16巻から21巻(福田陽平時代)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:37 UTC 版)
「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の記事における「16巻から21巻(福田陽平時代)」の解説
通常版 16巻 〜 21巻シリーズタイトル投稿者パッケージコメント16巻「卒業旅行」 坂本貴也(仮名) 投稿者Sさんが卒業の記念に友人達と訪れた沖縄での映像。その岸壁は美しい風景から有名な観光スポットとなっていたが、同時に自殺スポットの一面も併せ持っていた。そこで投稿者は自殺の原因を捉えてしまったというのだが…。 「引越し先に…」 岡あずみ 友人2人と共同生活をOさんが引越しの際の光景を収めた映像。運び込んだ家具を組み立てる友人の後ろにいるはずのない人物の影が…。そしてその後その部屋に住む友人の様子がおかしくなってしまったというのだが…。 「死の予告」 不明 製作委員会に差出人不明の人物から突如送られてきた大量の謎のビデオ。それは見知らぬ男の日常生活を淡々とうつした映像だった。誰が何の目的で送りつけて来たのか?そしてその結末にはあるとんでもない衝撃の映像が収められていた! 「体育館に唸る音」 松田優(仮名) 卒業前に思い出を残そうと体育の授業を撮影者のMさん。カメラのスチル写真機能でスポーツを楽しむ友人たちが次々と写されるなか、ある人物の写真だけがなぜかブレて写ってしまうという現象が起きた。そしてその直後に不可解な音が…。 「ライブハウス」 今井悠介、国定啓多、石井恵太、加藤翔 スタジオでバンドの練習風景を収めた映像。収録中、突然メンバーのKさんが気を失って倒れてしまった。後にその映像を見てみるとKさんにしがみつこうとする奇怪な手のようなものが写りこんでいた…! 「背後に佇む少女」 会川清司(仮名) 幼稚園の近くの駐車場で、友人達と落ちていたサッカーボールで遊び始めた投稿者のAさん。その様子を撮影した映像の中、友人の一人の背後に何者かの影が…。一見少女のようにも見える影の正体とは…? 「叫び」 遠藤剛志 Eさんがバイト先で知り合った彼女を公園で撮影した映像の中に不可解な声が混じり込んでいた。それを見た直後、彼女との連絡が途絶えてしまったという。取材班がその女性を探し出したところ、彼女の口から意外な事実が明かされることに…。 「シリーズ監視カメラ 誘い」 不明 事故が多発するという電車の踏み切りに設置された監視カメラ。昼間に収録されていたその映像のなか、通過する電車の窓ガラスには人のような巨大な姿が映りこんでいた。それはそこで多発する事故と何らかの関係があるのだろうか…? 「続・死の予告」 17巻「樹霊」 田辺幸助(仮名) 正月に実家に帰った投稿者が甥っ子を撮った映像。一見、公園で無邪気に遊ぶ幼い子供の微笑ましい記録に思える。しかし、その背後の樹木にこちらを覗くような不可解な顔が…。この公園にまつわる霊なのだろうか…? 「湖の底から」 菊池陽介(仮名) 閉鎖したボート乗り場に忍び込み、勝手にボートに乗って夜の湖で遊んでいた友人たち。その際、急にボートが揺れ、ビデオ撮影者は背中に冷たい感触を感じたという。一体彼らは何を撮影してしまったのだろうか…。 「死神の告知」 西村剛志(仮名)、飯田薫(仮名) 夜、若者たちがスケボーで遊んでいるところを撮影したビデオ。撮影者は不注意で車道に飛び出してしまい、トラックに轢かれそうになったという。その様子が克明に記録されているビデオを見直すと骸骨のような顔が…! 「防空壕の奥から…」 前田泰介(仮名) 地質調査のために撮られた資料映像。その中に穴の奥から和服を着た人影がこちらに近づいてくる映像が…。問題の防空壕は長い間放置されていたため、腐食が激しく人が入り込めるような場所ではないのだが…。 「叫ぶ手」 今村香奈(仮名) 多くの観光客やサーファーが訪れる美しい湘南の海。その湘南でサーフィンを楽しむ彼氏の様子を収めたビデオ。波の中から黒く不気味な手が伸びているのがはっきりと確認できる。