すず一家とは? わかりやすく解説

すず一家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 07:06 UTC 版)

ながされて藍蘭島の登場人物」の記事における「すず一家」の解説

東方院 行人とうほういん いくと) 声 - 下野紘保志総一朗本作品の主人公2月15日生まれ血液型A型14歳身長151cm。体重40kg。中学3年生。とある勘違いにより父親ケンカして家出しこれを機に行方不明になった母親探すことを考え沖縄行き客船乗船するが、運悪く転落5日間の漂流後、さらに嵐に巻き込まれしまいには大波にも飲まれ意識を失う。その後藍蘭島漂着し魚釣りをしていたすず釣り上げられた。 大の負けず嫌い父親再三言われたことから「無理」や「できない」という言葉大嫌い。島からの脱出試みるも失敗し結局すずの家に居候する。 原作27話(アニメでは第5話)の時点で、藍蘭島動物との意思疎通ができるようになる父親に対して嫌悪感持っているが、祖父に対しては(苦手ながら)尊敬し、その教え守ろうとしている。 「男は女を守るもの」という紳士的(あるいは旧弊)な思考を持つ。 食べ物では古風な家柄のためあまり食卓に並ばなかったせいもあり、肉が苦手でカレーが大好き。 高所恐怖症祖父による過激な指導原因)。 日本にいた頃、あまり同年代女性接点がなく、男がいなかったせいで羞恥心が薄い藍蘭島少女たちの大胆な行動に、毎度のように鼻血吹いている。島民の間では「特技」「島の名物」「鼻血芸」などと呼ばれている。特に、隙があれば一緒に風呂入ろうとするすず達には困っている一人称は「ボク」。ゆきのと同居している動物たちには「いくいく」と呼ばれる祖父から剣術教えられており、藍蘭島ではからあげ稽古をつけてもらっている。そのおかげで腕前藍蘭島のぬしたちにハンデありとはいえ互角に渡り合えるまでに成長し最近では東西南北のぬしに狩り競争勝ったことから、北の荒くれ者達に度々勝負挑まれている。 小柄華奢な体格だが、筋肉質である。スポーツ基礎的な陸上競技得意だが、コントロール悪く球技一般大の苦手。 頭脳明晰な方。しかし絵や工作大の苦手で「学校での美術成績は1だった」と語っている。藍蘭島学校では高学年クラス教員任されている。担当算数。 実は3年前長政によって妖怪などの一部オカルトに対して否定的になる暗示かけられていたため、幽霊妖怪魔法といった自分理屈理解しがたいものは信じず、宇宙人UMA妖怪以外)など、科学的に証明できそうなことは受け入れる。しかし、夢の世界行ったことで暗示がとけ、妖怪などにたいして肯定的になっている。なお、元々が理論派なため、現在でも感情より理屈優先する推理小説好き。藍蘭島推理小説紅夜叉シリーズ」の愛読者でもある。 恋愛には疎く島の女の子達の好意や、やきもちなどに気づかない(まちにいきなりキスをされた理由すら分かっていない)。特にすずのことは妹のように思っており、よこしまな目では見ていないと主張している。 人気キャラクターランキングではすず以外の女性キャラクター抑え2位獲得するなど大健闘をみせる。この結果には当の本人作者も非常に驚いている。 すず 声 - 堀江由衣 本作品のメインヒロインもう一人主人公藍蘭島民。10月9日生まれO型13歳身長151cm。体重40kg。 世話好きで優しい性格だが、マイペースなところが行過ぎてしまうこともある。一人称「私」で「うにゃ」「ふみぃ〜」などの猫語口癖行人のことは「行人」と呼ぶ。行人からは「すず」、りんには「すずっち」と呼ばれている。単行本では現在全巻表紙登場している唯一の人物である。 青みがかった黒目とび色のストレートロングヘアーが特徴。髪は藍色大きリボンポニーテールまとめている。また、13歳とは思えないほどの“ないすばでぃ”で、年上なのにお子さま体型なあやねに激しくうらやましがられている。ただ、そのあやねによると初潮迎えていないらしく、まだ子供の作り方知らない両親不在父親高虎12年前の一件で島の外に流され母親すずらん3年前行方不明になっている行人が来るまでは、島で唯一の1人暮らしをしていた。これらの事情により家事全般が得意。また見かけによらず力持ちで、他の島民たちの手伝いをして日々の糧得ている。島民には「しっかり者である」という評価をされているが、実は少しさみしがり屋。そのため、行人との同居をとても嬉しく思っている。 南のぬしであるしまとらに合気道柔術の手ほどきを受け、島内でも屈指の運動能力を誇る。さらに、激怒すると「眠れるにゃんこ」が目覚めてトランス状態になり、猫拳を操る女狂戦士変貌反面大の勉強嫌いで、特に算数など計算が苦手。ただし、子供のころ母に教わった将棋囲碁腕前一級で、行人から教わったチェス短期間マスターし逆に負かしてしまうなど、学習能力は高い。 甘党で特に海龍神社巫女一族秘伝豆大福大好物。これが関わる理性吹っ飛び他のことがどうでもよくなるお風呂も大好きで、特に「みんなでわいわい入る」ことや「洗いっこする」ことを好み、よく行人いっしょに入りたがっては彼を困らせている。逆に苦手なものカレーなどの辛いもの全般と、お化け怪談の類。 寝相悪く寝ぼけ水瓶風呂勘違いして風邪をひいたり、寝返り行人強烈なキックお見舞いして家の外にふっ飛ばしている。実は12歳までおねしょをしていた。 