ゲーリック‐フットボールとは? わかりやすく解説

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ゲーリック‐フットボール【Gaelic football】

読み方:げーりっくふっとぼーる

アイルランド伝統的な球技の一。15人ずつの2チーム分かれ相手ゴールボール入れて得点競うサッカーに似るが、ボール持って4歩まで歩くことができる。

ゲーリック‐フットボールの画像
手を使うことができる/撮影Irish Defence Forces https://goo.gl/diUufd

ゲーリックフットボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/07 23:00 UTC 版)

ゲーリックフットボールの試合

ゲーリックフットボール英語: Gaelic footballアイルランド語: peil ghaelach)は、アイルランド発祥の団体球技である。

アイルランドでは、ハーリングと並んで国民的人気スポーツのひとつで、ゲーリック・ゲームズとして国技にも数えられる。

1884年に設立されたゲーリック体育協会英語: Gaelic Athletic Associationアイルランド語: Cumann Lúthchleas Gael)によって運営されている。

概要

フィールド

起源は16世紀から17世紀頃でフットボール発祥時の形に一番近い競技であると言われている。

1チーム15人のプレイヤーで編成され、相手チームと対戦する。手足を使い、ボールをH型の相手ゴールに入れる団体球技である。

H型ゴールの下の部分はネットが張ってあり、上の部分はラグビーのゴールポストの様になっている。ゴール前のポジションにはゴールキーパーが守っている。

ゲーリック・フットボール[1]のボールは皮製の円形で、サッカーボールより若干小さい。男子用と女子用ではサイズが異なり、女子用は少し小さいサイズのボールを使用している。

4つのプロヴィンスのチャンピオンを決め決勝に残った州代表チームがクローク・パークオールアイルランド・ファイナルを争う。

アイルランドのトップリーグでは、全員がアマチュア(本業を持っている)であると共に、リーグの所属チームの選手はそのホームタウン地域の自治体に在住・在学・在勤しているものに限られる。

ルール

ゲーリックフットボールのボール
  • ボールは手に持って移動できる。その際の移動範囲は4歩までと決まっており、ボールをバウンドさせることにより更に4歩進むことが出来る。ただしこれが許されるのは1回までである。
  • 上記規定の移動範囲内で、ボールを蹴るかフィスト・パス(ボールを掌か拳で打つパス)によって味方プレイヤーにパスが出来る。
  • このパスは自分自身に対しても有効である。これを行うことでプレイヤーはボールを持ったまま9歩まで進むことができる。
  • サッカーのオフサイドのような制度はない。
  • 相手が持っているボールを手ではじいたり、ショルダータックルは認められるが、ラグビーのように体全体でタックルすることは認められない。ラグビーのようなスクラムも存在しない。
  • 得点はH型ゴール(ラグビーのゴールポストにほぼ同じ)の上の空間にボールを蹴り通すか、ゴールポストの下のゴールネット(サッカーのゴールネットにほぼ同じ)の部分にボールを入れることで得点となる。ゴールポストを超えて得点すれば1ポイント、ゴールネットにボールを入れるとゴールとなり3ポイントが得られるが、サッカーのようにゴールキーパーがゴールマウスを守っている。

脚注

  1. ^ 世界のサッカー情報”. ザスパクサツ群馬公式サイト. 2013年3月16日閲覧。

関連項目

外部リンク


ゲーリックフットボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 09:46 UTC 版)

フットボール」の記事における「ゲーリックフットボール」の解説

詳細は「ゲーリックフットボール」を参照 19世紀半ば様々な伝統的フットボール総称してケイド caid呼ばれる)がアイルランド、特にケリー県人気保っていた。司祭W. Ferrisはこの時期の「ケイド」の主要な2つ形式につして描写している: 「フィールド・ゲーム」における目的は2本の木の大枝によって作られアーチのようなゴールボール入れることであった; 大規模な「クロスカントリーゲーム」は日曜日日中時間大半使って行われボール教区境界越えることで勝敗がついた。敵の選手への「レスリング」や「ホールディング」、ボール持って走ることは全て許されていた。 1870年代までには、ラグビーおよびサッカーアイルランドでも人気を得始めていた。ダブリン大学トリニティ・カレッジラグビー初期拠点であったイングランドFAルール広く普及していた。伝統的なケイド形式トリッピング許されるしっちゃかめっちゃかな」ゲームに取って代わられ始めていた。 1884年ゲーリック体育協会 (GAA) が設立されるまでは、アイルランド様々なフットボール統一し体系化しようという真剣な試みはなされなかった。GAAハーリングといった伝統的なアイルランドのスポーツ振興しラグビーサッカーのような輸入されスポーツ拒絶しようとした。最初のゲーリックフットボールのルールはモーリス・デイヴィンによって起草され、『United Ireland誌上1887年2月7日発表された。デイヴィンのルールは、ハーリングといったスポーツ影響アイルランド固有のフットボール体系形式化しようという切望見られた。この差別化主な例は、オフサイドルール欠如であった長年ハーリングといったアイリッシュゲームやオーストラリアン・ルールズ・フットボールにのみ見られ要素である)。

※この「ゲーリックフットボール」の解説は、「フットボール」の解説の一部です。
「ゲーリックフットボール」を含む「フットボール」の記事については、「フットボール」の概要を参照ください。

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