塩村耕とは? わかりやすく解説

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塩村耕

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/13 14:02 UTC 版)

塩村 耕(しおむら こう、1957年9月12日[1] - )は、日本の国文学者。名古屋大学名誉教授。専門は、井原西鶴を中心とした近世前期文学、書物文化史など。

経歴

兵庫県生まれ。六甲高等学校を経て[1]、1981年、東京大学文学部国語国文学専修課程卒業[1]。1984年、同大学院人文科学研究科修士課程修了[1]。1985年、同大学院人文科学研究科博士課程中退[1]。2005年「近世前期文学研究 伝記・書誌・出版」で博士(文学)

1985年、椙山女学園大学短期大学部専任講師[1]、1989年同助教授[1]を経て、1998年、名古屋大学文学部助教授[1]。2004年同文学研究科教授[1]。2017年、名古屋大学大学院人文学研究科教授[1]。2023年3月、定年退職[1]

1993年、第19回日本古典文学会賞受賞[1]。2000年より西尾市岩瀬文庫の悉皆調査と詳細な書誌データベースの作成を行い[2]、2017年に完成させた。データベースは岩瀬文庫のホームページより公開中[3]

著書

  • 『近世前期文学研究 伝記・書誌・出版』(近世文学研究叢書)若草書房、2004年
  • 『こんな本があった!江戸珍奇本の世界 古典籍の宝庫岩瀬文庫より』家の光協会、2007年
  • 『江戸人の教養——生きた、見た、書いた。』水曜社、2020年

編著

  • 『文学部の逆襲』編、風媒社、2015年
  • 『三河に岩瀬文庫あり 図書館の原点を考える』編、風媒社、2016年

校注など

  • 『新日本古典文学大系 61 古今夷曲集』高橋喜一共校注、岩波書店、1993年
  • 『古版大阪案内記集成 影印篇』(重要古典籍叢刊)編、和泉書院、1999年
  • 『古版大阪案内記集成 翻刻・校異・解説・索引篇』 (重要古典籍叢刊)編、和泉書院、1999年

論文

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 「塩村耕教授 略歴・業績」『名古屋大学国語国文学』第116巻、名古屋大学国語国文学会、2023年11月、1-9頁、doi:10.18999/nagujj.116.1 
  2. ^ 古典籍の博物館 岩瀬文庫のあゆみ | 企画展示”. 古書の博物館 西尾市岩瀬文庫. 2025年10月13日閲覧。
  3. ^ 『三河に岩瀬文庫あり』著者紹介

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