海で亡くなった霊なのだろうか…? 「振り返る地蔵」 相川智子(仮名) 大学時代の友人と観光に出かけた投稿者。地蔵がたくさん置かれている、あるお寺でのビデオ映像の中に不可解な現象が…。別方向を向いていたはずの地蔵の顔が、振り返ってこちらを睨んでいるように思えるのだが…!? 「彼女の背後に…」 金子大輔(仮名) 大晦日、部屋で彼女を撮っていた投稿者。その背後に男の顔が…。さらに彼女が立ち上がると、その影も彼女を追うように動いている。その男の顔は、以前から彼女にしつこく付きまとうストーカーにも似てるというが…。 「呪われた病院」 前田洋介 大学の部室を改装した際、ロッカールームから出てきたビデオ。それは赤いビニールテープでぐるぐる巻きにされたうえ「危険」と書かれたメモとお札が入っていたという。そこにはある廃病院らしき映像が写っていた…。 「仲間に入れて…」 今居奈々(仮名) 中学校時代のクラスメイトが母校で小さな同窓会を開いた時の映像。久しぶりの再会にはしゃぐ同窓生。その中に自殺した同級生と思われる少年の姿が…。さらにスタッフが調査を進めると隠された因果関係が明るみに…! 18巻「黒狐の終末 第一章 止まらない脅迫の手紙」 黒狐 我々呪いのビデオ製作委員会に数え切れないほど大量の手紙が届けられている…。送り主は「黒狐」と名乗る者。脅迫めいたその内容を無視しておけなくなった我々は黒狐との接触を試みる。そしてついに我々を悩ませていた黒狐の呪いに終止符を打つ時が来た…! 「98話目に現れた霊」 秋山昌子(仮名) 怖い話を語り合い、1話終わるたびに蝋燭を1つ消し100本の蝋燭すべてが消えた時、幽霊の姿を見ることができると言われる百物語。投稿者はサークルの合宿で百物語を行っていたが、98話めの途中で異変が…。 「シリーズ監視カメラ 最上階に向かう霊」 岡山浩二(仮名) とあるマンションのエレベーターに設置された監視カメラが捉えた不可解な人影。問題のエレベーターは誰もボタンを押していないのに勝手に最上階に向かうというのだが…。 「取り残された座敷わらし」 木村幸太郎(仮名) 幽霊や物の怪の類は家に取り憑くものも多いという。長年住み慣れた家が取り壊される様子を記録した映像。寂しそうにその様子を見つめる家族の一方で、瓦礫の中に少女の姿らしき不可解な影が…! 「黒狐の終末 第二章 手紙に記された場所」 黒狐 「ビデオレター」 高木響子(仮名) 投稿者は単身赴任の夫のために幼い我が子の成長記録をビデオレターのように送っていたという。とある公園で元気に遊ぶ無邪気な子供。その背後に得体の知れない少女の姿が2度にわたって映りこんでいるのだが…。 「エコー映像」 S・Kさん 映像に写り込んだ奇妙なものが災いを引き起こすこともある。妊娠中、エコー映像に人の顔のような像がうつったという投稿者。その後、原因不明の突然死をした赤ちゃん。何か因果関係があるのだろうか…? 「黒狐の終末 第三章 対面」 黒狐 「覗く瞳」 岩崎順二(仮名) 中学時代に同級生の友人たちと近場の温泉に旅行に泊まりに行った投稿者。お菓子を食べながら楽しげに語らう少年たち。だが、その背後から異様な瞳が彼らを見つめていたのをカメラは逃さずに捉えていた…。 「呪われた家」 西山圭介(仮名) 投稿者らは有名な心霊スポットで肝試しをした際に不可解な映像を撮ってしまったという。廃墟の家の地下室から一目散に逃げ出した際、撮影者を除き3人しかカメラに写らないはずなのにもう1人の姿が…! 「黒狐の終末 第四章 黒狐の隠された過去」 黒狐 「黒狐の終末 最終章 呪い」 19巻「日曜日の公園」 野田薫(仮名) ビデオ撮影が趣味の投稿者は娘を公園で撮影していた際の映像。当日、公園には多くの家族連れがいたが、撮影者だけでなく誰一人その存在には気がついていない。実はその公園で過去に自殺があったというのだが…。 「シリーズ監視カメラ レンタルビデオ」 森田浩二 あるレンタルビデオ店の防犯カメラが捉えた幼い子供の足。店員の話によると、よくこのビデオ店を利用していた家族の子供が事故で亡くなったという。