近所の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 02:05 UTC 版)
弓子 そばかす顔の女子高生。犬が苦手なのに、犬に好かれる因業な体質を持っており、たびたび人懐っこいベルに顔を舐められ泣かされている。 犬嫌いになったのは幼少時に臀部を犬に噛まれてしまい、傷が残っているため(つまりトラウマ)。 ある日のこと、置き去りの荷物の中にいた生まれたてのブルドッグ(後のプル)に懐かれてしまい、仕方なく家族に相談した所、母が大賛成して飼うことに。ブルドッグはプルと名付けられ、飼っていた当初はやはり怯えていたり現実逃避していたりしたが、今ではこのプル限定で完全に骨抜きになっている。 想いを寄せる憧れの先輩がおり、彼の前では演技ぶって強がってしまう乙女。 沼井征次郎 すずの家の近所に住む老小説家。一般小説の他、児童文学も手がける。子供好きというよりは子供そのもの。すずとベルにおちょくられては、仕事もせずに一緒に暴れまわる毎日を送る。すずらが遊びに来た日は一日機嫌がいいほど馬が合っている。すず一家とは家族ぐるみの付き合いで、一緒に遠出をしばしばしている。 最近は縁のある組に所属しているヤクザの辰政と意気投合している。 沼井和美 沼井家に嫁いだ女性で、征次郎のマネージャー的存在。征次郎の大人気ない振る舞いに困りつつも、すず達の来訪にノリを合わせてそれなりに楽しんでいる。舅である征次郎を理解しつつも、口実を付けて外出しようとする彼をカニばさみで阻止するなど容赦ない面もある。 沼井寂光 沼井征次郎の孫娘で、「じゃっこう」の名も彼がつけたもの。しかし幼子にはふさわしくないと、「じゃこちゃん」と呼ばれており、すずからはカエルに似ているという理由だけで「げろこ」と呼ばれている。 バスケットや風呂敷など荷物にいつの間にかまぎれ、さらにいつの間にか紛失されているため、今一つつかめない行動をとりがち。 辰政 複数人のチンピラを一人で片付けてしまう強面の武闘派ヤクザ。しかし、本性はかなり大甘の犬バカで、ペットの「竜」の毛並みには厳しい。自身がノックアウトしたチンピラに竜が小便をかけるため、「犬ションの辰政」の異名を持つ。ただ、肝心の竜がベルに〆られたことには気付いていない。 吉春琴子 月子のクラスメイトの女子高生。視力障害者だが臆せず弓子と同じ高校に通学し、バンド活動をたしなむ(校内での人気は高い)。年齢に比して大人びて見えるが、すずとベルがからむと彼女達と同レベルの行動になってしまうものの、盲導犬でもある飼い犬のビリーを唆すベルにネックハンギングツリーを仕掛けるなど、余計な真似をするならば人でも動物でも容赦しない。一方ですずの音楽的才能を認めており、一緒に学園祭に出演したり自宅でセッションしたりすることもある。名の由来は谷崎潤一郎の『春琴抄』から。 犬飼医師 獣医。院長でユキの上司。優しく寛大な性格だが、動物たちからは微妙にナメられている。妻と死別しており、ユキと付きあっている。コロッケにたびたび尻の穴を攻撃されて悶絶している。後にユキと婚約するも、今度は娘アカネとユキの関係に悩んでいる。 アカネ 犬飼の前妻の娘。しっかりした性格だが、ユキへの敵意と反抗心は強烈で手がつけられない。母の死後、家事を一手に引き受けており、特に料理の腕は高い。また、小説家・沼井征次郎の大ファンであり、彼と対面する話では性格が一変(猫をかぶる)した。 「pixiv」での連載再開後ではユキへ家事に対する説教をする一方、ベルと一緒に写った写真に「限って」インスタグラムなどでバズってしまい、ネット界隈では「グレピのアカネ」と呼ばれるようになる。
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