media
「media」とは、伝達手段・媒体・媒介・マスコミなどを意味する英語表現である。
「media」とは・「media」の意味
「media」とは、「通信・伝達・表現などの手段」や「媒体」、「媒介」などを意味する英語の名詞である。また、ここから転じて「マスコミ」や「マスメディア」の意味で用いられることもある。「媒体」とは2つの物の間に取り入って事物のやり取りのなかだちを行うもので、例えば「情報媒体(information media)」であれば2者間の情報のやり取りを行うための手段を意味する。「medium」という名詞の複数形であるが、「マスコミ」の総称として用いる場合は単数扱いとするケースもある。「media」の複数形
先述したように、「media」はそれ自体が「medium」の複数形である。単数扱いとして「media」を使用することはあっても、「media」から変化した複数形というものは存在しないため、単数・複数両方で「media」を使用することになる。文中で使用されている「media」が単数か複数かを見分けるには、「media」を主語とした際の動詞の活用、もしくは冠詞の有無が判断材料となる。「media」が主語でなおかつ動詞が三人称単数現在形である場合は単数扱いと判断できる。また、単数扱いの場合は「a」もしくは「the」が冠詞として付与される点に着目しても区別は可能である。「media」の発音・読み方
「media」の発音は、「ミーディア」あるいは「ミーディーア」である。いずれのケースも「ミ」にアクセントが置かれる。米国英語の発音が「ミーディア」、英国英語の発音が「ミーディーア」である。米国英語が一息で発音するのに対して、英国英語は一音一音をはっきり伸ばしながら発音するのが特徴と言えるだろう。「media」の語源・由来
「media」、ひいては「medium」の語源は、ラテン語で「中間」を意味する「medium」である。ちなみに読みは「メディウム」で、英語読みすると「ミディアム」となる。「媒体」・「媒介」という意味は、「中間に入ってやり取りを促すもの」という連想から付与されたものと考えられるだろう。「media」を含む英熟語・英語表現
以下では「media」を含む熟語を2つ紹介する。「social media」とは
「social media」とは、インターネット上で双方向のコミュニケーションを行うことが可能なメディアの総称である。SNSや動画投稿サービス、インターネット掲示板、ブログなどが該当する。メディアのユーザーはコンテンツの消費者であると同時に発信者にもなり得るため、コンテンツの発信と受信が同時に行われることも珍しくない。また、個人間の情報が可視化されやすくなることで、個人の名において発信された情報がユーザー間で大なり小なり影響力を及ぼすことも多い。
「mass media」とは
「mass media」とは、大衆に向けて一方的に情報を発信するメディアの総称である。上記のソーシャルメディア以前の「メディア」の主流であったため、「old media」や「legacy media」と呼ばれることもある。新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどが該当する。
「media query」とは
「media query」とは、Webページのデザインを記述する「CSS」における要素の1つで、画面環境に併せてWebページの表示形式を変更させる機能を実装することが可能となる。CSS3で実装されたことで、従来は不可能だった「閲覧環境にフィットさせたWebページの表示」、即ちレスポンシブデザインが実現できるようになった。Webページの閲覧環境はデバイスやディスプレイサイズなどによって異なるため、閲覧環境を判断しレイアウトを柔軟に調整するmedia queryはWebページの快適な閲覧において欠かせない存在であると言えるだろう。「media」の使い方・例文
「media」は複数形であるため、「Various optical media are suitable for recording video and audio.」(様々な光学メディアは映像や音声を記録することに適している)のように、名詞の前に冠詞がつかず、時制が現在の場合の動詞は三人称複数現在形となる。ただし、「Television is the most informative mass media.」(テレビは最も情報量の多いマスメディアである)のように、「media」を単数扱いとする場合には冠詞がつくし、動詞は三人称単数現在形で表現する必要がある。基本的に単数扱いするケースは「マスコミ」や「マスメディア」の意味で用いる時が多いが、単数扱いが適しているか複数形で表現すべきかは文脈などから総合的に判断すると良いだろう。メディア
メディア(media)とは、主に「情報伝達を媒介する手段」あるいは「情報伝達の媒介者」という意味合いで用いられる語である。単に「メディア」とだけ呼ぶ場合は「マスメディア」の意味で用いられている場合が比較的多い。
「メディア」の語源
メディアは英語の media をカタカナ表記した外来語である。英語の media は、medium の複数形である。medium は、日本語においては「ミディアム」とカナ表記される場合もあれば、「メディウム」と表記される場合もある。前者(ミディアム)は「中間」の意味が強く、後者(メディウム)は「媒介」の意味合いが強い。
英語では the media といえば「マスメディア」を指す。
「マス-メディア」とは
マスメディア(mass media)は不特定多数の大衆(=mass)に向けて情報を発信するメディアの総称である。一般的には、新聞・テレビ・雑誌・ラジオの4媒体を指す。これを総称して「四大メディア」と表現する場合もある。近年台頭の著しいオンラインメディア(インターネットメディア)は、「四大メディア」を念頭に置いて「第五のメディア」と呼ばれることがある。オンラインメディアは、四大メディアの(基本的に一方向的な情報伝達であるという)特性とは異なり、双方向的な情報発信が実現しやすい、という意味において「双方向メディア」と呼ばれることもある。
マスメディアとマスコミの違い
「マスメディア」と混同しがちな言葉に「マスコミ」が挙げられる。マスコミは「マスコミュニケーション」の略であり、マスメディアを通じて行われる「不特定多数の大衆への情報伝達という(一方向的な)コミュニケーション」を指す語である。
マスコミに対して、マスメディアは「マスコミュニケーションを実現する(媒介となる)伝達手段または機関」を指す語である。