その子供の霊がさまよっているのだろうか…? 「御盆の夜」 佐藤聡 2年ほど前、投稿者がお盆休みで実家のある山形に帰郷した際に撮影されたビデオ。親戚一同が楽しげに語り合うなか、あるはずもない踏み切りの音が。取材班がテープを分析すると、その映像にはさらなる新展開が…! 「子供の日」 島田幸子(仮名) 子供の日に家族や近所の人々が集まり祝っている様子をうつした映像。そんな彼らを羨ましそうに覗き込んでいる奇妙な影が確認できる。同封の手紙によると、その家に住んでいる女性には、ある悲しい出来事があり…。 「着信」 佐藤慶太(仮名) 取材班のもとに送られてきた1通の手紙。そこには霊から着信があり、今も留守番電話にその声が残っているというのだが…?我々は、問題の着信が残る、とある岐阜の芸能プロダクションの事務所に出向くが…。 「学生映画に映り込んだ怨念」 加藤政人(仮名) ある大学の映画サークルで撮影された学生映画に映っている不可解な女性の霊。この映画は記録用にメイキングビデオも撮っており、同じ瞬間に収録されたそのビデオには、女性の影など全くうつっていないのだが…。 「パレード」 高橋恭子(仮名) 投稿者が高校生の頃、広報委員として文化祭の宣伝のために近所の商店街をパレードしている様子を収めたビデオ。賑やかなブラスバンドと学生たちの行進の中に、足踏みをしていない奇妙な足がうつっているのだが…。 「シリーズ監視カメラ 人身事故」 匿名希望 駅のホームに設置された事故防止用の監視カメラ。様子が普通ではない男性がホームをうろうろした後、そのまま線路に飛び降りる姿が!乗客たちは全く男性の様子に気がついていない様子だが…。 「続・着信」 佐藤慶太(仮名) 20巻「焼け残った怨霊」 藤岡涼(仮名) あるいわくつきの廃病院跡へ行った投稿者たちは、そこでとんでもないものを撮影してしまう。それは生首がふわりと浮かび、こちらへ向かって来ているように思える。我々取材班は早速その現場を訪れたが…。 「スタント」 緒方学(仮名) ある子供向け番組の収録中にうつった霊。アクションシーンのスタントをしていた投稿者は、さほど難しくないアクションシーンで失敗し、一歩間違えば死に至る大怪我を負った。そのテープを見直すと不可解な影が…。 「私がもう一人…」 中島理沙(仮名) 友達と横浜に遊びに行った投稿者は受験勉強を頑張っている友人に向けメッセージビデオを撮影していた。だが、その映像の中に被写体であるはずのSさんと全く同じ人物が…。最初は他人のそら似だと思っていたが…。 「暴力の理由」 K・Yさん ある夜、我々のスタッフルームに女性が助けを求めて飛びこんできた。女性は夫から度重なる暴力を受け、それに耐えかね離婚を決意。裁判での証拠にするため、彼女はその様子を隠しカメラで撮影することにしたが…。 「お料理会」 川村加奈子(仮名) 高齢者たちによる料理会の映像。投稿者は大学の映像サークルに所属しており、アルバイトということで祖父に頼まれ撮影をしていた。そしてその編集中、ある男性が使う包丁に不可解な影を発見したというのだが…。 「教育ビデオ」 前田幸子(仮名) 我々のもとに同じ内容の手紙が多数届いた。ある教育ビデオに不可解なものがうつっているというのだ。我々はこのビデオを制作した会社にコンタクトを試みた。だが会社はすでに倒産。そして意外な事実が判明して…。 「シリーズ監視カメラ 誰もいない会社に…」 木村祐二(仮名) とあるビルの警備員をしている投稿者は監視モニターで不可解な影を発見した。誰もいない会社で動き回る影…。投稿者によるとそのビルで起きた奇怪な現象はそれだけではないという…。 「添付された呪い」 遠藤望(仮名) 我々のもとにメールにまつわる体験談が寄せられた。ある少女の学校ではチェーンメールが流行していたが、その添付映像を見た者は不幸が起こったという。我々は映像を見ても無事だったと語る男性の元を訪ねたが…。 21巻「駅のホーム」 川原涼太(仮名) 大学のサークル仲間の飲み会でカメラを回していたという投稿者のAさん。