かなりの酒豪で、自分よりお酒が強い人を好む。ルコルの実を食べることができ、さらに村を復興しようとする尚文に惚れている。尚文に積極的に迫るが疎まれている。しかし、尚文がアトラの望みをかなえるためにと迷走したまま関係を持とうとした際は、真面目な表情で窘めた。巡り合わせの運がなく、重要な時にその場にいなかったり、探し相手が見つからなかったりすることが多々ある。 クテンロウにいたころは幼いころから巫女の仕事をさせられ、すぐに急成長させられる。様々な武術の稽古を受け、恐れられるほどの強さを身に着けるが、神託の才能がなかったため、そのことを自分の両親や当時の天命に罵倒されており真面目に悩んでいた。そのこともあり、両親との関係は冷え切っている。殺戮の巫女としての罪人の処刑も決闘という形をとり、罪悪感を薄めていた。そんな中ラフタリアの父親に励まされており、国外逃亡した後もラフタリアの両親に親代わりをしてもらっていたため、二人やその子供のラフタリアを生きる意味というほど大切に思っている。 戦闘能力は非常に高く、銛を武器として扱い、水と水生亜人には珍しい雷魔法の資質をもつ。また、合唱魔法の指揮も上手い。水竜から加護を受けており龍脈法を使用する。絆の担当世界で魔法が封じられた際は、テリスに教わった宝石魔法を龍脈法で再現した。観察力も優れており、アルトが女であることに気付いたり(おそらくキールの性別も最初から知っていたと思われる)、見ただけで転生者を見抜くことができる。盾の獣化補助でシャチに変身する。銛の眷属器を不正所持していた転生者を戦闘技術において圧倒したことで資質を見出され、眷属器の解放後、銛の勇者に選ばれる。 元康からの呼称は「お姉さんのお姉さん」。『槍の勇者のやり直し』では、徐々にやり直し前の記憶を取り戻した元康から尚文に絡む重要人物の一人として見做されようになり、尚文一行の正式メンバーとして加わる展開が多い。8週目ではリファナとラフタリアを喪ったことで絶望して死を望むようになるが、それを身を挺した説得で思い留まらせた尚文と結ばれている。 フォウル 「#フォウル」を参照 アトラ 「#アトラ」を参照 ウィンディア 犬系の亜人。竜帝のガエリオンに育てられたが、親ガエリオンは錬に討伐されて亡くなり、その後、洞窟を荒らす冒険者に捕まり、奴隷として売られる。その後、ルロロナ村復興のために奴隷を欲した尚文に買われる。親の敵である錬のことを嫌っているが、錬が自分や自身の罪のことでネガティブな考えをすると喝を入れたりしている。次第に保護者面されるのは嫌がるもののわだかまりがなくなり、20巻では名前で呼ぶようになっている。魔物が好きで子ガエリオンを父親のように育てるのが目標。子ガエリオンの中に親ガエリオンの人格があることは、親ガエリオンの自立させる方針のため知らされていない。ドラゴンに育てられたためか、若干ドラゴンびいきしている。思考も魔物寄りで魔物は戦って強くさせるのが一番と考えており、ラトとは意見がぶつかるも、強くさせる方法を共に模索する同士関係であり、研究の手伝いをしている。しかし学が足りないため、ラトに遊ばれていることが多い。 村の皆で狩りをした際に見つけた魔物の巣から卵を失敬し、尚文に内緒でキャタピランドなどの魔物を飼育していた。そのことが尚文にばれた際、キャタピランドを庇おうとした言動から「谷子」という渾名を名付けられそうになる。村の魔物の多くがラフ種になった際は若干嘆いていた。 竜帝のガエリオンに加護を受けており、龍脈法が使える。戦闘では龍脈法を使ったり、仲間と共に合唱魔法を行ったりする。また、ガエリオンに乗って戦闘を行ったりもする。 元康からの呼称は(ラトの)「助手」。外伝の『槍の勇者のやり直し』メルロマルク編(6周目)では、親が倒された直後に住処としていた洞窟を荒らす冒険者から、妹のガエリオン(メス)と共に尚文たちに保護されている。