島内唯一行人異性として意識していなかったが、同居生活が長びくに連れて無意識に行人淡い恋心を抱くうになる本人はまだその想い自覚しておらず、今のところ行人よりも甘いものの方が優先度は上。また、あやねが自分イタズラてこないことに寂しさ感じたすずの中では行人よりもあやねが大き部分もある。しかし、他の女の子仲良くしている行人無意識に邪魔したり、強烈な殺気ぶつけてびびらせるなどヤキモチ妬きな面を見せている。それ故に、現在ではこの行動が「藍蘭島名物 すず嫉妬」とまで呼称されている。 東方院 美咲とうほういん みさき) 声 - 清水理沙 行人の妹。中学2年生5月生まれ牡牛座14歳AB型身長154cm。体重41kg。当初回想のみの登場おぼろげな肖像だったが、第50話ではっきりと描かれ19巻で本登場した一人称「私」長い髪一部を細い三つ編み にし、後ろチェックリボンまとめている。胸はあまり大きくなかったが、行人がいない4ヶ月の間にすず上の大きさまで成長した合気術の使い手藍蘭島付近行人捜索中行人願い受け付けた毛玉の妖怪によって藍蘭島呼ばれ行人連れ帰るために粉雪契約してやしろの妖術サポート受けたすず達と戦い勝利を収めて連れ帰る直前までいったものの、最後は島に残ることを決断した行人本人との決闘敗れた。現在は藍蘭島住民として、かつての行人同様非常識な藍蘭島面々振り回される日々送っている。 実は義妹であり、本人誕生日が行人と3ヶ月しか違わない事、血液型両親からは誕生し得ない事などから既に気付いていた。 行人のことは「お兄ちゃん」と呼ぶ。本人曰く、ゆきのぐらいの年頃には行人恋しており、自分義妹だと気付いた後は、段階的にアプローチをかけ、大事な話があるという理由でのデート約束取り付けていたが、その直後行人家出してしまっていた。ボトルメッセージを受け取った後、行人女性だけの藍蘭島に居ることに危機感抱いていたが、実際にはその危機感超えた状況であったため、島の女子達に強い対抗心嫉妬心ぶつけて行人争奪戦先頭立っている。なお美咲想い行人以外の家人には公然の秘密だった。 本気でキレる行人を「お兄様呼びし、降らせていた。 暑さ弱く冬でもアイス好きであり、10歳からは夏ごとに体調悪化していたのだが、実は雪女半妖であり、普段長政製の術印が書き込まれSDカード妖気補っていた。25巻でオババから藍蘭島出身者であることを明かされた。本名はみさきといい、政宗とつららの娘でありみちるの実妹出身地帰り粉雪契約したことで体調安定した妖術扱いには慣れていないため(姉妹発覚する前に)みちるとの勝負敗れて弟子となっている。 かつて藍蘭島男たち参加していた舟釣り大会の際、赤子だった美咲正宗おぶって参加したため一緒に行方不明となってしまった が、最初帰還者となった。島の外に出てから東方院家に引き取られるまでの経緯不明ゆるキャラ動物が大好きで、藍蘭島動物妖怪などに対して悲鳴をあげるほど喜んでおり、許容量超える鼻血まで噴き出してまったりという行人彷彿とさせるその姿は、すずをして「血は繋がってなくても兄妹って似るんだね」と言わしめるほど。オーストラリア旅行ではコアラ密輸しようとした他、北のしま子拉致ようとしたり、犬猫の住む南の森では出血多量におちいったりし、幻十郎を泣いて逃げるほど追い詰めるまで執拗につきまとったアニメでは最終回登場最初から顔が描かれている。兄を探すうちに海で遭難し住人全員男の“藍蘭島”に漂着快適な生活送っていて、帰国する気はないらしい。粉雪こなゆき美咲契約している雪の精霊で小雪の妹。小雪違い人間少女の姿をしている。召喚されていないはずなのに、なぜか現世出てきて、召喚者(美咲)のニオイがする行人契約してしまった。その後2歳時に仮契約していた美咲契約した上半身になった行人見て頬を染めるなど、島娘たちより女性らしい反応をする。 実はおしゃべりだが、精霊は本来契約者以外とは会話できないため、美咲以外からはどんな言葉も「おー」としか聞こえない美咲契約後はコマ端々誰かマネをしているシーンがある。 とんかつ 声 - 渡辺明乃細野雅世今作マスコットキャラクターすず同居している子豚2歳アニメ版13話より)。マンガ18巻の第100話で3歳になっている。「ぷ」または「ぷー」としかしゃべれないが、他の動物同様に人語解し、字を書くこともできる(九九完璧に会得)。男の子海龍様の目。 頭と胴体が一体でまん丸い身体をしている。足がないよう見えるが実はちゃんとある(骨格はあるが、先端以外は肉に埋まっている)。移動時はボールのように跳ぶ縦に体を伸ばすともできるまた、大量空気吸い込んで巨大化し、クッションにもなる。 行人気に入っていて、出かける時は行人の頭の上指定席。いつも、行人すず近くで、何かパフォーマンスをしている。 冷や奴好物豆大福は鼻や耳などにべとべとくっついてしまうので、うまく食べられない将棋の駒を盤に置く時の音好き。地震が嫌い。きのこ探し、特にマツタケを見つけるのが得意。 泳ぐ時は、鼻を真上向けて浮かぶ。手がないので目を覆う時は耳たぶを使う。これ以外にも耳たぶを手の代わりに使っている場面がある。 幽体離脱したすずらんについてきてすずのそばに居ることになった動物博士である秀秋からも珍しいと称されていた。

※この「すず一家」の解説は、「ながされて藍蘭島の登場人物」の解説の一部です。
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