プレゼンテーション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 10:27 UTC 版)
概要
作品、計画提案、研究成果、開発商品などの情報を、聴衆に対して発表し、伝達することの意味であるが、都市・建築分野では、計画の提案内容に関するプレゼンテーションをクライアントや関係者(影響を受ける人たち)に対して行う場合が多い。
政府機関での予算委員会、軍隊での作戦ブリーフィング、企業での企画発表などに見られるように、どのような組織でも意識や情報を集団として共有しなければ、複眼的にその事案を検討して組織的に取り組むことができない。そのためにアイディア、計画、情報を複数の人間に対して同時に伝達することを目的として、プレゼンテーションは実施される。特に司会を兼ねることもある話し手が聴衆の前に出てきて、プレゼンテーションを行う形態が一般的である。英語では、話し手としてspeaker(スピーカー)と呼ぶが、「presenter(プレゼンター)」も使われる。日本語では和製英語で「プレゼンテーター」[4]と呼ぶ場合があるが、一般的には「登壇者」や「講演者」が使われている[5][6][7]。
プレゼンテーションの際は、実際に形のないものを簡潔かつ分かりやすく説明すること、そして情報を的確に伝える、資料(視聴覚、配布資料等)の準備、情報を適量平易に提供することが求められる。このため、図表や音声・映像(動画)のほか、実際に触れる試作品など、様々な情報提供が成されるのが一般的である。
1990年代以降、コンピュータ技術の発展により、提供する資料をデジタルデータの形で編集・纏め上げて、説明を行いやすくするプレゼンテーションソフトウェアが多数開発されており、これを用い、テレビやビデオモニター、プロジェクターなどの大画面で説明する様式が一般的になってきている。これらのソフトウェアでは、表やグラフ等の図表や写真・イラストレーション・アニメーション・音声や動画等のマルチメディア媒体を画面上に埋め込んでパッケージ化し、一つのファイルにまとめることで、会議の場では連続した流れに沿って(会議の進行状況に合わせて)説明を進めることができるとされている。
注釈
- ^ アメリカの理論物理学者スティーブン・E・コーニン (Steven E. Koonin)。
出典
- ^ a b c d “プレゼンテーション”. 朝日新聞社『知恵蔵』. コトバンク. 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ a b “プレゼンテーション”. 平凡社『マイペディア』. コトバンク. 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ a b “プレゼンテーション”. 三省堂『大辞林』第3版. コトバンク. 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ “プレゼンテーター”. コトバンク. 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ “プレゼンで絶対やってはいけない!聴衆が引く「4大NG行動」”. ダイヤモンド・オンライン. 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ “CSS Niteに出演される方へ”. CSS Nite公式サイト. 2019年(平成31年)4月18日閲覧。
- ^ “de:codeで登壇者に伝えた、プレゼンを成功に導く5つのポイント──澤流プレゼンレビュー法”. リクナビNEXTジャーナル (2016年(平成28年)6月10日). 2019年(平成31年)4月18日閲覧。
- ^ ナンシー・デュアルテ (英語), 優れたプレゼンの秘密の仕掛け 2020年12月27日閲覧。
- ^ “プレゼン必須!アリストテレスの説得する5箇条”. [プレゼンテーション] All About. 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ “「プレゼンの王様」になる10の鉄則 | プレジデントオンライン”. PRESIDENT Online - PRESIDENT (2014年(平成26年)2月25日). 2020年(令和2年)12月27日閲覧。
- ^ “プレゼンテーションのしかた”. 日本放送協会『NHK_for_School』. アクティブ10プロのプロセス. 2022年12月9日閲覧。
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