塩梅とは? わかりやすく解説

塩梅

読み方:あんばい

塩梅とは、塩梅の意味

塩梅(あんばい)とは、料理味加減物事具合健康状態のことである。程よく物事処理する程よく並べる・配置するといった意味でも用いられる。「えんばい」と読むこともある。

塩梅の語源

「塩梅」の「塩」は「しお」とも読み塩漬けにするといった意味合いでも使われる「梅」は「うめ」とも読み、「ウメそのもの、またはウメ熟す時期やそのころの」といった意味合いがある。「塩梅」とは、もともと「塩」と「梅酢を塩に漬けた時にできる酢)」のことである。食酢がない時代料理梅酢使用していた当時、塩と梅酢味加減丁度良いことを「良い塩梅だ」と表現していたことが語源とされる

塩梅の使い方、例文

「塩梅」は、「塩梅を見る」「塩梅を間違える」などの名詞的用法のほか、「塩梅する」といった動詞的用法でも用いられる。「あんばい」を物事の処理や配置について述べ場合は、「塩梅」かわりに按配按排案配といった字が用いられることもある。

塩梅の類義語

「塩梅」類義には「具合い(具合)」「さじ加減」などがある。「具合い(具合)」は、機械道具調子についても使用できる(例:網戸滑り具合がいい)。「さじ加減」は、料理味付け以外に物事強弱大小コントロールするといった意味合いでも用いられる(例:どうするかは社長さじ加減で決まる)。

あん‐ばい【塩梅/×按排/×按配】

読み方:あんばい

[名](スル)《味の基本である塩と梅酢の意の「えんばい」と、物をぐあいよく並べる意の「按排」とが混同した語》

料理味加減。「—をまちがえて食べられたものではない」

物事のぐあい・ようす。「いい—にメンバーそろっている

身体のあい・ようす。「—が悪いので仕事を休む」

按排按配物事のぐあい・ようす・程合い考えて程よく並べととのえたり処理したりすること。「文化祭での出し物の順をうまく—する」

[補説] 24は「案配」とも書く。


えん‐ばい【塩梅】

読み方:えんばい

調味料の塩と梅酢(うめず)。

料理の味を調えること。味加減あんばい

連日竹葉(=酒)宴酔を勧め、—鼎味(ていみ)を調(ととの)ふ」〈吾妻鏡・三〉

臣下主君助けて政治仕事程よく処理すること。

「地に降下(あまくだ)っては—の臣となって群生利し給ふ」〈太平記一二


塩梅

読み方:アンバイ(anbai)

料理味加減


塩梅

読み方:エンバイ(enbai)

飲食物調味に使う塩と梅酢


塩梅

作者仁川高丸

収載図書枕ことば愛のムチ―恋のビタミン27
出版社光文社
刊行年月2001.10
シリーズ名光文社文庫


塩梅

読み方
塩梅あんばい
塩梅しおうめ

塩梅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 02:12 UTC 版)

塩梅(えんばい、あんばい)[1]


  1. ^ 塩梅(読み)あんばい コトバンク、2022年1月24日閲覧


「塩梅」の続きの解説一覧

塩梅(えんばい)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 04:28 UTC 版)

雅楽」の記事における「塩梅(えんばい)」の解説

西洋音楽で言うところのメリスマ近似する音程徐々に移行する一種ポルタメントゆっくりと慎重に音程変更するところから、具合を測りつつ物事進めるさまを表す。

※この「塩梅(えんばい)」の解説は、「雅楽」の解説の一部です。
「塩梅(えんばい)」を含む「雅楽」の記事については、「雅楽」の概要を参照ください。

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塩梅

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 06:43 UTC 版)

名詞

(あんばい, えんばい)

  1. 料理味加減
  2. 物事身体具合調子

語源


「塩梅」の例文・使い方・用例・文例

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