TAPS法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > TAPS法の意味・解説 

TAPS法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 03:59 UTC 版)

TAPS(タップス)法は、文書プレゼンテーション等における課題解決型の構成方法である。

TAPSフレームワークともいう。

概要

TAPS法は、理想の姿と現状のギャップを起点として、プレゼンテーションの構成を考えるフレームワーク[1]。課題に対する解決策の提案という構成にすることで、強い説得力を発揮する。

TAPS法における「TAPS」とは以下の

  • T=To Be(理想)
  • A=As Is(現状)
  • P=Problem(課題)
  • S=Solution(解決策)

の頭文字を取っている[2]。最初に聞き手に関する理想を提示し、次に理想に対する現状を説明、そして理想を実現するにあたっての阻害要因となっている課題を提起し、最後に課題の解決策を提案する。

TAPS法の一番の特徴はプレゼンテーションするアイディアや、商品およびサービスが課題に対する解決策の提案となるように構成することであり、特にビジネスシーンにおいて強い説得力を発揮する。これは商品の価値は使用価値にあり、商品そのものの説明だけでなく、商品によってどのように聞き手の課題を解決するかを提案しているからである。

そのため課題の設定が重要となり、いかに課題が適切なものであるかを主張するために論理的推論調査の結果が用いられることが多い。

また前半で聞き手に関する理想と現状を説明することで、聞き手はプレゼンテーションに共感しやすく興味を持ちやすい、という特徴もある。

具体例

給食のメニューを提案する場合[3]
理想:世界の国々の文化を知る必要がある。
現状:しかし、日本以外の文化をよくわかっていない。
課題:なぜならば世界の文化に接する機会が少ないから。
解決策:月に一度世界の料理を出して多文化理解をしたい。

関連項目

脚注

出典

  1. ^ 株式会社アンド 『ビジネスフレームワーク図鑑すぐ使える問題解決・アイデア発想ツール70』翔泳社、2018年、pp.206-207。ISBN 978-4798156910
  2. ^ 山田進一 『口ベタでも人を動かす 魔法のプレゼン』あさ出版、2010年、p.42。ISBN 978-4860634063
  3. ^ プレゼンの内容を整理する TAPS”. 日本放送協会NHK_for_School. アクティブ10プロのプロセス. 2022年12月9日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  TAPS法のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「TAPS法」の関連用語

TAPS法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



TAPS法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのTAPS法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS