黒色オベリスク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 15:54 UTC 版)
黒色オベリスク(こくしょくオベリスク)は、紀元前9世紀にメソポタミア地方でつくられた黒石灰岩製のアッシリアの彫刻作品である。多くの場面が浅浮彫で描かれ、碑文が刻まれている。シャルマネセル3世(在位:前859年-前824年)の事績を記念したもので、北部イラクのニムルド(古代のカルフ)で発見された。大英博物館で展示されており、他のいくつかの博物館がレプリカを置いている。
- ^ a b McCarter 1974, pp. 5–7.
- ^ a b Thiele 1976, pp. 19–23.
- ^ a b Kuan 2016, pp. 64–66.
- ^ a b c d Cohen & Kangas 2010, p. 127.
- ^ Rawlinson 1850.
- ^ Mitchell 2004, p. 14.
- ^ Khan & Lipton 2011, p. 159.
- ^ "Nimrud Obelisk, Athenaeum, 1251, 1384-85
- ^ Smith 1875, p. 190「前842年の年代記(抜粋VIIIおよびX)には「オムリの子イエフ」と呼ばれる別のヘブライ王と思われる人物がいる。彼は一般にイスラエル王「ニムシ(Nimshi)の子イエフ」と同定されている。この「オムリの子イエフ」が統治していた国はこの碑文内では語られていない。そして、イエフはオムリの家族を皆殺しにした人物であり、自身をオムリの子と名乗ることことは想定し難い。このオベリスクの碑文で言及されている君主を特定するための他の説を進めるわけではないが、私は聖書のイエフとこの碑文のイエフが同一人物であるということは証明されていないこと、そしてこれらの言及は我らの聖書の全ての年代を改めるのに十分なものではないと強く主張する。」
- ^ Millard 1997, p. 121.
- ^ a b Delitzsch et al. 1906, p. 78.
- 1 黒色オベリスクとは
- 2 黒色オベリスクの概要
- 3 概要
- 4 関連項目
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