ただし、日常会話の脈絡では、新聞社や雑誌社といったマスメディアを指して「マスコミに嗅ぎつけられる」と表現するような塩梅で、特に意味の違いを意識することなく用いられる場合も多い。
「メディア」の語を含む各種の語
「メディア」は「マスメディア」のように、さまざまな語を接頭辞的に付け加えて用いられることが多い。付け加えられる語は大抵の場合、情報伝達の仲介者の種類、手段、あるいは特徴を示す語である。「ソーシャルメディア」「市民メディア」
「ソーシャルメディア」や「市民メディア」は、情報伝達を仲立ちする機関がマスメディアではなくSNSであり市井の一般市民である、という意味合いで用いられる語である。「映像メディア」
「映像メディア」は、主に映像を通じて情報が伝えられるという特徴に焦点を当てた言い方である。テレビ番組や映画、DVDなどは映像メディアに該当する。映像メディアに対し、新聞・雑誌・書籍などのような文字を中心とするメディアは「活字メディア」と呼ばれる。ラジオは「音声メディア」と呼ばれ得る。「情報メディア」「伝達メディア」「表現メディア」
「情報メディア」や「伝達メディア」ならびに「表現メディア」といった表現は、メディアの主目的・主眼とする部分に焦点を当てた言い方といえる。ただし、その用法は文脈によってまちまちであり、一括りに定義しかねる部分もある。たとえば、「伝達メディア」は「情報を受け手へ伝える」ことを旨とするメディアのことであり、すなわち記憶媒体(記録メディア)のこと、「表現メディア」は「情報を伝える方法」であり、すなわち映像メディアか活字メディアかといった区分のこと、という風に解釈して区分する見解がある。
他方、単に「伝達メディア」は「伝達方法という観点におけるメディア(の区分)」を指し、「表現メディア」は「表現方法という観点におけるメディア(の区分)」を指す、という意味合いで用いられている場合もある。
「記録メディア」
「記録メディア」(または記憶メディア)は情報を中長期的に保持できる手段としてのメディア(媒体)を指す語として用いられる。記憶メディアの具体例としては、HDD、SSD、CD-ROM、DVD-ROM、いわゆるUSBメモリ、などが挙げられる。ふつう「記録メディア」といえばデジタルデータを記録・保存する媒体(電子媒体・光学メディア等)を指す。概念上は紙・木簡・竹簡・石碑・パピルス・甲骨なども「記録メディア」の一種として扱われ得るが、これらを「記録メディア」として顧慮する場面はほぼない。
「マルチメディア」
「マルチメディア」は、複数種類の情報の形式を扱う、または、扱うことができる、という意味合いで用いられる表現である。大ざっぱに言えば「音声、映像、文字(テキスト)などを併用できる」ことを指す。いわば映像メディアや音声メディアなどを複合的に扱って表現できるメディア形式のことである。メディア【media】
メディア【Media】
媒体
media
記憶媒体のこと。フロッピーディスクやMOディスク、CD-ROMなどの、データが実際に書き込まれる物体を指す。
記録は磁気的あるいは光学的に書き込まれるものが主であり、その多くはディスク(円盤)の形状をしている。あるいはメモリーカードのように板状のものもある。ディスク状のメディアには、フロッピーディスクやMOなどのように、記録面を保護するためのカバーで包まれた構造を持つものもある。ちなみに、これらのメディアにデータの読み書きを行なう装置はドライブと呼ばれる。
media
メディア王国
(Media から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 22:14 UTC 版)
メディア王国(メディアおうこく、Media、古代ギリシャ語: Μῆδοι, Mêdoi、古代ペルシア語: 𐎶𐎠𐎭, Māda[1]、アッカド語:Mādāya[1])はかつて存在した古代イランの王国である。
注釈
- ^ Tavernier, Jan (2007), Iranica in the Achaemenid Period (ca. 550-330 B.C.): Linguistic Study of Old Iranian Proper Names and Loanwords, Attested in Non-Iranian Texts, p. 27
- ^ Partakka、Paritakka、Paritakānuとも。後のパラエタケネ、現在のイスファハーン近郊[24]。
- ^ ディアコノフは「パルティア(Parthia)か?」としている[24]。
- ^ 古イラン語:*Zanaxšāna か?[24]
- ^ 対応する地名は不明。間接的な情報から、他の2つの土地からある程度離れた距離にあったものと思われる[24]。
- ^ 古イラン語:*Rāmatavya[24]。
- ^ 古イラン語:Xšaθrita(フシャスリタ)[25]
- ^ 古イラン語:Vabmyataršiか?[25]
- ^ 日食の発生はEncyclopedia Iranicaによれば前585年5月29日[1]、杉 1969によれば前585年5月26日である[44]。
- ^ ディアコノフは一応(tentatively)アリビという名称はエラム語の*ari-pe(the Arya)から来たものとしている[62]。
- ^ 伊藤の訳文ではプラオルテス。記事内の表記を一定とするためここではフラオルテスに変更している。
- ^ 伊藤の訳文ではウワクシュトラ。記事内の表記を一定とするためここではウワフシュトラに変更している。
- ^ Xšaθrita、伊藤の訳文ではクシャスリタ。記事内の表記を一定とするためここではフシャスリタに変更している。
- ^ 日本の学者阿部拓児によれば、アスティパラスという王名はこの引用を行ったビザンツ時代の学者の不注意による誤りである可能性が高い[81]。
出典
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- ^ a b c d e f クテシアス, pp. 101-102, 断片4-5, 第32章
- ^ クテシアス, p. 105, 訳注3
- ^ クテシアス, pp. 104-105, 断片5, 第34章
- ^ クテシアス, pp. 138-139, 断片8d
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/05 07:59 UTC 版)
頂点の審判や解説者のグループ。 ラス・ブレイ ゴルドン・シュムヴァイ
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