ドラゴン嫌いの元康には亜人以前にドラゴンの眷属(つまり魔物扱い)と見做されているため、認識・会話は成立するが仲が悪い。 ラトティル=アンスレイア 通称「ラト」。錬金術師。 かつてフォーブレイで強い魔物を創造して戦力として認めさせる研究をしていたが、タクトがライバルだった錬金術師の肩を持ち、また研究内容でぶつかっていたため追放される。霊亀を調べに来た所、尚文の村の魔物に興味を持ち村で研究を始める。研究のためなら奴隷になることも構わず、信用がなかったため奴隷となることを条件に村に滞在することを許可される。尚文に対しては尚文の地位(「伯爵」や「大公」)で呼んでいる。不意打ちとはいえ、注射器を使ってフィーロを容易く無力化するなど、意外に戦闘力が高い。回復と援護の魔法が使え、鳳凰との戦いでは治療師として同行している。 バイオプラントや魔物の研究や育成で貢献しており、魔物は改造してこそ強くなると考え、ウィンディアと意見がぶつかるも、強くさせる方法を共に模索する同士関係である。ただし後先考えず検体を大事にしない研究を嫌っているなど、真っ当な倫理観を持っている。みーくんという魔物を大切にしており、いつか出られるようにして、最高の魔物にしたいという夢がある。ドラゴンに関しては、あらゆる生物と交配することで生態系が狂うため嫌っている。ラフちゃんを新種の魔物として定着したいと思っていた尚文に能力項目の変異性を上げることを助言し、後にラフ種を生み出すこととなる。ラフ種の健康診断も行い、彼らの異種変異のクラスアップによる後遺症を軽減させている。 元康からの呼称は(フィーロたんの)「主治医」。 イミア=リュスルン=リーセラ=テレティ=クーアリーズ ルーモ種の獣人。フルネームが長いため、通称「イミア」と呼ばれている。 かつてはルーモ種の集落で暮らしていたが、ルロロナ村を襲ったのと同じ奴隷狩りに襲われ、目の前で両親(と母親のお腹にいた弟か妹)を目の前で殺され、自身は奴隷として売られる。その後、奴隷商で売られていた所を尚文に買われる。かつて自分を買った貴族たちの虐待で傷を負っていたが尚文に治療される。 少々気弱な性格。集落を襲った奴隷狩りが元メルロマルクの兵士だったため、メルロマルクの兵士が苦手であったが克服している。 手先が器用で主に行商用の服やアクセサリーを作っている。特に尚文に教わったアクセサリー作りに力を入れており、アクセサリー商の指導を受けたことで尚文以上の腕を身に着け、テリスをも驚嘆させるほどのアクセサリーを作り上げた。Web版では服飾関係に力を入れている。 戦闘奴隷ではなかったが、村の危機には村の奴隷たちと共に戦う。また過去の世界で尚文たちと一緒に魔物狩りに行ったりと戦闘することが増えてきている。ハンマーを武器にしており、また手先の器用さから、手に魔法を付与させて急所をつくといった攻撃を行う。自身が掘った穴に敵を落としたり、土属性の魔法を使用する。 元康からの呼称は「モグラ」。 トーリィネミア ルーモ種の獣人。イミアの叔父。通称「トーリィ」。 鍛冶師。エルハルトと一緒に鍛冶の修行をしていた。エルハルトと同じ師匠の下で修業し、免許皆伝の手前で実家にトラブルがあったらしく、途中で抜けて故郷で金物屋をしていた。 ゼルドブルの奴隷地下市場で奴隷として売られていたところを尚文にイミアの叔父と判明したため同郷の者たちとともに買われた。その後、姪のイミアと再会し、修行仲間だったエルハルトの店で働くこととなった。 『槍の勇者のやり直し』では、エクレールの父親が用意した非常時に領内の亜人/獣人をメルロマルクから国外に逃がす洞窟を管理しているルーモ種の集落で、ルロロナ村を襲った奴隷狩りに襲われていたことが明らかになる。 セイン=ロック 絆たちの世界とはまた別の異世界の眷属器、裁縫道具の勇者。 裁縫道具の勇者らしく裁縫が得意である。