16年ぶりに女性騎手が誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:21 UTC 版)
「2016年の日本競馬」の記事における「16年ぶりに女性騎手が誕生」の解説
JRAは2月11日、平成28年度の新規騎手免許試験の合格者を発表し、競馬学校を卒業する6名が合格したが、この中に女性の藤田菜七子(美浦)が含まれている。JRAで女性騎手が誕生したのは2000年の西原玲奈(当時栗東所属。現調教助手)以来16年ぶりで、また2013年9月に増沢由貴子(当時美浦所属。現調教助手)が現役を引退してから女性騎手が不在だった状態も解消された。3月1日付で騎手免許が発効され、3月3日の川崎競馬でデビュー。この日は6鞍に騎乗し、第5競走では2着に入線する健闘を見せた。さらに3月5日施行の中山競馬第2競走でJRAデビューを飾り、こちらも2着に入線する好騎乗を見せた。そして、3月24日に施行された浦和競馬第3競走においてデビューから通算36戦目にして初勝利を挙げ、さらにその後行われた第6競走でも勝利した。その後、4月10日に施行した福島競馬第9競走でデビューから通算51戦目にして念願のJRA初勝利を挙げた。JRA所属の女性騎手が勝利したのは2004年6月20日に増沢が記録して以来、約11年10か月ぶりとなる。 なお藤田は「2016年の中央競馬の盛り上げに大いに貢献した」として、12月21日に東京都内で開催された「有馬記念フェスティバル」の席上で師匠である調教師の根本康広(美浦)と共に特別表彰された。
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