シャルマネセル3世
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/11/05 14:53 UTC 版)
シャルマネセル3世（Shalmaneser III、在位：前859年-前824年）は、古代メソポタミア地方の新アッシリア帝国の王。ウラルトゥ、パレスティナ、バビロニアなど多方面への遠征を繰り返した。旧約聖書に登場する北イスラエル王イエフを記録した黒色オベリスクは貴重な史料となっている。帝国前半の興隆期を担ったが、彼の死後は王の権力が低下し、帝国は停滞期に入った。
- ^ Sayce 1901.
- ^ Çiftçi 2017, p. 190.
- ^ Jean 2004.
- ^ Black Obelisk, BM WAA 118885, crafted c. 827 BC, lines 73–84
（『黒色オベリスク』（大英博物館、番号118885、紀元前827年作製）73～84行目より） - ^ a b Kuan 2016, pp. 64–66.
- ^ a b Cohen & Kangas 2010, p. 127.
- ^ Bryce 2014, p. 14.
- ^ Lamb 2007, p. 34 イエフが貢納した年についてはこの文献を参照のこと。
- ^ Roux 1992.
- ^ Chisholm & Garvin 1926, p. 798 「前836年、シャルマネセル3世はタバル（ティバレニ）への遠征を行い、続いてカッパドキアへと遠征を行った。」
- ^ a b c d Cohen & Kangas 2010, pp. 127–128.
- ^ Pfoh 2019, p. 77 ・・・ソロモンの行いの話は、新アッシリア帝国のサマリア州が伝説の征服者にしてユーフラテス川の南に帝国を創設したシャルマネセル３世を祝った話を元にしている。
[続きの解説]
「シャルマネセル3世」の続きの解説一覧
- 1 シャルマネセル3世とは
- 2 シャルマネセル3世の概要
- 3 建設事業と黒色オベリスク
- 4 画像
- 5 関連項目
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