様々な世界を渡っており、絆たちの異世界にも行ったことがある。ゼルトブルのコロシアムでマーダーピエロというリングネームで仮面を被り、傭兵として戦っていた。尚文一行とはコロシアムのエキシビションマッチでマーダーピエロとして戦う。その後、雇い主に解雇され、護衛として雇われるために素顔で村に訪れる。尚文の用心深さから一度は断られるも、宿敵勢力に襲われていたところを助けたことで仲間になる。平時はゼルドブルでお金を稼いでいる。細身ではあるが大食い。 セインの世界は既に消滅しており、眷属器の機能が一部壊れている。翻訳機能が壊れているため言葉に雑音が混じってしまい会話が困難であった。後に倒した宿敵勢力が持っていた翻訳機能が付いたアクセサリーによって使い魔に通訳してもらうことで会話が可能となった。19巻でセインの姉が調べた結果、音飛びの原因はエネルギーの調整が間違っていたためらしく、再調整されたのか、姉が去った後は普通にしゃべることが出来るようになった。 自分の世界を滅ぼした宿敵勢力を恨んでおり、その勢力に寝返った自分の姉に対しても、対峙した際に強い怒りを露にした。自身の内情を話すとその相手が死んでしまうジンクスを恐れ、尚文に必要以上に自身のことを話そうとはしないが、別行動後に合流すると抱き着いて懐くなどしている。ルロロナ村で起こった異変で過去に飛ばされた際に先祖と思われるレインと出会い、自身が天神種という種族の末裔だと知り、光翼の使い方を教わり、習得に苦労するも、杖と投擲具の勇者戦には使えるようになる。 戦闘では鋏で切りつけたり、糸で拘束したりする。変幻無双流にはない守りの気を使うことができ、尚文たちにも教えている。人形やぬいぐるみを使い魔として使役することができる。習得した光翼は蝶のような翅であり、能力の向上や飛行能力、さらに翅から小さな爆発を起こす鱗粉を出すこともできるようになる。 シルディナ 異世界の四聖勇者、札の勇者。 シャチ系の亜人/獣人。サディナの妹で、クテンロウの現水竜の巫女。サディナも持っていない神託の才能をもつ。短めのセンテンスで区切りながらしゃべるのが癖。尚文からはサディナとまとめて「シャチ姉妹」とも呼ばれている。 サディナがラフタリアの両親と共にクテンロウから出た後に後釜として生まれた。サディナに匹敵する強さにするために、地獄を見たと語るほどの仕打ちを受けている。そのためサディナを恨んでいたが、口癖が「あちゃー」で、本人も酒好き、お酒が強い異性が好みであるなど、姉に似ている面がある。極度の方向音痴で道に迷った末にあり得ない所に行ってしまうことがある。マキナの甘言に踊らされ、慕っていたが実際には陰で馬鹿にされていた。実年齢はラフタリアと大して変わらないなど、まだ幼いがLv上げによって成長させられている。 立場上、尚文たちとは敵対関係であったが、ラフタリアのパレードに下見目的で訪れ、道に迷っているところに尚文とセインに出会い、エルハルトの師匠によって飲み会をすることになる。その場では「ゾディア」と名乗り、尚文のルコルの実を平然と食べる強酒ぶりに惚れ込む。サディナとの決闘の際、切り札として過去の天命を降ろすも、体を乗っ取られてしまう。ラフタリアによって助けられた後に和解し、サディナと共に非道なことをした故郷の集落を襲撃する。 その後はルフトと共にルロロナ村で暮らすようになる。サディナとはライバル意識は残しつつも、一緒に行動することが多くなり関係が改善される。性格は当初はやや不安定なところがあったが、尚文の仲間になって以降はサディナ同様に尚文に対して押しの強いアプローチを行っている。お気楽な調子のサディナと比べると冷静な考え方をする一方で、年齢相応な子供らしい一面ももつ。札遊びやカードゲームを好んでおり、同じ趣味をもつセインとは遊び友達のような関係となる。ルフトとは当初は主従を意識した話し方をしていたが、姉弟のような関係となり、話し方も砕けた感じになっている。 