帰り際の映像のなかに、駅のホームと電車の間の隙間から伸びた不可解な白い手が。駅は乗降客でごった返していたが、事件などは何もなかった…。 「ヘリコプター」 志水真希(仮名) 投稿者のBさんが観光でヘリコプターに乗った時の映像。上空から地上をうつしている風景のなかに、こちらに向かって話しかけているような顔らしき影が写り込んでいる。何かのメッセージを訴えているのだろうか…。 「余命」 近藤翔(仮名) 入院している友人を見舞った際のビデオ。その人物はすでに他界しており、このビデオが最後の映像になってしまったという。そこには友人の背後から除く人の顔が…。霊は彼の死期を感じ取り姿を現したのだろうか? 「誘拐」 金子雅子(仮名) 娘の誕生会の様子を収めたビデオ。少女Cちゃんの顔が恐ろしく歪んでいる様子が見て取れる。投稿者によるとCちゃんは現在失踪中だという。この地域では古くから「神隠し」の噂が絶えなかったという事実が判明するが…。 「消費者金融」 木村浩二(仮名) ある事情で消費者金融から借金をしてしまった投稿者。だがその金融業者の違法すぎる取立てに悩まされた投稿者は、ビデオでその記録を残そうと考えたという。そんな脅迫まがいの電話の音声のなかに不可解な声が…。 「オーディション」 Iさん 芸能プロダクションに勤めるDさんからの投稿。都内某所で行われたある映画のオーディションの様子を収めたビデオに影がうつっている。そのオーディションに使われた部屋では以前から霊現象が起こっていたという…。 「鏡の中」 Gさん 母親が幼い愛娘をビデオで撮影している微笑ましい映像。しかし、投稿者のEさんは、後でビデオを確認して言い知れぬ恐怖に包まれたという。娘の目の前にある三面鏡には現実の娘とは全く違う娘の姿がうつっていた…。 「文化祭の噂」 Nさん 都内のある高校に通っている投稿者。彼女は先輩から「絶対見てはいけない」というビデオの存在を知らされ、興味本位からその映像を探し出して見たという。古い演劇の映像のなかに、首を吊る男の姿がうつっていた…。 「続・誘拐」 金子雅子(仮名) 少女Cちゃん失踪の原因は誘拐なのか、それとも神隠しなのか?我々製作委員会はさらにこの不可解な謎を追跡取材。過去、神隠しにあった子供たちを供養するために描かれた掛け軸が祀られていた寺の存在を知るが…。 16巻より福田陽平を構成・演出に起用した。構成協力として実録! リアル恐怖DXの監督を務めた永江二朗や、口裂け女2やマリア様がみてるで脚本を務めた佐上佳嗣らが協力を行っている。尚、撮影と編集に関しては、福田が行っている場面が多い。音楽はDRA Music Factoryを起用した。福田の指揮下ではスペシャル版、バージョンX版などの派生作品が制作されず、通常版のみの一本化が図られた。福田初期の作風は各投稿物をタイトル紹介する際に一旦静止して紹介BGMを流したり、後期の作品ではアンチエイリアスの利いていないフォントを使用するなど、ホームビデオ風の原点回帰的な風潮が見られる低予算映画のような演出も見られる。また、巻頭に表示される「おことわり」を初めて採用した監督であり、これは22巻から起用される構成・演出の児玉和土もこの手法を採用。 演出補に関しては、女性演出補を中心とした描写が目立つ。16巻に登場した中晶子は、福田が構成・演出を務めた21巻まで登場。17巻と18巻で黒狐と対峙した門間しのぶや、20巻に登場して21巻の「誘拐」にて舞ちゃん失踪事件解明の為に取材を決行した近野恵美ら、女性陣が強いリーダーシップを発揮するシーンが度々見られる。
※この「16巻から21巻(福田陽平時代)」の解説は、「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の解説の一部です。
「16巻から21巻(福田陽平時代)」を含む「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の記事については、「ほんとにあった! 呪いのビデオシリーズの一覧」の概要を参照ください。
- 16巻から21巻のページへのリンク