尚文が絆の世界へ救援に行く際は、村人たちの海でのLv上げのために留守の予定だったが、武器の精霊によって同行することとなる。初めて絆の異世界に渡った際のラフタリアと同じく、肉体が実年齢相当に戻った際には尚文やサディナに遊ばれた。実は札の聖武器の勇者の候補者であり、札の聖武器を解放後、正式に四聖勇者に選ばれる。四聖勇者になったため、波が解決するまで元の世界に戻れないかもしれないと言われた際は、かなり嫌がり札の聖武器を捨てようともしていたが、強引に呼びつけて勇者にしたためか例外処理があっさり通り普通に行き帰りができるようになる。 サディナと同様に戦闘力は高く、水と風の魔法の資質をもつ。武器は刀を使用しているが、どちらかと言えば魔法がメインであるため使用頻度は少なめ。神託によって物の残留思念や魂を降ろすことができ、戦闘法や魔法を模倣できる。しかし、魂が修復されてからは力が弱くなる。魂人を宿すことができ、無理やり宿して力を吸収したり、同意の上なら強力な連携攻撃ができるようになる。グラスを宿した際は扇のスキルも使用できる。また、魂を見ることができるため、肉体と魂が異なる転生者を見抜くことができる。札の勇者の候補者であり、カードゲーム好きでもあるためか、絆たちの異世界の札魔法を気に入り、使用するようになる。短期間でかなりの使い手となっており、魔法を創作したり、適性外の雷や闇の魔法も使用できる。 ルフトミラ 元天命。ラフタリアの従兄弟。通称「ルフト」。 マキナたちに傀儡として利用され、クテンロウの腐敗を招いてしまう。魔物が好きであり、魔物退治を罰する生類憐れみの令のような法を作ったり、封印されていた危険な魔物の封印を解いてしまう。 マキナたちに利用されていたが、利発な性格をしており、尚文に自分がしてきたことで国民を苦しめていたことを告げられ、強い責任を感じている。そのため利用されていたこともあり、表向きは処刑にされたことにして国から追放される。そして償うためと見聞を広めるためにシルディナと共にルロロナ村に暮らし始める。尚文からはラフタリアがクテンロウの統治を嫌がった際の保険として統治者として育てたいと思っていたが、タクトによって尚文たちが傷つく状況を見て強くなりたいとも思うようになり、メルティやクズに統治者としての教育を受けながら、Lv上げにも積極的になる。 魔物の中ではフィロリアルが一番好きであったが、尚文のフィーロを使った罰と元康が育てたフィロリアルたちに尚文と共にもみくちゃにされたことでトラウマをもつようになる(ただしトラウマの発端となったフィーロに対しては、怖がりつつも普通に接する場面がある)。尚文にラフちゃんを紹介された際にとって代わるように気に入り、後に生まれるラフ種も嫌がるラフタリアとは異なり気に入る。そのため尚文とは、ラフちゃんとラフ種と語り合う友達同士になる。 ラフタリア同様に魔法適性は光と闇で、幻覚の魔法を使うことができる。ラフちゃんによるクラスアップと施されたことで、ラフちゃんの獣人のような姿に変身できるようになる。変身中は魔法に敏感になり、合唱魔法が簡単に唱えられる。他にもラフ種の言葉もわかるようになり、メルロマルクの言葉もわかりやすくなる。力も強くなっており、敵兵から奪った斧で力強い攻撃を見せている。またクズから戦術も教わったことで、作戦を立案するなど、策士としての一面を見せる。メルティやクズの教育も教わったこと以上に覚えるほど優秀で、二人から一目置かれており、頭角を現してきている。
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ラフタリアの故郷ルロロナ村を尚文が霊亀討伐の報酬として授かり、復興させた村。物語中盤の拠点。
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